2022/07/22

文明崩壊・人類絶滅のシナリオ

スティーブン・ウェッブ著『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』を再読した。
定期的な通院の待ち時間には Kindle を持って行って読んでいる。
Kindle にダウンロードした書籍の中で、2年前に読んだ本書の内容をあまり覚えていなかったので、もう一度読むことにしたのだ。
「もし宇宙人が存在するなら、いったいどこにいるのか」というフェルミのパラドックスへの回答は、もちろん、判断材料が少なすぎて確定できない。

さて、フェルミのパラドックスへの回答の中には、「文明の存続期間は短い」というものがある。
いくら宇宙に生命と知性があふれるほど存在していても、宇宙へ出ていくような文明を数百年、数千年しか維持できなとすれば、他の文明と接触することはないだろう。

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昨今の国内や世界の情勢を見ていると、文明の崩壊、人類の絶滅の日近いかもなぁ、などと考えてしまう。
SFなどでよく見る(よく読む?)人類絶滅のシナリオに書かれているような出来事が、現実世界でもお起こりそうだからだ。
それも、小惑星の衝突のような、そう滅多に起こりそうもない、稀な出来事が原因ではなくて。

カルト
反知性主義的なカルト教団が各国政府を乗っ取り、科学を「黒魔術」と断じて文明を崩壊させる。宇宙へ出ていくことなど論外(というSFを読んだ記憶がある)。

核戦争
核兵器が使用されて「核の冬」となり、文明は崩壊、悪くすれば人類を含む多くの生物種が絶滅する。
大国間の全面核戦争でなくも、限定的な核兵器の利用でも核の冬になりうることを、カール・セーガンが指摘していた気がする。

温暖化
温室効果による地球温暖化が進み、異常気象と海水面上昇により食糧危機となる。
文明は崩壊、悪くすれば人類を含む多くの生物種が絶滅する。

氷河期の到来
温室効果による地球温暖化の影響で深海の海流が変化し、氷河期が到来する。
映画『デイ・アフター・トゥモロー』がそんな話だったね。

太陽フレア
太陽フレアにより、通信インフラなどが途絶し、脆弱な科学技術文明が崩壊。
原発のメルトダウンや核廃棄物の飛散が起これば、生活基盤が破壊されるだけでなく、人類を含む多くの生物種が絶滅する。

地殻変動
地殻活動の活発化により火山噴火・地震・津波の影響で文明のライフラインが分断・崩壊。
とくに原発のメルトダウンや核廃棄物の飛散が起これば、生活基盤が破壊されるが、これは地域が限られるだろうか。

パンデミック
パンデミックを甘く見て、終息前に感染予防策を解除したために感染者が急増。
感染時あるいは後遺症による男性不妊が増加し、人口は激減。文明が維持できなくなる。

小惑星の衝突のような天変地異ではなく、現在の生活と地続きのところから文明崩壊・人類絶滅に至るシナリオは、まだまだあるだろう。
星から星へ旅するような高度な文明まで発展することは、この広大な宇宙でもなかなか難しいことなのかもしれない。

そうすると、異星人の侵略だけは心配しなくてもよいかな。

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2022/07/16

Lenovo USI ペン無償交換

Lenovo IdeaPad Duet Chromebook で絵を描こうと思うと、指やスマートフォン用タッチペンでは物足りない。

そこで Chromebook 用の USI 規格のスタイラスペンを探したところ、Lenovo が IdeaPad 用のペンを出していた。

レビューを見ると、「使えないので買ってはいけない」から「問題なく使える」までいろいろで、「電池を入れ替えたら使えるようになった」というものもあった。

そこで溜まっていたポイントを利用してヨドバシで購入し、Autodesk(当時)の Scketchbook で使ってみたところ、ペンの先が画面に触れる前に描画が始まってしまった(次の図の右側)。

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Chromebook 標準のメモでは問題なく使えるので、アプリとの相性かなぁと思ったが、使いづらいので別の USI ペン(ATiC タブレットペン)を買って使っていた。

ATiC タブレットペンは、まぁ支障はないのだが電池がケツのほうに寄っているので、バランスがちょっと悪い。
ペン先もちょっと引っかかる感じなので、文字を書くとガリ版かボールペン原紙のようになってしまう(中高年しかわからないかな)。

それから約1年。

Lenovo が USI ペンの無償交換を開始したという記事を目にした(リリース自体は昨年9月に掲載されたようだ)。

IdeaPad Chromebook用 Lenovo USIペン(IdeaPad版)無償交換のご案内
〜 描画センサー感度にご不満の方は、ぜひお問い合わせください 〜

そこで問い合わせてみたところ、IdeaPad のシリアル番号や自宅住所などについて何度かやり取りした後、無償交換してくれることになった。

最初に問い合わせてから1週間で代替品が到着。

テストしてみたところ、まったく問題ない。

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Lenovo 純正ペンと ATiC のペンを比べると、筆圧感知の感度が違うようで、純正ペンのほうがきめ細かい反応が期待できそうだ。

ちなみに不調なほうの Lenovo のペンは、5営業日後に宅配業者が引き取りに来るそうである。

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2022/07/15

カメムシを進化させちゃってるかもしれない

今年も緑のカーテンとして、勝手に生えてくるリュウキュウアサガオを利用していて、先週から花が咲き始めた。

リュウキュウアサガオは病気にもならず、伸びすぎたつるを切るぐらいで手間がかからないのだが、カメムシが付くことだけが厄介だ。

ホオズキカメムシというナス科やヒルガオ科の植物に付く厄介な害虫で、このたぐいの昆虫は駆除するのが難しい。

ワシは8年前に「効果的カメムシ駆除法」を編み出して、今年もこの方法で駆逐している。

毎朝、食後に駆除しているうちに、気づいたことがある。

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初日は10匹近くシャボン玉液をくっつけて退席願ったが、二日目はあっさりシャボン玉液にまみれたのは2匹だけで、のこり6匹はパラパラと落下して逃れた。

三日目は何匹いたのかわからないが、全部落下して逃げた。

ひょっとして、危険を感じたら直ちに逃れるような性格?の個体だけが生き残るように、選択圧をかけてしまったかもしれない。

これで逃れたカメムシが繁殖して、進化しちゃうと困る。

そこで落下してきたカメムシを水を入れた容器で受け止めて確実に仕留めるようにした。

約一週間でリュウキュウアサガオにつくカメムシは激減した(1日に1〜2匹)。

しかしまぁ、なぜゼロにならないのか? 毎日どこかから飛んでくるのだろうか、と考えて、ハタと気づいた。

庭の隅でサツマイモを栽培しているのだが、サツマイモもヒルガオ科だ。

慌ててサツマイモの葉をかき分けて見ると、……つるの上に十数匹のカメムシがいた。

これで朝のルーチンワークが増えてしまうことは決定だが、サツマイモの辺りはヤブカが多いのである。

まったく、虫どもときたら。

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2022/06/28

雲を見る

ペットロス症候群、恐るべし!

いやはや、話は聞いていたものの、これほど堪えるものとは。

食欲はあるし、よく眠れるのだが、散歩中などふとしたときに涙が出そうになる。

驚いたのは幻覚で、普段は何事もないのだが、昼寝から目覚めるときなどに、こんの影がよぎったように見えたり、声が聞こえたりする。

先日は、読書端末(Kindle)を持ったまま寝てしまい、端末を落としかけてボタンを押し、「キャン」という声を聞いて目が覚めた。
もちろん、端末のボタンを押したら音がなるような設定をしていたわけではない。
無音のはずだが、ボタンを押すというアクションと連動して、なにか反応がありそうだと、無意識に思っていたのだろうか。

26日(日曜日)の夕方、散歩に出かけると、久々に富士山が見えた(翌27日、東海地方が梅雨明けしたらしい)。

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西と北の空には薄い雲がかかっていて、太陽の手前では緑色や紫色に輝く。

「彩雲」と呼ばれる現象で、古くは吉兆とか瑞兆とか、とにかく良いことが起こる前兆とされたが、もちろん、それは個人の感想である。

それほど珍しい現象でもなく、毎年何回か見るし、前日の夕方にも見た。

次の写真(26日の18時半頃)では、太陽の上の雲の左側が彩られている。

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まぁ、スマートフォンのカメラでは、望遠にするとボヤボヤしちゃうので、彩雲の部分をはっきり示すことができない。

色も肉眼で見たときよりも薄いが、露出を調整して「-1」にしたら、ちょっといい感じになった。

F-41B標準搭載のカメラアプリで露出の調整ができることは、じつは最近知った。

こんと散歩しているときは、面白い雲だなぁと思っても、じっくりカメラ(スマートフォン)を構えて露出の調整なんかできなかった。

というより、やらせてもらえなかった。

雲をボーッと見ていても、急かされたりリードを引っ張られたりしないのは、淋しいものである。

恐るべし、ペットロス症候群!

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2022/06/11

異星人による地球侵略の可能性

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散歩のたびに泣きそうになってしまう毎日であるが、それはさておき(写真は2020年10月の香貫山にて。以下の文章とは、まったく関係がない)。

アメリカ国防総省がUFO(未確認飛行物体)を調査しているという(https://www.bbc.com/japanese/59411997)。
もちろん、UFOが異星人の乗り物である可能性は限りなく低い。
レーダーの画像に残された異常な運動をする「物体」は実体ではなく、妨害電波などにより生成されたものなのかもしれない。
もちろん、ペンタゴンは妨害電波の発信元は異星人ではなく、ロシアか中国だと考えているだろう。

異星人が地球にやってくる可能性はあるのか?
そしてその異星人は友好的だろうか?敵対的だろうか?

映画『コンタクト』では、地球人が発している電波(意図的に宇宙に向けたものではなく、漏れ出たラジオやテレビ放送の電波)を聞いた異星人が、信号を送り返してくる。その信号を受信するシーンにはドキドキするし、受信した内容にはビックリするのだが、ここには書かない。映画をご覧いただきたい。
もちろん、この映画の原作者はカール・セーガンだから、異星人は善意の存在である。

だが、異星人が存在するとして、善意の存在であるとは限らないのではないか。
SF小説『三体』では、宇宙に向けてメッセージを発信したことから侵略が始まってしまう。その侵略の方法がまた奇想天外なのだが、ここには書かない。小説をお読みいただきたい。

おそらく「UFO=空飛ぶ円盤」と思っている人は、こう考えるのではないか。
恒星間の深淵を超えてやってくる異星人は、地球人よりもはるかに技術的に進んでいるのだから、きっと倫理的にも高潔で、友好的なはずだ、と。

だけどねぇ。
環境汚染や資源の枯渇、地球温暖化、パンデミックなどの危機に対して、世界中の国々が結束して立ち向かわなければならない21世紀なのにねぇ。
曲がりなりにも「大国」とされる国が、国連の常任理事国が、隣国に侵略するといった、信じられないことをやっちゃうのだからねぇ。
核兵器の使用を脅し文句にしたり、化石燃料の供給停止を人質代わりにしたりして。
なんだかなぁ。
科学技術が「進歩」しても、脳の構造は狩猟採集生活のころから「進化」しないわけだから、進んだ文明だからといって、高潔とは限らないよねぇ。

異星人が存在しているとしたら、そしてその精神構造に少しでも地球人に似たところがあるとしたら、いくら技術的に進んでいても、地球侵略はあり得るかもなぁ。
もちろん、生命の発生そのものが稀な現象なら、異星人による地球侵略の可能性はまず、ない。

小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った「りゅうぐう」のサンプルからアミノ酸が見つかった(https://curation.isas.jaxa.jp/topics/22-06-10.html)。
原始地球上ではアミノ酸の生成が難しいと考えられることから、地球の生命の起源は小惑星であるという可能性がある。
このことから、宇宙には生命が溢れていると思ってよいのだろうか?

アミノ酸が存在するだけでは、自己増殖する「生命」にはならない。DNAやRNAのような遺伝物質と出会うことが必要だ。
ひょっとしたら、冷えつつある原始地球上で生成されたRNAと、小惑星からもたらされたアミノ酸が結びついて、最初の生命が誕生したのかもしれない。

そうすると、たまたま地球上にRNAが存在する時期に、たまたま小惑星が落ちてきて、たまたま焼け残ったアミノ酸が地上まで到達し、たまたまRNAとアミノ酸が結びついて、たまたま生命が誕生した、ということになりはしないか?
その「たまたま」が起こる確率はどれくらいだろう?
ひょっとしたら、ひょっとして、この宇宙において、生命は稀なものなのだろうか?

生命が稀なものだとすると、「異星人の侵略という人類の存立危機事態に備えるため、地球人の間で争っている場合ではない、協力しなくては」という国際社会の動きは期待できない(『三体』では国連が活躍するのだが、その活躍の仕方がまた奇想天外である)。
まぁ、地球温暖化やパンデミックを前にして、協力ではなく分断を選ぶような人類だから、異星人がいようがいまいが関係ないか。

生命が稀なものだとすると、国家間の争いによって地球環境を悪化させることなどもってのほか、と思うんだけどなぁ。

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2022/06/09

まだ慣れない

こんが去って40日になるが、まだ慣れない。

昨晩は夢を見た。

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ペットロス症候群って、思っていたよりキツイなぁ。

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2022/05/09

手持ち無沙汰の日々

朝起きて、何はともあれ散歩、だったのに。
散歩に出なくてはならない理由がなくなり、毎朝、なんとなく手持ち無沙汰である。

雨が降ると玄関先にナメクジが何匹も出現するので、なんとかしなくては、と思う。
ナメクジ駆除剤を撒くのが手っ取り早いが、下手に撒いて、こんが食べるとマズイ、と考えてから、いまはもう撒いても大丈夫だ、と気づく。

そういうとき、なんだか膝から力が抜けるような気分になる。

こんがこの世を去って10日、仕事をしていると気が紛れる。
しかし、在宅勤務なので窓から庭を眺め、こんが不在の庭を見ると、なんとも淋しい。

夕方、ひとりで、あるときはカミさんと、散歩に出る。
リードも水のボトルも持たない、手持ち無沙汰な散歩である。
近所の公園で、近所の人に「相棒はどうした」と声をかけられる。

夢の中で長野県(だと思う、たぶん)へ登山に行った。
駐車場に戻ると、車のタイヤが盗まれていて、その日は家に帰れない。
困ったな、夜の散歩をどうしよう、と考えてから、夢の中なのに気づいてしまう。
こんはもういないので、急いで帰らなくてもよいことに。

目が覚めてから、とても淋しくて涙が出たりして、ペットロス症候群かもな、と思う。

対処法の一つとして、アルバムを作るというのがあった。
Google フォトでアルバムを作り、家族で共有した。

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(2022年3月23日撮影)

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2022/05/01

こんの不在

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2022年4月29日の夕方、こんが永眠した。

翌30日、火葬にした。
上の写真は、業者を待つ間に、こんが不在の庭を撮ったものだ。

今朝起きて、急いで散歩に行く必要がないことに気付いたとき、ひどく淋しく感じた。

午後から雨の予報なので、午前中に庭の半分ほどの草を刈った。
雨の日に、庭の隅のコンポスト(堆肥化容器)に生ゴミを捨てに行くとき、草が伸びているとサンダルを履いた足が濡れるので、それを防ぐためである。

これまでは、こんの居心地や排泄のしやすさ(というか排泄物の処理のしやすさ)を優先して草を刈っていたが、これからは完全に芝の維持だけを考えればよいのだ、と思うとそれもまた淋しい。

草を刈りながらウッドデッキの方を見ると、居間の掃き出し窓のくもりガラスの向こうに、こんの影がないことが淋しい。
いつもなら、庭に出して欲しくて佇んでいるのだが。

この、こんの不在に慣れるときがくるのだろうか。

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(2020年5月20日)

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(2020年5月3日)

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(2020年5月2日)

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(2020年4月19日撮影)

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2022/04/15

遠ざかる日々

朝起きてテレビを見て、まだ戦争が続いていると知ってがっかりする毎日。
起きてすぐテレビを見られるのは、居間に布団を敷いて寝ているからだ。

居間で寝るようになったのは2020年11月末に、こんが不調になって2階に上がれなくなって以来だから、1年半近くなる。
2階の和室の畳の上での快適な睡眠から遠ざかったままの日々だなぁ(表題とちょっと違う)。

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おまけに、こんが夜中に尿意を催したり、わけもなく歩き回ったりするので、安眠できずにいる。
まぁ老犬なので、排尿のコントロールや落ち着いた睡眠ができなくなっても仕方がない。

先日狂犬病の予防注射のため動物病院に行ったとき、最近気になることはないかと聞かれて、苦しそうな咳をすることがあることを、カミさんが思い出した。
聴診器で心臓の音を聞いたところ、心雑音があるという。
肺がうっ血して咳が出たり、食欲が落ちたりするそうだ。
咳の頻度など、しばらく様子を見て、場合によっては投薬治療となるだろう。

激しい運動を避け、驚かせたりしないように気を付けなくては。
もはや、こんと一緒に山を駆け回ることはないのだなぁと思うと、ちょっと寂しい。

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(以下、3月30日から4月10日までの出来事メモ)

3月30日、3回目のCOVID-19ワクチン接種(モデルナ)。翌日は発熱と頭痛のため仕事を休んで半日寝込んだ。午後になって解熱鎮痛剤が効いて頭痛が収まったので、フラフラしながら散歩した。

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4月4日、久々に終日出社して、最後の新入社員研修。スーツを着るのもあと何回かな?

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4月10日、庭の草が伸びたので刈った。草が伸びていると、こんが粗相をしたときに、処理をするのが大変なのである。草を刈って散歩して、日没まではまだ間があったけど、生ジョッキ缶を飲んでしまった。

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2022/03/30

『太平洋戦争への道 1931-1941』を読んだ

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庭のスミレやらハナニラやらユスラウメやらが咲き、近隣ではサクラも花咲く日々であるが、心は晴れない。

ロシアはウクライナへの侵攻を続けているし、経済制裁のために物価の上昇やモノ不足は懸念されるし、この戦争が終結しても元の世界秩序には戻らないのだろうなぁなどと思っては、先行きが不安になる。

戦後生まれの儂らは「戦争を身を以て体験せずに済んだ世代」になれるかなぁと思っていたのだが、そうはいかないのだろうか。

なんてことを考えつつ、『太平洋戦争への道 1931-1941』を読んだ。半藤一利さん、加藤陽子さん、保阪正康さんの2017年のラジオ番組での鼎談を書籍化したものだ。

1931年の満州事変から1941年の真珠湾攻撃までの「過ち」について概要をコンパクトに、というか手っ取り早く知り、考える材料とすることができる。

読後に思ったことは、戦争には派閥間の争いとか個人の思惑とかが大きく関わるのだな、ということ。

そして世論というか雰囲気が戦争を後押しする。市井の個人の責任、メディアの責任、ということを考えると、今の世も怖い。

マンボウ明ければ花見に行く国民と、選挙目当てに金をばらまこうとする政治家。

「先週の同じ曜日と比較して感染者数は減っている」ように見えるから第六波が終息に向かっているかのように報道しちゃうマスコミ。

なんだかなぁ。

いまこのときが、「第三次世界大戦への道」の途上でなければよいのだが。

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