芝生の危機
晴れの日が続いたかと思えば降れば土砂降り、という夏の日々が過ぎ(まだ真夏日が続いて暑いけど)、芝生の様子が変である。
芝生の一部が菅生になってしまった。「菅」は「かん」でも「すが」でもない。「すげ」である。「しば」じゃなくて「すげ」が広がって生えているので「すげふ」である。
ウチの庭の芝生は、姫高麗芝を買ってきて市松模様に敷き詰めて作った。西洋芝の種を市松模様の隙間に撒いたが、どちらもイネ科の植物である。
その芝を圧倒するように生えてきた菅は、カヤツリグサ科の植物である。
イネ科の植物の茎は丸い(断面が円形である)が、カヤツリグサ科の植物の茎の断面は三角形なので、見分けるのは簡単だ。子供の草花あそびの一つとして、茎を裂いて「蚊帳を吊る」ものがあり、それが名前の由来らしい。
庭に生えてきたのはカヤツリグサ科ヒメクグ属のヒメクグ(姫莎草)のようだ。直径数ミリの球状の花穂が一つだけ付いている。スゲ属ではないので厳密に言うと菅生というのは適当ではないのかも? というか、カヤツリグサ科の分類は難しいなぁ。
芝と同様に刈っていれば、芝生状の景観が維持できるかもなぁ、と考えて、刈り込んで経過観察中である。
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