生物季節:紅葉
カエデ紅葉
(静岡県駿東郡長泉町)
例によって昼休みの散歩中、会社の近くの公園で撮影。
今年は山に行っていないので、山の紅葉がどんな具合だったか判らないが、街中の紅葉はまずまずだと思う。
とくに今年は、珍しくサクラやカキの紅葉が楽しめた。
サクラやカキは、紅葉した木を見るというより、落ち葉の色を楽しむ感じだが、例年は虫に食われてしまったりして、紅葉そのものが見られなかったりする。
今年の夏は雨が少なかったので、スズメバチの巣が大きいと聞く。
ひょっとすると、スズメバチやアシナガバチなど、ガの幼虫の捕食者の活動が活発だったことが、サクラやカキの食害の減少につながったのだろうか?
さて、じつは、生物季節として「紅葉日」をいつと決めるかは、かなり難しい。
環境省のページから、生物季節の参考資料を自分の携帯サイトに引用してあり、そこをいつでも参照できるようにしている。
その資料によると、「紅葉日」は次のように定義されている。
対象植物を全体として眺めたときに、その葉の色の大部分が紅(または黄)系統の色に変わり、緑色系統の色がほとんど認められなくなった最初の日
……どうです。難しいでしょう。
観察する対象を「この木」と定めておかないと、毎年の変化を比較できるような資料にはならない。
何しろ、街灯からの距離とか、日光の当たり方とか、さまざまな微妙な環境の違いによって、同じ公園や庭の木でさえ、紅葉の程度が異なるのだから。
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