雲の上は常に星空
東京電力の報告書によれば、津波による全電源喪失がなければ、原子炉が暴走することはなかったという。
国会事故調の報告書によれば、地震で原子炉配管が損傷した可能性も捨てきれないという。
どちらが正しいか、原子炉を開けて調査できるようになるまで、あと数十年かかるそうだ。
ワシが生きている間には、本当の原因はわからないわけだ。
にも関わらずの、再稼働。
キャンプ富士にもやってくるというオスプレイ。
ということは、沼津・三島の上空をオスプレイが飛ぶこともあるわけだ。
当然、落ちる可能性もあるということだ。
そんなこんなで、梅雨空のごとく憂鬱である。
今夜、散歩中に空を見上げると、雲が切れて星がいくつか。
Google Sky Map を起動してかざし、ベガとアルタイルを確認。
七夕から二日遅れで織り姫と彦星がご対面。
新暦7月7日は梅雨の最中なので、年に一度のデートは不成立に終わることが多い……というが、それは地上から見たときのハナシであって、雲の上は常に星空だ。
大気圏外なら、昼間でも星空。
だから、地上の天気に関わらず、織り姫と彦星のデートは毎年成立しているはずだ。
なんてことを考えながら公園を散歩していると、街路灯に照らされた歩道の上を、カブトムシのメスが歩いていた。
キミもデートの相手が見つかるまで、何とか生き延びなよ。
もっとも、子供は堆肥を食べて育つのだから、フォールアウトで落ち葉が汚染されたら、種の存続が危うくなってしまうだろう。
カブトムシに投票する権利があるならば、原発には反対票を投じるだろう。
いやいや、賛成票を投じるような日本の生き物はいるだろうか?
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