こんの夢を見る
今朝、プラスチック包装容器のゴミ出しに行ったところ、富士山の積雪の陰影が綺麗だった。そこで、ゴミ置き場からの帰り道は遠回りして近所の公園まで行き、富士山と愛鷹山を眺め、写真を撮ってきた。
愛鷹山の稜線のブナも色付いてきただろうか。気になるが、今週は7回目の新型コロナウイルスワクチン接種があるので、山へ行くのは来週かな。
……ということで、晴れた空の下、ウッドデッキにペンキを塗った。陽なたは暑くて汗をかいた。しかし木陰は涼しいので汗が冷える。気を付けないと風邪を引きそうな、やっかいな気候だ。
さて、今朝方、こんが久しぶりに夢に出てきた。
どういうわけか、布団の上にこんがいる。布団の上にいるときにはたいてい丸まって寝ていたものだが、その夢の中ではちょこんと座っていて、こちらを見ている。
どうしてこんが、死んでしまったはずなのに、と言うと、こんは消えてしまった。
こんが消えてしまったことが悲しくて、布団の上に体を折って、子供のように声を上げて泣いた。
泣いたところで目が醒めた。夜明け前の暗い寝室で、仰向けに寝ていた。夢の中と頭の向きが180度違うので、少しばかり失見当識があった。現実には、泣いていなかったようだ。
トイレに行って寝たら、またこんの夢を見た。
今度は陽の当たるベランダに立っていて、こっちを見ている。(実際にはベランダと寝室は隣接していないのだが)こんにこっちへ来いと声を掛けて布団をめくって待つ。
もちろん、こんが来るはずもない。
布団をめくった状態で目が醒めた。そろそろ空が明るくなり始めるだろうか、という頃だった。
こんがこの世を去ってから、もうじき1年半になる。