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2024/10/25

狂い咲きの河津桜

昨日夕方、門池公園を散歩していたら、河津桜(カワヅザクラ)が数輪咲いていた。

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本来は1月末から2月に咲く花なので、いったい何を間違えたのか。
先週あたり、少々寒い日があったものの、今週はまた夏日が連続している。
こういう気温の乱高下で開花のスイッチが入ってしまったのだろうか。

春に咲く花は、夏の終わりには翌年の蕾を準備している。
だから、こんなふうに「季節外れ」の時期に咲くこともある。

これを「狂い咲き」とか「異常」と考えてよいのだろうか。
こういう「異端」な生き方を含む「多様性」を持つ生物こそが、気候変動を生き延びることができるのではなかろうか。

するとこれは「異常」なのではなく、「季節外れ」の気候に対する「正常」な適応の一種なのかもしれないなぁ、と思った。

……などと考えながら池にかかる木橋を渡っているとき、鋭いチチチッという鳥の声が聞こえた。
散歩中にときおり耳にする声だなぁ、何だっけ?
そうだ、カワセミだ!

ということで声のした方向をよく見たら、ボート練習用の桟橋に、2羽のカワセミがいた。

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どうやらカップルのようで、奥がメス、手前がオスである。
メスは下の嘴が赤く、オスは黒いので区別ができる。

ちなみにオスのカワセミが翡、メスのカワセミが翠で、合わせてカワセミ(翡翠)である。

オスが飛び立ち、鳴きながら水面近くを滑るように飛んでいくと、メスが慌てて後を追う。

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水面から突き出した杭にとまったり、水辺のシマサルスベリの枝へ飛んでスズメを追い払ったり、と忙しなく移動していた。

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2024/10/23

愛鷹連峰袴腰岳・馬場平稜線散策……のつもりが……

愛鷹連峰を南側の麓から眺めると、最高峰の越前岳(1504.2m)は見えず、愛鷹山(1187.5m)から位牌岳(1457.5m)に至る稜線が目立つ。

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愛鷹山と位牌岳、その間の袴腰岳(1248m)には登っているが、愛鷹山と袴腰岳の間の稜線は歩いたことがなかった。
この稜線には馬場平(1203m)があり、昨年愛鷹山から眺めたときにはブナとヒメシャラの巨木がたくさんあって面白そうなところだと思った。
次の図は地理院地図を利用して作成したもの。

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昨日(10月22日)、どうやらこの日が最後の晴天であり、その後雨が続きそうな気配だったので、馬場平を目指してみることにした。

ルートは水神社から愛鷹山登山口まで地図にない登山道を歩き、一服峠(約1300m)まで登って稜線に到達、そこから南下して袴腰岳、馬場平を経て愛鷹山北側の鞍部に至る。
そこから登山口(林道の柳沢橋)へ下り、水神社に戻る。
推定コースタイム6時間15分。

結構長丁場になるので、風呂掃除はカミさんに託して9時前に出発。
9時20分水神社駐車場着。
9時25分発。

これまで一服峠や愛鷹山に登るときには、登山口まで林道を1時間歩いたが、今回は地図にない登山道を登った。
地図にないといっても、整備された道なので危険なことはない。

10時15分、登山口着。
ハシゴを登り、一服峠へ至る尾根に取り付く。

ススキが茂り赤土がむき出しになった崩壊地から箱根を眺めたり、崩れやすい細い道にヒヤヒヤしながら登る。

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ヒノキの植林地を抜ける頃から腹が鳴り始める。
おまけに足がなかなか上がらなくなる。

体力よりも先に足に来たか!
このあたりが高齢者登山(もはや中高年登山ではない)の怖いところだ。
ヒーヒー言いながらも歩けることは歩けるものの、足が上がらない。

トレッキングポール代わりのモノポッド(一脚)にすがって登り続けたが、一服峠の手前のブナ林で昼食休憩をとることにした。
もともと気持ちの良いブナ林で昼飯にしようと思っていて、一服峠から袴腰岳の稜線東側あたりかなぁと考えていた。
ちょっと手前になってしまったが、まぁ良しとしよう。

12時10分、ブナの疎林の緩やかな斜面にザックを下ろし、座布団用のパッドを敷き、ガスストーブ(コンロ)を設置する。

例によって湯を沸かしてカップラーメン(シーフードヌードル)を食べた。
湯を沸かす間、湯を注いで3分間待つ間にチーかまとペンシルカルパスを食べた。

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湯を沸かす間、食べている間、聞こえる音は鳥の声と風の音、葉のそよぐ音だけ。
見上げれば、やや色づいた枝葉が空をゆるく覆っている。

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こうやって林の中でゆっくり食事することも、今回の山歩きの大きな目的の一つである。

40分ほど休んだ後、登りを再開し、13時に一服峠着。
ここから稜線を南下する。
稜線にはツツジやアセビなどの低木が茂っているが、ブナやヒメシャラの大木も見かける。
ヒメシャラは幹の表皮が赤っぽくてツルツルなので目立つ。

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この稜線からは鋸岳(次の写真の手前の岩峰)や越前岳の眺めが良い。
雲がなければ富士山もよく見えるのだが、この日は五合目くらいから下しか見えなかった。

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13時25分、袴腰岳を通過。
富士市街や相模湾が見えるようになる。
駿河湾越しに三保の松原が(松原というより砂嘴が)見える。

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上の写真、田子の浦港近くの田んぼのあたりをズームアップすると、トンボが飛んでいるのがわかる。
たぶんアキアカネで、このあたりから馬場平を過ぎるあたりまで、たくさん飛んでいた。

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馬場平の手前で、一度赤土の斜面を下る。
このあたりの稜線は、門池公園を散歩中にギリギリ見えるところだ(愛鷹山から東に伸びる尾根に遮られて、馬場平は見えない)。
そこで、ここから門池公園が見えるはず……と思って探したら、見えた。
次の写真の中央が門池、右下にはグルメ街道、右上には国道1号バイパス。

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14時、馬場平着。
山頂付近は広い平坦地で、ブナやヒメシャラの巨木が目立つ林となっている。
林床にはブナの果実もたくさん落ちていた。

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平坦で歩きやすいのでモノポッドを突くこともなく(両手に持って横に構えたりしながら)のんびり歩く。
鼻歌や変な笑い(ヘヘッ)が出てきそうなくらいである(出ていたかもしれない)。

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林を抜けると湿った草原状の植生になり、シカの痕跡がやたらと多い。
集団で駆け抜けたらしい足跡や、大量のフンやヌタ場もあった(次の写真はブナ林を振り返って見たところ)。

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ブナの巨木が枯れて林に明るいところができ、シカが増えて草原状態を維持しているのだろうか。
アセビ(上の写真の右側の丸っこい茂み)やマユミ、ミヤマシキミ(次の写真)といった有毒植物が多く見られるのも、シカが忌避するからで、シカがこの景観を作っていることの証拠といえそうだ。

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マユミが亜高木(やや大きな木)になっていることには少々驚いた。

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ミヤマシキミにしろマユミにしろ、赤くて綺麗な果実をつけるが、有毒である。
この場合の赤は警告色で、サクランボやイチゴの誘引色とは異なる。
「この色ならば食べられる」というような単純な線引きはできないのだ。

今回の山歩きでは、キノコもたくさん見かけたが、食べようとは思わなかった。
キノコこそ、有毒か食用可の見分けが難しい。
今回、他の登山者とは行き会わなかったが、新しい登山靴の足跡は見かけた(その足跡の上にシカの蹄の跡が載っていたが)。
登山道の脇にツキヨタケが落ちていて、おそらく登山者がシイタケやヒラタケかと思って採ったものの、結局捨てたものだと思う。
それを何箇所かで見かけたので、なんとなく笑ってしまった。
というか笑い事でないと困る。持って帰って食ったりしていないだろうね……。

馬場平からシカ臭い赤土とササの斜面を下りて、愛鷹山北側の鞍部に到着(14時40分)。
次の写真は振り返って馬場平の方を見たところ。

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鞍部は草原状で、ここはおそらくシカの楽園なのだろう。
昼間なのでシカの姿は見なかったが、ブナ林の中では気配を感じた。
動物の気配、というか小枝を踏んで歩く音がしたのだ(ザックに熊鈴をつけて鳴らして歩いているので、ケモノはみんな避けていく)。

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体力に余裕があれば愛鷹山(上の写真)の山頂まで往復しようかと考えていたのだが、体力ではなく脚力がヤバい。
この場合のヤバいは本来の意味、つまりよろしくない事態である。
時間もかかることから(往復想定40分程度)、愛鷹山登頂は諦めて、ここから下山することにする。
秋の陽のつるべ落とし、早くも日差しが傾いてきた。

林道柳沢橋までの道は、昨年往復したときよりも荒れていた。
赤土が露出して滑りやすくなっているところや、沢筋の板状節理が崩れてルートがわかりにくくなっているところがあった。

安山岩の板状節理はマグマが地上近くで固まったものだから、愛鷹連峰が火山であることを示す。
赤土も元は火山灰だから火山活動の結果だが、これは愛鷹山(火口は位牌岳西側)に由来するのか、他の火山に由来するのか?
沢筋では赤土が流れ落ちて板状節理が見えるので、赤土のほうが年代が新しいと考えてよいのか?

それにしても下り道では、赤土やら溶結凝灰岩(火砕流が冷え固まったもの)が風化してできたかけらやらが登山靴に入り込むのが厄介だ。
適度な防寒耐風性があるモンベルのジャージパンツを履いていたので、裾をミドルカットの登山靴の履き口を覆うように心がけていたのだが、それでも土くれや小石、落ち葉や小枝が入り込む。
ショートスパッツを買ったほうが良いのかもしれない。

なんてことを考えながら、16時に林道柳沢橋着。
ここから林道をたらたら歩くと1時間かかり、文字通り日が暮れてしまう。
愛鷹山登山口はすぐ東側なので、そこから水神社目指して、来た道を下る。

ヒノキの成林の中を行く道は、早くも薄暗く、木の根につまづいたり、重なった板状節理で滑ったりする。
これだから山を歩くときには、ミドルカットの登山靴が欠かせない。
ローカットだったら足首を捻挫してしまうだろう。

トレッキングポール代わりのモノポッドの力(というか自分の腕力)を借りて転倒を防ぎつつ、16時35分、水神社駐車場着。
そういえば今回の山歩きでは、モノポッドは転倒防止や登降の補助に使っただけで、カメラ撮影には使わずじまいだった……。

……ということで、休憩時間を含めて7時間超、歩いている時間だけで(推定)6時間超の山歩きは、脚力に不安を感じて「散策」どころではないという結果となった。
いやまぁ、袴腰岳から馬場平までの稜線や、馬場平のブナ林あたりは「散策」の気分だったのだが、そこまでの登りのアプローチと下りがしんどい。
急な登り下りでは脚力の限界を感じるし、膝も傷める。

こういうハードな山歩きは年齢的にも難しくなってきたのだろうか。
歩行時間3時間くらいの気軽な山歩きや、標高差の小さい平坦なルートを選んで歩くようにしたほうが良いのかもなぁ。

とはいえ、山歩きを辞める気はまったくないので、近隣で面白そうな、そして楽そうなルートを探そうと思うのだ。

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2024/10/20

紫金山・アトラス彗星を見た

本日(10月20日)18時過ぎ、沼津市の自宅二階のベランダから紫金山・アトラス彗星を見た。

日没から約1時間後の西の空、金星の右斜め上、地平線から30度くらいのところに見えるという情報を元に、双眼鏡で探したところ、へびつかい座ラムダ星のすぐ右にぼんやりとした光を発見。
プロミナー(ネイチャースコープ/地上望遠鏡)で確認したところ、太陽と反対の方向(左上)に尾を引いているようすが確認できた。

カミさんとムスメたちも見たが、残念ながら「長大な尾を引く明るいほうき星」ではなく「なんだか恒星や惑星ではないぼんやりした天体」としてしか観察することができなかった。

さて、OM-5 は星空を撮影するのに適したカメラらしいのだが、まだそこまで使いこなしていない。
うまく撮る自信がないので、とりあえず「星空AF」で星にピントが合うようにして、広角の14mm(35mm換算で28mm相当)を西の空に向けた。
絞り優先オートで F4(開放)、1/4秒、ISO6400 である。

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画面上方の明るい線は、ウチの雨樋に反射した街灯の光で、星の光は拡大しないと見えない。
画面下方の影は隣家とその庭木で、金星は庭木の陰に隠れてしまっている。

画面中央やや上をトリミングして拡大すると、次のような具合。
左側の光がへびつかい座ラムダ星、黄色い丸の中のぼんやりした光が紫金山・アトラス彗星である。

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もう少し狙いを定めて望遠で撮るとか、多重露光で明るくするとか、工夫の余地はあるのだが、何しろ昨日から10℃くらい気温が下がって寒くなったので撤収した。

紫金山・アトラス彗星の軌道は、双曲線だそうだ。
ハレー彗星のように何年か(何十年か何百年か)ごとに回帰する彗星の軌道は楕円で、太陽の近くをぐるっと回ってまた戻ってくる。
双曲線軌道を描く彗星は、生まれ故郷の太陽系外縁部(オールトの雲)から太陽の引力に引かれて落ちてきて、太陽の近く(つまり地球の近く)を通って、そのまま太陽から遠ざかり、太陽系から出ていく。

つまり、儂ら地球上の人類が紫金山・アトラス彗星を目にするのは、今回が最初で最後なのである。

紫金山・アトラス彗星は9月24日に近日点を通過し、現在太陽から遠ざかりつつある。
太陽から遠ざかるにつれて彗星本体(核)は冷えて、放出されるガスや塵も減っていく。
今月末には確認するのが難しくなるだろう。

去っていく紫金山・アトラス彗星を、今月中にもう一度見られるだろうか。

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2024/10/14

夏の終わり=緑のカーテン撤去

ようやく少し涼しくなったので、ダイニングの窓の外の緑のカーテンを撤去。
緑のカーテンと言っても、毎年勝手に生えてくるリュウキュウアサガオを誘導して、ベランダから4本吊るした園芸用の細引きにつるを絡めるようにしただけのものだ。
そのリュウキュウアサガオのつるを剪定ばさみで切り、細引きとペグを回収して、撤去完了。

今年は庭先に出没するカメムシが多かったが、リュウキュウアサガオにつくカメムシは例年よりも少なかった。

ちなみに、リュウキュウアサガオにつくカメムシはホオズキカメムシで、庭のカツラにつくのはチャバネアオカメムシである。
チャバネアオカメムシもよく見ると可愛い顔をしている(個人の感想です)。

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そのカメムシも庭の木々では見かけることもなくなり、夏の終わりを実感するが、油断できない。
網戸の隙間や洗濯物や干した布団にくっついていることがあるからだ。
カメムシは成虫で越冬するので、冬越しに適した場所を求めてアチコチに潜り込むのだ。

とはいえ、庭では元気に飛び回っている虫もいる。
とりわけウラナミシジミは数匹が乱舞して、イヌタデやらローズマリーやらツユクサ(の名残)やらにとまったり、卍飛行をしたりしている。

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新しく買ったマクロレンズの被写界深度をまだ把握できていなくて、狙ったところにピントが合っていなかったりする。
OM-5 には深度合成とかの高度な機能もあるようだが、まだ使いこなせていない。

使いこなせる日は来るのだろうか?

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2024/10/05

マクロレンズを買った

粘菌(ムラサキホコリ)をもっと寄って撮りたかったなぁ、でも年金暮らしだからレンズ購入は出費だよなぁ、などとダジャレのような悩みの末、マクロレンズを買った。
M.ZUIKO DiGITAL ED 60mm F2.8 Macro/F2.8 である。
発売開始時期がちょっと古いので、鏡筒やキャップに刻印されたブランドは OM SYSTEM ではなく OLYMPUS になっている。

早速庭のローズマリーで吸蜜するウラナミシジミを撮ってみた。

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35mmカメラ換算で120mm相当の中望遠レンズなので、やや離れたところから狙える。

トリミングして拡大すると次のような具合。

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シジミ類のキュートな縞模様のソックスや触覚がよく写っている。
背景のボケ具合もいい感じ。

次の写真は同じくローズマリーにやってきたヤマトシジミ。

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拡大してみると、蝶の翅の鱗粉や、ローズマリーの腺毛まで写っている。

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レンズ自体が軽いので(フード込みで200gくらい)、散歩のときに持ち歩きたいと思う。

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2024/10/01

玄関先のムラサキホコリ

自動車で通勤しているとき、3台の車を駐めるため、玄関先に駐車スペースを作った。
枕木を埋め、隙間に芝を植えた。
退職後は車を駐めることはないが、枕木の隙間に勝手にカタバミが生えたり、タイムを植えたりしたので、ちょっとした前庭のようになっている。

9月28日土曜日の朝、その枕木の上に黒っぽい塊があるのを見つけた。

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猫かなにかのフンかなぁ、と思ったが、よくよく見ると筋状の構造がある。

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変形菌(真正粘菌)のムラサキホコリである。
細長い胞子体が束になったもので、胞子体の付け根には柄があり、枕木の表面に固着している。
胞子体は束になっているが倒れていて、チューブから絞り出した絵の具か何かのようだ。

上の写真が午前7時48分、下の写真が午前11時33分に撮ったもので、この4時間の間に紫色がかった黒色から、焦げ茶色に変化している。
胞子の放出が始まったのだ。

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翌日(29日)の朝には胞子を放出しきって、胞子体は抜け殻のようになっていた。

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半世紀前、神社の切り株の上で初めて変形菌(粘菌)の胞子体を見つけたときに図鑑で調べたら、「ムラサキホコリカビ」という名前で載っていた。
現在は、変形菌はカビ(真菌)とはまったく異なるグループであることから「ムラサキホコリ」と呼ぶようだ。

変形菌は落ち葉や枯れ枝、土(土壌)のあるところには、どこでもいる。
山の中で大キジを撃っていて、眼の前の朽ちた木の枝に、黄色いモジホコリの変形体を見つけたこともある。
自宅の庭や玄関先でも、成長中の変形体かな?と思わせるシミのようなものや、胞子を放出し終えた残骸を見たことがあるが、移動する変形体やできたばかりの胞子体を見たことはなかった。

ようやく自宅で「できたて」の胞子体を見つけることができた。
まぁ、胞子を広範囲に飛ばせるような開けた場所に、変形菌が出てきてくれたから、見つけることができたわけだが。

しかし、見つけたら見つけたで、より拡大して記録できるように、マクロレンズが欲しいなぁ、などと思ってしまう。
現在使用中の標準ズームレンズ(14‐150mm、35mm換算で28-300mm)では、やはり限界を感じるのだ。

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