2020/03/29

冷たい雨が上がった

首都圏各都県で外出自粛要請の出されている週末、冷たい雨が降った。

急な温度変化で体が弱って病原体(COVID-19のみならず、アデノウイルスとかインフルエンザウイルスとか)に負けては困るので、体力維持のため散歩。

というか、昼寝から覚めたら晴れていて、こんが待ち構えていたのだ。

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雨が上がったばかりの公園は水たまりだらけ。道が水たまりになっていたり、芝生を歩くとびしゃびしゃだったり。

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ソメイヨシノはまだまだだけど、桜の品種によっては満開に近い。なぜかケヤキも一部の枝だけ芽吹いていた。

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雨上がりの空の色は澄んでいてきれいだったが、晴れているのは上空だけ、箱根や伊豆の山には雲がかかっていた。

風が冷たくて寒いからか、こんは早々に引き上げたがり、いつもの週末の半分ほどの時間の散歩となった。きっとまた夜に出かけたがるだろう。

 

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2020/03/25

ユスラウメの(ちょっとした)異変

前回に続いてユスラウメの写真。

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中央右側の花はあらかた花弁が散っている。よく見ると、おしべが変である。おしべの先が小さな花びらになっている。

おしべも花びらも、もともとは葉が変化してできたものである。ちなみに、このように植物の器官(部品)の形態が変化することを「変態」という。

おしべもめしべも花びらもがくも、花を構成する器官はすべて葉が変態したものなのだ。

そこで、おしべが花びらに変態するような異変は、そう珍しいことではない。原因は温度変化だったり病気だったり、そういった刺激によるホルモン異常である。

春に花咲く植物では、花を構成する部品は秋の落葉前に作られる。だからこのユスラウメの異変の原因である異常な刺激は、昨秋に受けたもの……ということになるが、さて何だろう? 

花びら以外の器官が花びらになることを「弁化」という。花びらは植物学用語で「花弁」(かべん)、おしべは「雄蕊」(ゆうずい)というので、正しくは「ゆうずいがべんかしてかべんになっている」ということになるが、まぁ音(おん)だけではわかりにくいこと。

おしべがすべて花びらになっている花は、たくさんある。たとえば、八重桜。チューリップとかアサガオとか、多様な品種のある園芸植物にはたいてい、花びらの数が野生種よりも多い「八重咲き」がある。

おしべもめしべも花びらになってしまうと、植物は生殖能力を失う。ということで、八重咲きの園芸植物はその生活のすべてを人間に依存しているのだ。

花粉症に苦しむカミさんを見てふと思ったのだが、スギやヒノキの花粉を作らせないために、おしべを弁化して八重咲きにすればよいのでは……というわけにはいかない。スギやヒノキは裸子植物なので、おしべも花びらもないからね。

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2020/03/23

ユスラウメ開花、桜もぼちぼち

東京では桜が満開だそうだが、沼津はようやくソメイヨシノがぼちぼち開花を始めたところ。

土曜日に動物写真家の原田純夫君と香貫山に登ったが、エドヒガン系の白い桜が咲いているくらいで、ソメイヨシノが満開になるまでまだ1週間くらいかかりそうだ。

どうも冬が暖かすぎてなかなか咲く気にならないんじゃないかという話だ。

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冬と春の境目がよくわからないせいか、スギナもおかしい。

ツクシ(胞子葉)とスギナ(栄養葉)が一緒に出ている(写真のこんの足元のスギナの中にツクシが伸びてる)。

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庭ではユスラウメが咲き始めた。

今年は花がやたらと多いが、こういう年は実りが悪いように思う。

さて、スマートフォンで撮った写真はGoogleフォトに自動バックアップするようにしている。

すると、Googleが勝手にエフェクトを掛けて、こんなんどうでしょう、と提案してくる。

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うーん、鮮やかだけど、なんか嘘っぽい。「虚飾の春」という感じである。

まぁ、実際に世の中が嘘っぽい感じだしねぇ。

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2020/02/01

カワヅザクラ咲く

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2月1日日曜日、近所の公園でカワヅザクラ(河津桜)が咲き始めた。

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こんも花の匂いを嗅いでいた。……のかな?それとも枝に背中をこすり付けた犬か猫でもいたのだろうか。

で、この後2時間近く散歩したのだった。もちろんへとへとになりましたよ、こんも私も。

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2020/01/29

今年の梅は例年より早く咲いたのか?

国会中継を観て腹が立ったりして、ブログの更新が滞った。はぐらかす、隠す、捨てる、嘘をつく……まったくどこが「美しい日本」なんだか。

気を取り直して、本当に「美しい」もののことを考えよう。

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1月25日土曜日の朝、散歩の途上にウメがたくさん咲いていたので写真を撮った。数日前からポツポツと咲いているのを見ていたが、雨の後、気温が上がったからだろうか、一斉に開花したようだ。

このところ各地で雪不足が報告されるなど、異様に暖かい日々が続いた。では今年の梅は例年よりも早く咲いたのだろうか?

そう考えて過去数年の記録を見てみると、だいたい1月下旬から2月初旬にウメの開花を確認している。ということは、今年は格段に早く咲いたというわけでもないようだ。

ただ、ウメだけでなく草の花もたくさん咲いていて(ヒメオドリコソウやらナズナやらトウカイタンポポやら)、なんとなく春っぽい。ウメのように春に咲く「木」は秋までに花芽を準備して冬眠しているので、冷え込んで「休眠打破」された後なら、気温が上がるとすぐに花開く。冬に緑の葉を広げている「草」は、少しずつ、じわりじわりと成長し、花を咲かせる。

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さて、例によって自発的隔週週休三日制実施のため休んだ1月22日水曜日、香貫山ではサクラが咲いているのを見た。サクラといってももちろんソメイヨシノやヤマザクラではなく、トウオウカ(冬桜花)という中国原産のサクラである。

近隣のカワヅザクラの花芽も膨らんできているので、もうじき咲くだろう。

冬来たりなば春遠からじ。もう少し辛抱すれば「美しい日本の春」がやってくる。

ちなみに、2011年のウメの開花は1月14日で、こんなことを書いている。

「朝の散歩に出たら、玄関先から畑から、夜のうちに降ったらしい霰(あられ)でごま塩状態。そんな中、白梅の開花を確認。」

もちろんこのときは、2ヶ月足らず後に未曾有の大災害が発生し、春らしい気分が吹っ飛ぶとは知る由もなかった。

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2019/10/30

玄関先の小さな秋

災害が続くとアレコレ考えてしまったりして、更新が間遠になる。

以下、生存確認を兼ねてfacebookに上げていた写真を転載する。

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玄関先の小さな秋。

小鮒草(コブナグサ)、水引(ミズヒキ)、犬蓼(イヌタデ)の花。

これらの草は、植えたものではなく、勝手に生えてきたものだ。

とはいっても、ドクダミやヤブガラシなどが侵略してくるのを刈り、選択的に残したものなので「自然のまま」ではなくワシの手による「人為的」な景観である。

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10月19日の夕方、激しく降っていた雨が短時間だが上がったので、こんと散歩に出た。

夕日に照らされた雲の様子が異様で、通いなれた公園が異世界のようだ、と思った。

もちろん、異世界がどんなところだか知らないが。

ものすごい速さで空を横切っていく雲といい、その間の青空に射す地平線下の太陽の光といい、どれも惑星地球ならではのものなのだけどね。

 

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2019/08/11

分類について

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なんか3年位前から庭のあちこちに生えてくるこの栽培植物、なんだろうなぁと思いつつも放置していた。今日、カミさんに名前を聞かれて、ようやく調べる気になった。

日本の野生植物、とくに草本ならだいたい科は全部把握しているし、属の見当ぐらいはつくのだが、栽培植物(園芸植物)は未知の科だったりして勘が働かない。そこで、Googleレンズを使ってみた。Googleフォトに写真をアップロードし、「レンズ」アイコンをクリックして検索させたのだ。

写真は適当に撮ったものなのでピンボケだったのだが、「シュッコンハゼラン」がヒットした。宿根爆蘭、または爆蘭(ハゼラン)、三時草(サンジソウ)というらしい。南米原産の多年草(日本では一年草?)で、実が線香花火のようなので「爆ぜ」蘭なのだそうだ。

ネットやAIを使うと、植物の同定も楽だねぇ。図鑑を片っ端からめくるなんてことは必要なくなるのだろうか。ボーナスはたいて買った「日本の野生植物」とか「日本原色雑草図鑑」とかはどうしたもんだろう。

それはさておき、同定して種の名前を明らかにし、生物の分類上の位置を特定することは、学問上は重要なことではあるが、じつはあまり本質的なことではないのではないか、と思うことがある。生物は常に進化し変化していくものであるから、生物の分類とは「現在」という一瞬におけるスナップショットについて論評するようなものだからだ。

大学生の時、進化学の教授に「タキソニアンになるな」と言われたことを思い出す。タキソン(taxon)とは分類の単位のことで、タキソニアンとは分類することだけを重視し、分類することで満足してしまう人のことだ。

分類するのは生物学者だけではない。ヒトは分類したがる生物なのかもしれない。しかし、敵とか味方とか、負け組とか勝ち組とか、優秀とか劣っているとか、生産的とか非生産的とか、とにかく分類してラベル(レッテル)を貼ってそこで思考を停止してしまってはならないと思う。

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さて、こんの写真をGoogleレンズで調べてみたら、2番目に「柴犬」が出てきたが、1番目は「ニューギニア・シンギング・ドッグ」だった。

パプアニューギニアの野生犬で、絶滅危惧種だそうである。

もともとアジアのオオカミに近い日本犬に、いろいろな犬種の血が混ざると、野生犬ぽくなるのだろうか。

3番目が「ディンゴ」(オーストラリアの野生犬)だったしね。

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2018/11/25

タネツケバナはタネを飛ばす

種子を飛ばすタネツケバナのスロー動画。はっきり飛んで行くのが見えるのは、種子(タネ)ではなく果皮(さやの皮)だけど。

動画を再生できないときはダウンロードしてください(7.76MB)

種子が成熟したタネツケバナのさやに触れたときに果皮が巻き上がり、種子が飛ばされる。

果皮も丸まって飛んで行くことが多いのだが、次の写真のように残っている場合もある。

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ところで、この写真は今日ウチの庭で撮ったもの。
タネツケバナの名の由来は、イネのタネを水に浸けて苗代を作る時期に咲くということなので、春の花だ。
まぁこのところ、温暖化のせいだかなんだか、春の花が冬に咲くのも珍しくないが。

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2018/05/04

カラスノエンドウの・・・豆!

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近所のカラスノエンドウの莢(さや)が黒くなっていた。
緑色で柔らかかった莢が、黒く硬くなっている。
黒い莢は緑の茂みの中で目立つが、このことは何かカラスノエンドウの繁殖戦略上の利点があるのだろうか。

黒く乾いた莢を、ちょいとつまんでみる。
すると莢はパチンと音を立てて二つに割れ、らせん状に丸まった。

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莢(果実)の中には黒く丸い豆(種子)がある。
莢のはじけ方が激しいと、種子は勢いではじけ飛ぶ。
莢には斜めに繊維が走っていて、これがばねの役割をするのだろう。
ちなみに、枝豆を食べているときに莢を分解すると、同じように繊維が走っていることを確認できる。

……ということで、莢は力が加わるとはじけて、種子を遠くに散布するのだ。
ホウセンカやカタバミと同様、果実が変形して種子を飛ばす、機械的散布という種子散布の形式である。

ここで、なぜカラスノエンドウの莢が黒いのか、という最初の疑問に立ち返る。
ひょっとして、黒くて目立つと、鳥や小動物が見つけてつまんでみるからではないのか?

このあたりではキジバトをよく見かけるから、どうするか観察してみようと思う。
豆がはじけ飛ぶとき、豆鉄砲を食らったような顔をするだろうか。

ところで、エンドウマメを漢字で書くと「豌豆豆」となってしまう。
「烏の豌豆の豆について」なんていうタイトルにしようかと思ったのだが、ちょっとよくわからない感じなので種名はカタカナ表記にした。

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2018/04/28

常緑樹の反意語は落葉樹?

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この写真には落ち葉がいっぱい写っているが、芝が緑色だから、秋に撮ったものではないとわかるだろう。
じつは今日、近所の神社で撮ったのだ。

この落ち葉は常緑樹のクスノキのものである。
常緑樹は冬にも緑の葉をつけているので「常緑」と呼ばれているが、葉を落とさないわけではない。
春から初夏にかけて、新芽が芽吹くと冬越しした古い葉を落とすのだ。

だから、「常緑樹の反意語は落葉樹」と言われると違和感がある。
常緑樹も初夏に葉を落とすのだから。

冬に葉を落とす「いわゆる落葉樹」は、「夏緑樹」と呼ぶほうがふさわしいと思うのだ。

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