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2017/02/16

国際宇宙ステーションと偏頭痛

国際宇宙ステーションと偏頭痛
昨日(2月16日)の午後、偏頭痛に悩まされた。
まず前駆症状として視野の右側にギラギラとした閃輝暗点が現れ、ちょうどExcelの読みたいセルを隠すものだから、仕事の効率が落ちた。
その後も偏頭痛で仕事に集中できない。
そこで早目に帰ることにした。

18時31分、駐車場から北の空を見ると、明るく輝く光点が、ゆっくり富士山の上空を移動していた。
ISS(国際宇宙ステーション)である。
西の空に輝く金星(宵の明星)よりも暗いが、南の空の1等星シリウスよりも明るい。
ISSは頭上(といっても夏の太陽と同じくらいの57°)を通り、南東の方向、箱根上空(に見えるところ)で地球の影に入った。
次第に赤く暗くなり、消えたのだ。

さて、ワシは偏頭痛のおかげでISSを見ることができたのだろうか?
それとも、ISSがワシに偏頭痛を起こさせたのだろうか?

……なんていう妙な因果関係を考える必要はない。
JAXAのサイトでISSが見えることは前からわかっていたし、偏頭痛は早目に帰るキッカケに過ぎない。
18時31分までに退出できなければ、会社の窓から見るつもりでいたのだ。

天体現象(ISSは人工天体だけど)と個人の行動や体調のような、無関係な現象の間にムリヤリ因果関係を見い出したがる人は、今の世にもいるらしい。
そんなことを気にするより、はるか上空から見える地上の姿に思いを馳せ、その地上の環境を健全に保つためにこそ、因果関係検証能力を使うべきだと思うんだけどねえ。

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