庭のルッコラに壊滅的被害を与えたのはモンシロチョウだった
庭のプランターで栽培しているルッコラ(ロケット)が、虫に食われて主脈(葉の中央の葉脈)だけになってしまった。
何が食べているのだろう、と調べてわかった。
犯人(犯虫?)はコイツだ!
モンシロチョウである。 もちろん、成虫がルッコラの葉をむしゃむしゃ食うわけではない。
見ていると、ルッコラの葉に卵を産みつけている。
拡大するとこんな感じ。
この卵から孵った幼虫、いわゆるアオムシがルッコラを食害したのだ。
ちなみに、アオムシの写真は撮れなかった。
早朝、数匹見つけたのだが、1匹だけ残して残りは屋根の上に追放。
たぶん鳥(スズメかシジュウカラ)の餌食となっただろう。
残した1匹を撮ろうとしたとき、どこにも見当たらない。
真新しい糞があるので、つい先ほどまでいたはずなのに。
その犯人もすぐにわかった(直接確認したわけではないが)。
せわしなく飛び回っては産卵していたモンシロチョウが、ピタリと葉にとまったまま動かなくなった。
そのまま様子を窺っていると、アシナガバチが飛んできた。
おそらく、アシナガバチがアオムシを捕食したのだろう(またまた犯人ではなく犯虫だ)。
ウチの庭は、まさに食のパラダイスである。
アシナガバチや鳥など、モンシロチョウ(の幼虫)には敵が多い。
ルッコラのようなアブラナ科の植物には、強いにおいの毒性のある物質が含まれている。
その葉をエサとすることにより、植物の毒を捕食者に対する武器とすることができるはずだが……。
捕食者のほうも、多少の毒では死なないように進化してしまうのだ。
ヒトという大型哺乳類も、においや辛味があるアブラナ科やシソ科やキク科の「有毒植物」を好み、「ハーブ」と称しているからね。
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