2024/11/23

リベンジ山行

プーチンが(ウクライナの発表によると)ICBM(後にロシアは中距離弾道ミサイルと発表)を使って空爆を行った。
今回は通常弾頭だったらしいが、核弾頭を搭載すれば、いよいよ核戦争になってしまう。

なんということだ。

明日にも人類が滅びるかもしれないので、晴れたら山に向かおう、と思った。

昨日(11月22日)、多少の雲はあったが、概ね晴れていたので、とりあえず桃沢川沿いに登って、つるべ落としの滝の手前あたりで昼飯食って帰ってこようと、家事を済ませてから出かけた。

10時45分、水神社駐車場で登山靴(トレッキングシューズ)を履き、ショートスパッツを装着。
これで靴の中に入ってくる土くれや小石や小枝に悩まされることもないぞ、と気分良く歩き始めたら、林道のゲートに「通行禁止」の札が掛けられていた。

Img_20241122_105257

つるべ落としの滝あたりで通行禁止になっている可能性は考えていたが、登山口からかぁ〜。

ちょっと考えて、長泉森林公園に移動することにした。
池の平から位牌岳に至る稜線歩きにルート変更することにしたのだ。
曇って寒かった先週の山行のリベンジである。

ちなみに、スパッツまで着けてしまったトレッキングシューズを脱ぐのが面倒だったので、そのまま運転したが、まったく問題なかった。
さすがスズキの車である。
長時間の運転となると、足首に負荷がかかるので難しいだろうが。

11時10分、長泉町森林公園駐車場着。
11時50分、池の平展望公園着。

積雲の底が近くて、愛鷹山や位牌岳の山頂に引っかかりそうである。

雲の影が駿河湾に落ちていて、平たく小さな島が連なっているように見えた。

Img_20241122_114927

池の平から位牌岳に至る稜線の道を歩く。
何度も雲が頭上をよぎり、雲間からの陽光で対面(トイメン)の斜面の紅葉が輝く。

Pb2213972

先週昼食を摂った地点を通過する。
ときおり吹く風が冷たかったからだ。

13時10分、標高1120mの地点で昼食とする。
景色も日当たりもよく、風も弱ってきたので、このあたりで良かろうと考えた。

Img_20241122_131254

ひょっとするとここは、2022年11月に昼飯を食ったところと同じ場所かもしれない。

駿河湾と愛鷹山、位牌岳(の手前の山?)を眺めながら、湯を沸かし、カップヌードルを食べた。

位牌岳方面の斜面のどこからか、シカの鳴き声が聞こえた。
オスがメスを呼ぶ、ラブコールである。

ほんのちょっと、山頂だけだが、富士山も見えた。

Pb221405

位牌岳から裾野市方面へ伸びる尾根の木々も色づいていた。

Pb221400

昼食後、同じ尾根を引き返す。

標高1032mのピークと1250mのピーク(位牌岳のすぐ手前)の間は痩せ尾根だ。
尾根上の道は細くて、細かな上下を繰り返す。
道の両側は切れ落ちた急斜面なのだが、木が生えているので全く怖くない。

Pb221402

そんな稜線歩きを楽しみながら、紅葉と黄葉の写真を撮った。

Pb221408

逆光だから露出が難しいかなぁと思ったが、だいたいカメラ任せ(絞り優先オート)か、プラスマイナス0.3evの露出補正でなんとかなった。

Pb221409

遠景の伊豆半島をくっきり表現するには、-0.7evの露出補正が必要だった。

Img_20241122_135514

標高1000mくらいでは、ブナの黄葉は終わり、登山道や林床は褐色のブナの落ち葉で覆われていた。

Pb221417

苔の上の紅葉。

Pb221421

じつはこの苔は、稜線に露出した岩の上に生えたものだ。
この岩は、溶岩だろうか、溶結凝灰岩だろうか。

Pb221422

紅葉・黄葉の鮮やかさを強調するときは、明るめに補正(+0.3ev)すると良いようだ。

Pb221424

馬の背状の稜線。
シカの食圧によるものか、ササは枯れている。

Img_20241122_141613

カエデの黄葉と、葉の残るブナ。
ブナの幹にはキノコがたくさん生えている。
ツキヨタケだろう、たぶん。

Pb221428

標高900mのブナの下限と思われるあたりでは、まだ黄葉が残っていた。

Pb221429

池の平の手前で広葉樹林は終わる。

Pb221430

14時40分、池の平展望公園着。
池の平から先はヒノキの植林の中を下る。

15時15分、長泉町森林公園駐車場着。
帰路、ガソリンスタンドに寄ってから家に帰った。

続きを読む "リベンジ山行"

| | コメント (0)

2024/11/10

秋の夕暮れ

秋は、夏から冬への傾斜、というか斜面の途中、というイメージを持っている。
おそらく地球温暖化の進行により、その傾斜は急斜面になっていくのだろう。

……なんてことを考えながら、扇風機を仕舞い、竹のカーペットをホットカーペットに替え、夏用の布団を冬用の布団に替え、居間の腰窓にポリカーボネートの内窓をセットするなど、防寒対策を進行中の昨今。

それなのに、まだ幼虫の姿で大丈夫か? と心配になった庭のルー(ヘンルウダ)のナミアゲハ。
立冬を過ぎてるよ?!

Pb081297

一昨日・昨日、晴れていたので夕暮れ時の散歩の際、門池公園で写真を撮った。

このカキは渋柿だ、多分。

Pb081308

茶(チャノキ)の花。
小さくて白い椿のような花。

Pb081309

サクラの枝越しの上弦の月。
このサクラの枝に引っ掛かったはずの紙飛行機は、どこへ行ってしまったのだろう。

Pb081311

130年の観測史上最も遅い初冠雪が観測されたはずの富士山。
その手前の愛鷹山の稜線部はそろそろブナの黄葉が見頃のはず。
弁天島の石垣の上にちょこんととまっているのは……。

Pb091316

カワセミ。
この個体は、下嘴が赤いのでメス。

Pb091324

なんだかジュリア集合(フラクタル図形)みたいだなぁ、と思った雲。

Pb091325

ジャージャーと警戒の声を上げるシジュウカラ。
彼が警戒しているのは、儂です。

Oi000002

カルガモ、オオバン、コサギ、チュウサギという珍しい集合写真。
なぜかこのコサギとチュウサギは仲が良くて、よく一緒にいるのを見かける。

Oi000001

日没直前の門池。

Pb091332

-0.3ev くらいの補正をかけると、肉眼で見た感じの印象に近くなる。
こういう補正を、ファインダーを覗きながらダイヤルを回すだけでできることは、スマートフォンに対するデジタルカメラの優位性の一つだと思う。

 

| | コメント (0)

2024/11/02

マクロレンズで秋の庭の花を撮る

急な解散総選挙があったり、女川原発が再起動したり、ガザでは空爆が続いたり、ロシアが北朝鮮軍兵士をウクライナに派兵したりと、なんだか世の中ガチャガチャで溜め息しか出ないが、ようやく季節は秋に傾いたらしい。

カメラに60mmマクロレンズを装着して庭に出る。

芝生に生えたコミカンソウが小さな果実をつけていた。

Pa311265

果実をクローズアップすると、小さなミカンのような形だ。

Pa311264

駐車場のコンクリートの隙間からヒメツルソバ(ポリゴナム)が茎と葉を広げ、ポンポンのような花を咲かせていた。
たくさんの花の集合体で、ピンク色なのは蕾と咲いている花、受粉して果実が成長中の花は白っぽい。

Pa311268

花をクローズアップすると、5弁の離弁花であることがわかる。

Pb011272

次の写真はオニタビラコ。
こちらも5弁だが、合弁花なので先端が五つに分かれた1枚の花びらに見える。

Pb011274

マクロレンズは拙者の際にその能力を発揮するが、スナップ写真にも向いているそうだ。
公園にオオバンとコガモが渡ってきたので、マクロレンズで撮ってみた。

Pa311270

手前右寄りの4羽がオオバン、右奥の足が短いのがコガモ。
フォーサーズシステムの60mmマクロは、35mm(フィルムカメラ)換算で120mmの中望遠になる。
野鳥を単独のクローズアップではなく、生態写真や風景写真として撮るとき、マクロレンズを使うという選択肢もあるかも。

| | コメント (0)

2024/10/20

紫金山・アトラス彗星を見た

本日(10月20日)18時過ぎ、沼津市の自宅二階のベランダから紫金山・アトラス彗星を見た。

日没から約1時間後の西の空、金星の右斜め上、地平線から30度くらいのところに見えるという情報を元に、双眼鏡で探したところ、へびつかい座ラムダ星のすぐ右にぼんやりとした光を発見。
プロミナー(ネイチャースコープ/地上望遠鏡)で確認したところ、太陽と反対の方向(左上)に尾を引いているようすが確認できた。

カミさんとムスメたちも見たが、残念ながら「長大な尾を引く明るいほうき星」ではなく「なんだか恒星や惑星ではないぼんやりした天体」としてしか観察することができなかった。

さて、OM-5 は星空を撮影するのに適したカメラらしいのだが、まだそこまで使いこなしていない。
うまく撮る自信がないので、とりあえず「星空AF」で星にピントが合うようにして、広角の14mm(35mm換算で28mm相当)を西の空に向けた。
絞り優先オートで F4(開放)、1/4秒、ISO6400 である。

Pa201203

画面上方の明るい線は、ウチの雨樋に反射した街灯の光で、星の光は拡大しないと見えない。
画面下方の影は隣家とその庭木で、金星は庭木の陰に隠れてしまっている。

画面中央やや上をトリミングして拡大すると、次のような具合。
左側の光がへびつかい座ラムダ星、黄色い丸の中のぼんやりした光が紫金山・アトラス彗星である。

Screenmemo_20241020203244

もう少し狙いを定めて望遠で撮るとか、多重露光で明るくするとか、工夫の余地はあるのだが、何しろ昨日から10℃くらい気温が下がって寒くなったので撤収した。

紫金山・アトラス彗星の軌道は、双曲線だそうだ。
ハレー彗星のように何年か(何十年か何百年か)ごとに回帰する彗星の軌道は楕円で、太陽の近くをぐるっと回ってまた戻ってくる。
双曲線軌道を描く彗星は、生まれ故郷の太陽系外縁部(オールトの雲)から太陽の引力に引かれて落ちてきて、太陽の近く(つまり地球の近く)を通って、そのまま太陽から遠ざかり、太陽系から出ていく。

つまり、儂ら地球上の人類が紫金山・アトラス彗星を目にするのは、今回が最初で最後なのである。

紫金山・アトラス彗星は9月24日に近日点を通過し、現在太陽から遠ざかりつつある。
太陽から遠ざかるにつれて彗星本体(核)は冷えて、放出されるガスや塵も減っていく。
今月末には確認するのが難しくなるだろう。

去っていく紫金山・アトラス彗星を、今月中にもう一度見られるだろうか。

続きを読む "紫金山・アトラス彗星を見た"

| | コメント (0)

2024/10/14

夏の終わり=緑のカーテン撤去

ようやく少し涼しくなったので、ダイニングの窓の外の緑のカーテンを撤去。
緑のカーテンと言っても、毎年勝手に生えてくるリュウキュウアサガオを誘導して、ベランダから4本吊るした園芸用の細引きにつるを絡めるようにしただけのものだ。
そのリュウキュウアサガオのつるを剪定ばさみで切り、細引きとペグを回収して、撤去完了。

今年は庭先に出没するカメムシが多かったが、リュウキュウアサガオにつくカメムシは例年よりも少なかった。

ちなみに、リュウキュウアサガオにつくカメムシはホオズキカメムシで、庭のカツラにつくのはチャバネアオカメムシである。
チャバネアオカメムシもよく見ると可愛い顔をしている(個人の感想です)。

Pa101175

そのカメムシも庭の木々では見かけることもなくなり、夏の終わりを実感するが、油断できない。
網戸の隙間や洗濯物や干した布団にくっついていることがあるからだ。
カメムシは成虫で越冬するので、冬越しに適した場所を求めてアチコチに潜り込むのだ。

とはいえ、庭では元気に飛び回っている虫もいる。
とりわけウラナミシジミは数匹が乱舞して、イヌタデやらローズマリーやらツユクサ(の名残)やらにとまったり、卍飛行をしたりしている。

Pa141194

Pa141197

Pa141200

新しく買ったマクロレンズの被写界深度をまだ把握できていなくて、狙ったところにピントが合っていなかったりする。
OM-5 には深度合成とかの高度な機能もあるようだが、まだ使いこなせていない。

使いこなせる日は来るのだろうか?

続きを読む "夏の終わり=緑のカーテン撤去"

| | コメント (0)

2024/10/05

マクロレンズを買った

粘菌(ムラサキホコリ)をもっと寄って撮りたかったなぁ、でも年金暮らしだからレンズ購入は出費だよなぁ、などとダジャレのような悩みの末、マクロレンズを買った。
M.ZUIKO DiGITAL ED 60mm F2.8 Macro/F2.8 である。
発売開始時期がちょっと古いので、鏡筒やキャップに刻印されたブランドは OM SYSTEM ではなく OLYMPUS になっている。

早速庭のローズマリーで吸蜜するウラナミシジミを撮ってみた。

Pa041168

35mmカメラ換算で120mm相当の中望遠レンズなので、やや離れたところから狙える。

トリミングして拡大すると次のような具合。

Psx_20241005_165524

シジミ類のキュートな縞模様のソックスや触覚がよく写っている。
背景のボケ具合もいい感じ。

次の写真は同じくローズマリーにやってきたヤマトシジミ。

Pa041167

拡大してみると、蝶の翅の鱗粉や、ローズマリーの腺毛まで写っている。

Psx_20241005_165652

レンズ自体が軽いので(フード込みで200gくらい)、散歩のときに持ち歩きたいと思う。

続きを読む "マクロレンズを買った"

| | コメント (0)

2024/10/01

玄関先のムラサキホコリ

自動車で通勤しているとき、3台の車を駐めるため、玄関先に駐車スペースを作った。
枕木を埋め、隙間に芝を植えた。
退職後は車を駐めることはないが、枕木の隙間に勝手にカタバミが生えたり、タイムを植えたりしたので、ちょっとした前庭のようになっている。

9月28日土曜日の朝、その枕木の上に黒っぽい塊があるのを見つけた。

P9281154

猫かなにかのフンかなぁ、と思ったが、よくよく見ると筋状の構造がある。

P9281153

変形菌(真正粘菌)のムラサキホコリである。
細長い胞子体が束になったもので、胞子体の付け根には柄があり、枕木の表面に固着している。
胞子体は束になっているが倒れていて、チューブから絞り出した絵の具か何かのようだ。

上の写真が午前7時48分、下の写真が午前11時33分に撮ったもので、この4時間の間に紫色がかった黒色から、焦げ茶色に変化している。
胞子の放出が始まったのだ。

P9281157

翌日(29日)の朝には胞子を放出しきって、胞子体は抜け殻のようになっていた。

P9291158

半世紀前、神社の切り株の上で初めて変形菌(粘菌)の胞子体を見つけたときに図鑑で調べたら、「ムラサキホコリカビ」という名前で載っていた。
現在は、変形菌はカビ(真菌)とはまったく異なるグループであることから「ムラサキホコリ」と呼ぶようだ。

変形菌は落ち葉や枯れ枝、土(土壌)のあるところには、どこでもいる。
山の中で大キジを撃っていて、眼の前の朽ちた木の枝に、黄色いモジホコリの変形体を見つけたこともある。
自宅の庭や玄関先でも、成長中の変形体かな?と思わせるシミのようなものや、胞子を放出し終えた残骸を見たことがあるが、移動する変形体やできたばかりの胞子体を見たことはなかった。

ようやく自宅で「できたて」の胞子体を見つけることができた。
まぁ、胞子を広範囲に飛ばせるような開けた場所に、変形菌が出てきてくれたから、見つけることができたわけだが。

しかし、見つけたら見つけたで、より拡大して記録できるように、マクロレンズが欲しいなぁ、などと思ってしまう。
現在使用中の標準ズームレンズ(14‐150mm、35mm換算で28-300mm)では、やはり限界を感じるのだ。

| | コメント (0)

2023/09/28

暑さ寒さも彼岸まで……と思って我慢してきたけれど

もう9月も終わろうかというのに、今日は30℃超えの真夏日。静岡県内でも35℃を超えて猛暑日となったところがあるらしい。

彼岸の頃から朝晩は涼しくなって、冷房や扇風機を使わなくても寝られるようになってはいるが。日中は暑い! 先週末との気温差が酷い。

急に気温が下がった先週土曜日(秋分の日)の夕方、ミズヒキの花穂に留まった状態のまま動けなくなったヤマトシジミを見つけた。

P92303932

ようやく日中の散歩もできるようになったかなと思った月曜日、鮎壺の滝まで歩いた。まぁ結構暑かったのだが。黄瀬川の河原の石に妙な穴が開いているのを見つけた。

Img_20230925_164543

直径3cmほどで、石を貫通している穴もある。どうやら溶岩樹型のようだ。この石は木立に流れてきた溶岩で、冷えて固まったときに木の幹や枝(の燃えて灰になった跡)が穴になったのだろう。

火曜日からはまた日中が暑くなったので、日没の頃に散歩に出るようにした。

公園の入口のエノコログサに、傾いた陽が射していた。こういう写真をスマートフォンで撮るのは難しい。一眼レフなら、ダイヤルを回してマイナス補正してやれば簡単だ。

P9250406

最近発見したのだが(マニュアルが500ページもあるのでなかなか読み進められないのだ)、OM-5には「デジタルテレコン」という機能があった。センサーの中央部分だけをトリミングすることで、テレコンバーターを使ったのと同様の効果を得るというものだ。望遠レンスが超望遠レンズになるのである。デジタルテレコンをONにして、ズームレンズの望遠側にして月を撮ってみた。35ミリ換算で600mmとなり、クレーターや海がはっきりわかるように撮れた。

P9250411

さて、夕方に散歩すると珍しい現象を見ることがある。夕日をぼんやり眺めていたら、その左側(南側)に幻日が出ていた(幻日については過去にも書いている)。縦になった短い虹のようであるが、見られる時間もサイズも短いので、気づく人は少ないようだ。

P9260415

珍しいといえば、ウチの玄関先にあったコレ↓はなんだろう、と気になった。

P9270419

先週気づいたときには白い泡の塊のような感じで、カマキリの卵塊かと思った。しかし、カマキリはこんなふうに草に卵を産み付けたりしないし、カマキリの卵塊ほど形が整っていなかった。白い泡はやがて黄ばんできて、触ると崩れて黒い埃のようなものが舞った。

こりゃあ胞子だな、ということは粘菌の子実体かも、と思って調べてみたら、どうやらススホコリという粘菌らしい。放っておけば、胞子が発芽して粘菌アメーバとなり、集合して移動する様子が見られるだろうか。

天にも地にも、驚異は満ちている。

| | コメント (0)

2023/09/01

スーパーブルームーンを撮った

昨晩(8月31日)23時半ごろ、そろそろ寝ようと2階のベランダの雨戸を閉めようとしたとき、南の空高く満月が輝いていた。公転軌道上の位置関係で月が地球に最も近づくため、大きく見える「スーパームーン」だそうだ。さらに、今月は8月2日に続けて2回目の満月である。ひと月のうちに2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶので(青く見えるわけではないが)、この月は「スーパーブルームーン」だそうだ。

P83103762

慌ててカメラを持ち出し、手持ちで何枚か撮ったうちの1枚。本当の満月になったタイミングは8月31日の10時36分だったので、それから13時間経っている。そのため右側(西側)がほんの少し欠けている。上の写真の右端が円弧ではなく、クレーターの影で凸凹になっているのがわかる。

上の写真は、じつは下の写真をトリミングしたものだ。35ミリ換算300mmの望遠では、そんなに大きく撮れるものではない。

P8310376

カメラ:OM Digitai Solutions (OM SYSTEM) OM-5
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 14-150mm 1:4-5.6
f/6.3 1/400 150mm ISO200

プログラムオートで露出補正を-6.0EVくらいにしたら、月の海やクレーターがはっきり撮れた。

ちなみに、夜景モードで撮ると次のような具合になる。星や雲が写るが、月は飛んでしまう。意図した通りの写真を撮るのは、なかなか難しいものである。

P8310378

| | コメント (0)

2023/08/25

本当の空の色

散歩中にダラダラ汗をかいて、眼鏡を外して手ぬぐいで汗を拭く。そのとき、眼鏡をしているときと空の色が違うことに気づいた。

Img_20230825_065417

上のように見えていた空の色が、眼鏡を掛けると下のような具合に見えたのだ(下の写真は PhotoshopExpress を使って加工したもの)。

Psx_20230825_095856

眼鏡を掛けると空の青色があせて見える……なんでだ? そうか、この眼鏡はデスクワーク対応の遠近両用なので、ブルーライトカット機能があるからだ!

定年退職したのでデスクワークの機会が減ったので、というか臨時で依頼がない限りディスプレイモニタに張り付く機会がないので、ブルーライトカット機能は必要ないなぁ。次に眼鏡を作るときには、ブルーライトカット機能を外して、本当の空の色が見えるようにしたほうがいいなぁ。

……と思っていたところ、次のような記事を見つけた。

CNN「ブルーライトカットのめがね、目の負担軽減の助けにならず 国際研究で結論

なんだかなぁ。眼鏡レンズメーカーが競ってブルーライトカット機能を推してたのは何だったんだろう。科学的な反論を期待したいところだが、どうだろう。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧