グリッドの幻覚を見た
今朝、目が覚めてから起き上がるまでの間、天井を見ていたら、紫色のグリッド(格子)が見えた。
寝室は和室だから、天井は普通の板張りで、紫色のグリッドなど無い。
視線を動かすと、それに連れてグリッドが動くし、照明器具の白いカバーの上にも見えたので、これは幻覚だなぁ、と気付いた。
頭を打ったり、めまいがするときに見える星と同様、現実に見えているわけではないが、何らかの情報を脳が「視覚」と判断しているのだろう。
何らかの情報とは、脳の血流の不足とか、神経細胞の異常興奮とか、まぁそういった通常でない信号である。
そのグリッドを見ているうちに、正体に気付いた。
InDesign という DTP ソフト(レイアウトソフト)のフレームグリッドに良く似ている。
要するに、コンピュータ上で書籍などを作るときに使う、原稿用紙の桝目である。
月曜日から集中して、レイアウトのデザインをしていたもんだから、その「残像」のようなものが強く記憶されていたのだろう。
そのデザインも、自分で自由に組むのではなく、既にあるデザインに似せて、というか行数と文字数を保ったまま、判型を A4 から B5 に 87% 縮小するという、面倒至極のものだったのだ。
そのため、PC の画面とにらめっこしながら、フレームグリッドを細かく調整する作業を何時間もぶっ通しでやっていた。
やれやれ、映画『フック』のラストで、ティンカーベルが目覚めのときにネバーランドが見えるはず、と言っていたが、フレームグリッドではしょうもないなぁ、と思っているうち、幻覚は消えた。
ようやく起き上がることができた。
待ちかねて枕元に寝そべっていたこんに声をかけて、朝の散歩に行くべく、階下へと降りた。
そして、世間がお盆休みかどうかにかかわりなく、会社へ行って仕事をするのだ。
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