2020/01/08

ベテルギウスは「いつ」超新星になる(なった)のか

立春の後なら「春一番」と言いたくなるような強い風が吹き、夜空は晴れ渡った。

散歩に出ると月が煌々と輝いていて、その下にオリオン座が見えた。

次の図は、Android版の星座早見(名古屋市科学館)のスクリーンショットである。

Psx_20200108_213531

このところ、オリオンの肩の赤い星、ベテルギウスが少し暗い。

そのせいか、冬の大三角形が一瞬で見つけられないことがあった。オリオン座の足の先のリゲルと、おおいぬ座のシリウスがやたらと目立ったりするからである。

ベテルギウスが暗いのは、超新星爆発の予兆かもしれないそうだ(ナショナルジオグラフィック「オリオン座の巨星に異変、超新星爆発が近い?」)。

もしも超新星になったとしたら、満月並みの明るさになるそうだから、とても壮大な見ものとなるだろう。

ベテルギウスは太陽系から500光年以上離れているので、超新星になったとしても実害はない。夜空の暗い星が見づらくなるだろうが。

今夜も散歩中にしばらくベテルギウスを眺めていたが、超新星にはならなかった。

まぁ、見ている間に爆発するなんて世にもまれな事態は起こりそうもない。だいたい、ベテルギウスが爆発するまで、あと10万年かかるか100万年かかるかもわからない。

さて、もしも「いま」ベテルギウスが超新星になったことを目撃したとしよう。

しかしベテルギウスは500光年以上の彼方にあるのだから、実際に爆発したのは500年以上前ということである。

だから「いま」ベテルギウス近傍にワープすることができたとすると、そこには爆発後に広がっていくガスが漂っているだけだろう。中心核は押し固められて中性子星になっているかもしれない。

ここでややこしいのは、どっちが本当の「いま」かということだ。

地球では爆発を「いま」観測したわけだが、ベテルギウス近傍では「いま」観測できるのは爆発の名残りだけである。現地レポートを電波やレーザーで送っても、地球に届くのは500年以上先である。ワープ航法が実現したら、現地レポートは通信するよりも持ち帰るほうが「早い」ことになるだろう。

とかいったことを考えながらベテルギウスを見ているとき、ひょっとするとベテルギウスはすでに爆発していて、「いま」はもう存在しない可能性もあることに気づいた。はたして、ワシが生きているうちに超新星を目にすることはできるだろうか。

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2019/10/10

未来のために戦う

Liion

2012年ごろ買ったタブレットPCには、こんな注意書きが付いていた。

リチウムイオン電池は落としたり充電し過ぎたりすると発火や爆発する危険があるのだ。

リチウムは空気中の酸素などと非常に反応しやすい金属なのである。

最近のリチウム電池は改良され、より安全になっているのだろうか。

 

そのリチウム電池の開発で地球環境保存に貢献しているとして、旭化成の吉野さんがノーベル化学賞を受賞した。

昨晩からテレビのニュース番組などに出ずっぱりである。

よくまぁ辛抱強く、同じような質問にていねいに回答されているなぁと思って見ていて、気付いた。

吉野さんは、注目を集めているこの機会を捉えて、訴えたいことがあるのだろう。

 

一つは、研究とはそう簡単に成果に結びつくものではないこと。

若い研究者にエールを送ると同時に、金を出したのだから早く結果を出せ、とほざく人たちに喝と言いたいのではないだろうか。

 

もう一つは、地球環境保全のために戦い続ける必要があること。

リチウムイオン電池のような蓄電システムを用いることで、発電量の変動の大きい再生可能エネルギー(太陽光、風力など)の供給を平準化することができる。

火力のような化石燃料を大量消費する発電方法、原子力のようなリスキーで非倫理的な発電方法は集中型であり、電力消費地まで延々と送電する必要もある(その送電網が強大化する台風などの風水害や地震に弱いことは証明済みだ)。

家庭の太陽電池などの小さな発電と、リチウムイオン電池を搭載した電気自動車などの蓄電の組み合わせで、化石燃料を消費することも温暖化ガスを放出することもなく電力を作り、使う未来。

吉野さんをはじめとする研究者たちは、未来のために戦ってきたわけだし、今晩もニュース番組に出演して、戦い続けている。

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2019/09/25

原発処理水問題の(解決にならない)解決法

福島第一原発のメルトダウンした原子炉から汲み出された汚染水は、放射性核種の分離処理後に原発敷地内のタンクに貯蔵されている。
タンクを設置できる高台は、あと3年でいっぱいになるという。

その「処理水」には放射性物質であるトリチウム(三重水素)が含まれている。
トリチウムは水素の同位体だから、酸素と結合して「水」になっている。

3年後には貯めておける場所がなくなるのだから、トリチウム入りの「処理水」の海洋放出が検討されているそうだ。
トリチウムは自然界に存在する物質だから大量の海の水で薄まってしまえば「科学的に」大丈夫、という話だが、本当だろうか?

どうだかなぁ。
原子力が好きな人は、内部被曝を甘く見ている感じがするからなぁ。
海は広大だから問題ないくらい薄まるっていう考え方も、「生き物」としての海を見ていない気がするし(でっかいバスタブとか水泳プールとかに塩酸のビンを投げ込んでも薄まるから大丈夫とか、そういう発想だったりするからなぁ)。

福島の漁師さんたちが風評被害を心配するのはもっともである。
やはり日本全国で責任をとらざるを得ないのだろうか。

いっそのこと、「処理水」は福島沖を除く日本の経済水域全体に均等に撒いてはどうだろう。
外国の漁船にサンマやイカが獲られることも減るのでは?

※もちろんここでは、海流などという複雑で変動の大きい要因は考えない。自然科学の思考実験で行う「捨象」ですな(要因を省きすぎると、もはや「モデル」にならないのだけどね)。

さて現実的には、海洋放出したトリチウムが生態系の中でどのように動くのかがはっきりしないと、「安全」と言い切ることはできないだろう。
とくに原子力を推進する立場の人たちが「安全」と言っても、まったく説得力がないしね。

原子力を推進する人たちは事故以前に、少量の放射線を浴びているほうが免疫力が高まって健康によい、とか言っていたが、いまでもそれを信じているのだろうか。
信じているなら、是非、こんなふうにして処理していただきたい。

Tritium_water

もちろん冗談である。
経口摂取された水素は(トリチウムも)数日から数十日で排出されるから、下水道が汚染されてしまうからね。

排出されないで、体内の有機物(脂肪やタンパク質や核酸、つまり遺伝子DNAなど)に取り込まれるトリチウムもあるだろう。
そのトリチウムは、半減期12年でヘリウムに変わる。
そのとき放射線(ベータ線)が放出されるが、要するに電子線なので破壊力や透過力は小さい(だから放射線科学的にはほとんど害がないという理屈だ)。

問題は、水素と同じ役割で有機物を構成していたトリチウムが、ヘリウムになって有機物から抜けてしまうことだろう。
その有機物がDNAなら、遺伝子の鎖がそこで切れる。

それが原因となって、ガンや遺伝的な病気になる可能性が増すだろう。
……運が悪ければ、ね。

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2019/09/20

全力でやるけど、責任は負いません

9月19日、東京電力旧経営陣に対する裁判の判決文より:
「自然現象に起因する重大事故の可能性が一応の科学的根拠をもって示された以上、安全性確保を最優先し、事故発生の可能性がゼロないし限りなくゼロに近くなるように、必要な結果回避措置を直ちに講じるということも社会の選択肢として考えられないわけではない。」

ワシはマニュアル(操作説明書)のライティングもやってきたので、二重否定を使った文は不明瞭で嫌いだ。
なぜ「選択肢として考えられる」と言わないのか?
というかその選択肢しかないだろうと思うのだが。

もちろん、津波対策をしたからといって、メルトダウンを防げたかどうかはわからない。
津波以前に、地震の影響で原子炉が冷却機能を失っていた可能性があるからだ。
津波以前に被害を受けていたかどうか、今後の調査でわかるだろうか(隠蔽改竄されなければ、だけどね)。

裁判長の発言:
「予測に限界のある津波という自然現象について、想定できるあらゆる可能性を考慮し、必要な措置を講じることが義務づけられれば、原発の運転はおよそ不可能になる」

いやだから、原発は正しい選択肢じゃないって前から言ってるじゃん、とツッコミたくなるなぁ。
もっとも、そもそも原発の運転ができない、という判断は正しい。
大気圏内で大規模な核分裂を完全にコントロールできると思い上がったことが間違いなのだから。
放射性物質が漏れても「安全・安心」な、他所(大気圏外)でやってくれ。

東電のコメント:
「福島原子力事故に関わる当社元役員3名の刑事責任を問う訴訟について、判決が言い渡されたことは承知しておりますが、刑事訴訟に関する事項については、当社としてコメントを差し控えさせていただきます。当社としては、「福島復興」を原点に、原子力の損害賠償、廃止措置、除染に誠心誠意、全力を尽くすとともに、原子力発電所の安全性強化対策に、不退転の決意で取り組んでまいります。」

ワシも会社組織で働いてきた人間であるから、気乗りのしない商品やサービスの開発にも何度も携わった。
その都度、会議では「やると決まれば全力でやるけど、責任は負いませんよ」と念を押したものだ。
もちろん、責任はやると判断した管理職が負うものである。
その分担があるからこそ、現場は全力で当たれるというものだ。

東京電力も政府も、全力という言葉が好きなようだが、責任を負うのは「誰」なのか?

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2019/09/17

送電線の空

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土曜日の夕方、こんと散歩に出かけた。
15分も歩けば、住宅地を出はずれてこの景色。
この写真には写っていないが、伊豆や箱根の山々を望むこともできる。

さて、ウチのあたりは大きな被害はなかった台風15号だが、千葉では高圧線の鉄塔が根元で折れ曲がって倒れた。
高圧送電線だけでなく、山間部では倒木で電柱が倒れる被害が多い。
高齢化や過疎化のために、山林の管理が行き届かないこととも関連があるだろうか。

早期の復旧が望まれるし、現場では皆さん最善を尽くしていることと思う。
当初、二日で復旧できるとかいう安易な見通しを出していたのは気になるが(なんにせよ、現場が第一である。事件は会議室で起こっているのではないからね)。

さてさて、街でも山でも、送電線の見える空はお馴染みの風景だが、それを当たり前と思ってしまってはいけないのかもしれない。

火力・水力・原子力など、巨大な発電所で発電し、その電力を延々と送電する、というシステムが、もはや通用しない時代になっているのではなかろうか。
こうしょっちゅう、地震や豪雨、台風の災害に見舞われることを考えると、家庭や地域などの小規模な範囲で電気を自給自足できるようにするべきでは?

デカイものを作って負担を国民に押し付けるのが国策ではなく、国民の生活を豊かで安全なものにする施策を考えて実現することこそが「本当の国策」だと思うぞ。

では、ワシ個人は停電対策をどうしたらよいだろうか、と考えた。
残念ながら、ローンの残金を支払ったら退職金がなくなってしまったので、家の建て替えはおろか、太陽光発電・蓄電システムの設置も難しい。
スマートフォンに充電できる程度の太陽電池パネルはあるが、満充電まで直射日光で6時間くらいかかる。

ハイブリッド車ではないが、回生エネルギーでリチウム電池に充電する機能のある車が2台あるので、非常用電源になるだろうか。
いやぁ、回生エネルギーだから減速中でないと充電しないので、どこか安全なところで無駄に走って減速して充電、っていうのもなぁ。

焚火で発電できるキャンプ道具が販売されているので、試してみるかなぁ。
どうも、退職者が(まだフルタイムで働いているけど)個人レベル、家庭レベルでできることは限られるなぁ、と思った次第である。

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2019/09/13

台風15号と『天災と国防』

日曜の夕方、風が強くなる中、ちょっとだけ庭の手入れをした。
いっしょに庭に出たはずの、こんが見当たらない。

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カキの木の根元、コブナグサとブラックベリーの茂みの中にいた。
風が不快だったのだろうか。

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その後、公園まで散歩に行ったから、風の中を歩くのは嫌いではないようだが。

さて、日曜深夜にウチの東方を抜けて行った台風15号は、関東地方に大きな被害をもたらした。
いまだに停電や断水で苦しんでいる方も多い。
千葉県にはしばらく住んでいたので土地勘があり、また知人もいるので心配である。

しかしまぁ、台風という「頻繁にやってくる自然災害」に対し、現代文明とはなんと脆弱なことか……などと考えていたら、寺田寅彦の『天災と国防』という随筆を思い出した。
そのことを書こうと思っていたら、天声人語に先を越された。

仕方がない。
天声人語で触れていなかったところを指摘しよう。
青空文庫から引用する(「天災と国防 青空文庫」で検索すると即座に見られる)。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2509_9319.html

「戦争はぜひとも避けようと思えば人間の力で避けられなくはないであろうが、天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけには行かない。(中略)それだから国家をおびやかす敵としてこれほど恐ろしい敵はないはずである。」

あぁそれなのに。
マスコミはニュース速報で「憲法改定が悲願」とか言う内閣改造を伝え、台風被害は後回しだ。

「憲法を変えて戦争のできる普通の国に」なんて言う政府は要らない。
気象現象が極端になり、大震災や大規模火山噴火も心配される昨今、災害への備えが充分で、即座に対応ができる社会・体制が欲しいと思うのである。

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2019/08/18

『フォッサマグナ』を読んだ

藤岡換太郎著『フォッサマグナ』を読んだ。
驚いたのは、国内最大の大地溝帯で、世界で唯一の地形であるフォッサマグナがどのようにしてできたのか、まだ明らかになっていないということだ。
フォッサマグナの西の端は、糸魚川-静岡構造線と呼ばれる大断層帯だ。
その南のほうは高さ2000メートルに達する逆断層となっていて、「南アルプス」と呼ばれている。
あの山脈が断層だというだけでびっくりなのだが、フォッサマグナの基盤は地下6000メートルくらいだろうと思われていて、じつは確実な深さはわかっていない、ということにも驚かされる。
そして、フォッサマグナの東の端がどこなのか、これもはっきりしない。
八ヶ岳や大菩薩峠から南アルプスのほうを眺めると、眼下に諏訪盆地や甲府盆地が広がる。
その地下が得体の知れない状態なだけでなく、八ヶ岳や(大菩薩峠を含む)関東山地がフォッサマグナの端なのか内部構造なのかわからない。
フォッサマグナの北部では海底の堆積物、南部では火山の噴出物に覆われていて、その成因が異なることがわかる。
フォッサマグナの北部は、1500万年前に日本海が形成されたとき、東北日本と西南日本の間にできた割れ目(リフト)で、その後堆積物で埋められたものらしい。

日本海の形成がまた、プルームテクトニクス(プレートテクトニクスを引き起こす原因でもあるマントル物質の大循環)によって説明される大事件であって、アジア大陸の沿岸部にあった日本列島の素が、200万年で700キロも移動したという。

1年間あたり35cmだから、『日本沈没』にもリアリティを感じてしまう。
一方、同じく1500万年前、フィリピン海プレート上の伊豆・小笠原弧が南から日本列島に衝突する。

これによって日本沈没は阻止され、南部フォッサマグナが形成されたのだろう。

伊豆の火山島は伊豆半島になり、丹沢山地が形成される。
南からのプレートの圧力で、南アルプスはなお高くそびえ立つ。
沈み込んだフィリピン海プレートをマグマの供給源として、やがて富士山や周囲の火山が形成される。
いやはや、なんとも激動の大地の上に、ワシらは生活しているわけだ。
最近気になっているのは、リニア中央新幹線のこと。

静岡県内を通るけれども停車しないので静岡県民が非協力的だとか言われるけれど、ちょっと違うかな、と思う。

南アルプス北部にトンネルを通すそうだが、そこは大井川の水源なので、大井川の流量に影響が出るのではないかということで、県知事がJR東海に対応を迫っている。
南アルプス北部は大井川の水源というだけでなく、フォッサマグナの西の端、静岡-糸魚川構造線の断層帯である。
『日本沈没』の最初のほうのエピソードで、リニア新幹線の工事が進まず、主人公の友人がそれを気に病んで自殺してしまうというものがある。
日本沈没の予兆となる地形的な変動により、トンネルや橋梁がズレてしまうことが、工事の遅れを招いたのだ。
『日本沈没』はフィクションだが、現実のフォッサマグナは生きている地形である。
断層と付加体、それに火山の集合体の地下にトンネルを掘って、磁場を変動させながら高速で移動する物体を走らせて大丈夫なのか?と思ってしまうのである。

 

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(大菩薩峠から朝焼けの南アルプスを望む。甲府盆地は雲海の下)

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2019/08/11

分類について

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なんか3年位前から庭のあちこちに生えてくるこの栽培植物、なんだろうなぁと思いつつも放置していた。今日、カミさんに名前を聞かれて、ようやく調べる気になった。

日本の野生植物、とくに草本ならだいたい科は全部把握しているし、属の見当ぐらいはつくのだが、栽培植物(園芸植物)は未知の科だったりして勘が働かない。そこで、Googleレンズを使ってみた。Googleフォトに写真をアップロードし、「レンズ」アイコンをクリックして検索させたのだ。

写真は適当に撮ったものなのでピンボケだったのだが、「シュッコンハゼラン」がヒットした。宿根爆蘭、または爆蘭(ハゼラン)、三時草(サンジソウ)というらしい。南米原産の多年草(日本では一年草?)で、実が線香花火のようなので「爆ぜ」蘭なのだそうだ。

ネットやAIを使うと、植物の同定も楽だねぇ。図鑑を片っ端からめくるなんてことは必要なくなるのだろうか。ボーナスはたいて買った「日本の野生植物」とか「日本原色雑草図鑑」とかはどうしたもんだろう。

それはさておき、同定して種の名前を明らかにし、生物の分類上の位置を特定することは、学問上は重要なことではあるが、じつはあまり本質的なことではないのではないか、と思うことがある。生物は常に進化し変化していくものであるから、生物の分類とは「現在」という一瞬におけるスナップショットについて論評するようなものだからだ。

大学生の時、進化学の教授に「タキソニアンになるな」と言われたことを思い出す。タキソン(taxon)とは分類の単位のことで、タキソニアンとは分類することだけを重視し、分類することで満足してしまう人のことだ。

分類するのは生物学者だけではない。ヒトは分類したがる生物なのかもしれない。しかし、敵とか味方とか、負け組とか勝ち組とか、優秀とか劣っているとか、生産的とか非生産的とか、とにかく分類してラベル(レッテル)を貼ってそこで思考を停止してしまってはならないと思う。

Dsc_1884

さて、こんの写真をGoogleレンズで調べてみたら、2番目に「柴犬」が出てきたが、1番目は「ニューギニア・シンギング・ドッグ」だった。

パプアニューギニアの野生犬で、絶滅危惧種だそうである。

もともとアジアのオオカミに近い日本犬に、いろいろな犬種の血が混ざると、野生犬ぽくなるのだろうか。

3番目が「ディンゴ」(オーストラリアの野生犬)だったしね。

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2019/07/02

『富士山はどうしてそこにあるのか』『富士山噴火と南海トラフ』を読んだ

江戸時代の宝永の大噴火から300年。

平均すると30年に1回噴火してきた富士山は、いまも地下にマグマをため込みつつ、不気味な沈黙を保っている……のだそうだ。

噴火のきっかけとなりそうな南海トラフの巨大地震は,2030年プラスマイナス5年あたりに発生する確率が高い……のだそうだ。

地震、津波、噴火、山体崩壊……その災害の規模は、まさに未曽有(みぞう)のものとなるだろう。

 

毎日富士山を見ながら考える。

会社は溶岩に飲まれるかもしれないが、自宅は愛鷹山に守れて大丈夫だろう。

……地震で潰れなければ。

火山灰は東に流れるだろうから、自宅のあたりにはあまり積もるまい。

……雨が降ったら重みで屋根が抜けるおそれはあるが。

等々。

 

家に居れば(潰れなけば)助かる確率が高いが、仕事に出かけたり、山や海に遊びに行っていると、災害に巻き込まれるかもしれない。

といっても、家にこもって過ごすわけにもいかない。

災害がやってくることを気に留めつつも、(還暦過ぎてるけど)老後のために働き、山や海に遊びにいくのだ。

Dsc_1868(写真は香貫山の夫婦岩。たぶん夫のほう。1000万年位前の海底火山の噴出物だそうだが、なんでこんな形になったかなぁ。)

それにしても、大規模な火山活動や地殻変動の話を読んでいると、使用済み核燃料を地層処分するなんて言う話が「冗談」としか思えなくなる。

冗談でなければ、愚かしいファンタジーである。

だって、10万年前には富士山はなかったわけだし、6万年前には箱根が噴火して火砕流が横浜まで達したりしている。

高レベル廃棄物の放射能がバックグラウンド並みになるまで100万年ほどかかるそうだが、100万年前といえば、伊豆海底火山群が本州に衝突したころだ。

伊豆が半島となり、丹沢山地が盛り上がり、箱根や富士山が噴火を始めたのは、その後のことなのだよ。

 

やっぱりたまには地学や生物進化や宇宙SFを読んで、でっかいスケールで地球を見下ろすことも必要だね。

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2019/06/16

高さ(角度)を知りたければ拳を突き出せ

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