2016/04/16

「余震に警戒」と言わないほうがよいのでは

「余震に警戒」と言わないほうがよいのでは
熊本の皆さんには申し訳ないくらい静岡は平穏である。
地震の報道を見ていて、「余震に警戒」と言わないほうがよいのではないか、と考えた。
前震、本震、余震という地震学の用語は、一連の地震が終息してから当てはめるものだ。
一連の地震の中でも生活を続ける人々にとって、本震も余震もないだろう、と思うのだ。

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2015/09/02

東京五輪エンブレム騒動

2020年への想い
2020年開催予定の東京オリンピックについては、国立競技場のデザインやらエンブレムやら、ケチがつき通しである。
これらの問題、というか騒動について、「どうもこのごろ日本はおかしい。日本人が劣化しているのではないか」という意見を新聞やTV報道で目にする。

だが、いろいろ考えてみると、劣化しているのは「日本人」ではないのではないか、という気がしてきた。

責任をとらない組織の長たち。
税金を仲間うちで分け合うかのように見える専門家たち。
ネットの画像をコピー&ペーストはするくせに、それが画像検索でバレることに思い至らない「プロ」のクリエイター。
外の世界を見ない連中、委員とか理事とかいう名前の、組織に利益(※)をもたらさない人たち。

日本人が劣化しているのではなく、旧来のしくみに乗っかり、一般人の感性とか民意とかを感じ取ることができない「古いタイプの組織人」が、変わり行く世界の在りように置いて行かれているだけではないのか?

残念な問題が噴出する組織には、非民主主義的な病根があるのではないだろうか?

※ここでいう利益とは金銭のことではない。価値の創造とかブランドイメージとかいった、組織の存在意義にかかわるもののことだ。ドラッカーの著作を読んだことがあればわかるよね。ちなみに、ドラッカーによれば、組織が時の流れに抗して生き残る方法は、一つしかないそうだ。イノベーション(改革)である。

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2014/10/09

皆既月食は見えず、LEDの夜

今夜は月が煌々と輝いてるのに、なぜ昨晩は曇ったんだろうなぁ。
……というわけで、静岡県東部では、2014年10月8日の皆既月食は見えなかった。

晴れれば、地球の大気圏で屈折して届いた赤い弱い光だけに照らされた、赤黒い満月が見えたはずだったのに。
太陽の(虹の七色の)光のうち、朝焼けと夕焼けの色に同時に照らされた月……見たかったなぁ。

月の見えない夜、白色LED(発光ダイオードの)ヘッドランプを灯しての散歩を終え、ウチに戻ればTVはノーベル物理学賞受賞のニュースで持ちきり。
液晶TVの光源もLEDだし、居間の照明もLEDである。

今年のノーベル物理学賞は、三人の日本人科学者による青色発光ダイオードの発明・製品化に対して与えられた。
赤色と緑色のLEDは早くから実用化されていたが、青色のLEDは20世紀中には無理ではないかと言われていた。
その困難を克服し、21世紀の人類に明るい、環境負荷の少ない光を与えた功績が評価されたのだ。

赤・青・緑の光の三原色が揃えば、すべての色が表現できる。
三原色を均等に混ぜれば、太陽光と同様の白色光になる。

さて、懐中電灯やシーリングライトには、赤・青・緑の三色のLEDを使っているわけではない。
「白色LED」が1個あるいは数十個使われている。

「白色LED」とは何なのか?

写真撮影時のフラッシュとしてスマートフォンに装備されている白色LEDを「自撮り」してみた。
鏡に映して写したので、ちょっとゆがんでいるし、ゴミも写っているし、ゴーストも出ているし……まぁいいか。

上の写真の左側の丸い「白色LED」をよく見ると、黄色っぽい。
懐中電灯やシーリングライトのカバーを外してみるとわかるとおり、点灯していない「白色LED」は、黄色いのである。
これはなぜかというと、じつは青色LEDを使っているからなのだ。

青色LEDそのものは、青くない。
点灯していないときは銀色の電極が見えるだけで、通電すると青い光を発する(なにしろ「青色発光」ダイオードだからね)。

白色LEDは、青色LEDを黄色の蛍光色素を含むプラスチックで封入してあるので、黄色く見えるのである。
青色LEDから発せられる青い光のうちの一部が、蛍光色素に吸収され、蛍光色素は黄色い光を発する。
LEDが発する青い光と、蛍光色素が発する黄色い光が混ざって、白く見えるのである。

光の三原色の図をもう一度見てみよう。

赤や緑の光がなくても、青と黄色の光をまぜれば、白くなることがわかるね。

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2014/09/27

御嶽山噴火!

御嶽山噴火!
突然の木曽御嶽山噴火。
ニュースの映像では、山頂付近の複数箇所から噴煙が立ちのぼっている。
火山弾が飛ぶようすも見える。

御嶽山には登ったことがないので、とりあえず位置関係を確認。

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2014/07/03

ちょっとキャスティング変えてみた

ちょっとキャスティング変えてみた
で、拉致問題も全力だとさ。
ミサイル発射でも制裁解除のミョーなバランス感覚。
というか、誰かの思う壺?

ところで、拉致された邦人の乗った仮想敵国の船舶に、その国の要人かスパイが同乗しているとする。
要人暗殺を目的として、同盟国が攻撃しようとしたら、我が国はどうするのかね。
国民の生命を守るため、同盟国軍の攻撃を武力をもって阻止するのかね?
あり得ない想定?
いやあ、例のアレよりはありそうでは?

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2014/07/02

何に全力なんだよ

何に全力なんだよ
描きたくなかったなぁ。
コイツらを選んだのはワシじゃないからね。
次の選挙で落とそう。
なぁ、皆の衆。

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2014/06/10

ダチョウは頭を隠さない

失礼な話である(以下、本日の朝日新聞朝刊から)。

問:(集団的自衛権を使えるように憲法解釈を変えることを)本当に閣議決定で決めるのか。今国会中(に閣議決定)と言われている。むちゃくちゃな議論で、国民を危険な防衛体制に送り込んでいいのか
答:私たちの態度こそ、国民の命を守らなくてはいけないという責任ある姿勢だ。はなからそんなこと(有事)は起こらないというのは、いわば砂の中に頭を突っ込むダチョウと同じだ。見ないようにすれば、事態は起こらないと思ってしまう考え方だ。(後略)

昨日の参議院決算委員会での問答である。
何が失礼なのか?

まず、ダチョウに対して大変失礼である。

捕食者から逃れたいときに頭を砂に突っ込むのが本能だとしたら、ダチョウという種は生き残っていない。

ナショナルジオグラフィックのサイトには、次の記載がある。

通説と異なり、ダチョウが砂に頭を埋めることはない。おそらくこれは、昔ダチョウの防衛行動を見て考えられたものと思われる。ダチョウは、危険が迫ると身を伏せ、目立たないように長い首を地面に押し付ける。ダチョウの羽毛は遠くから見ると砂地とよく調和するので、砂に頭を埋めているように見えるのだ。

そして、ダチョウは臆病で愚かな鳥ではない。

ダチョウの力強く長い足は、一歩が3〜5メートルにもなり、恐るべき凶器としても機能する。ダチョウのキックは、人間やライオンのような捕食動物を殺すことができるのだ。2本指の足には長くて鋭いツメがある。

つまり、強力な自衛手段を持っているのである。
強力な自衛手段を持っていながら、危険を察知し、それを避けようとする。

生物学をよく知らない人、あるいは観察不足の人は、「弱肉強食」とか「適者生存」とか誤った概念を振り回しがちである(行き着く先が「民族浄化」だったりする)。
人類よりもはるかに以前から地球を闊歩してきた先輩の生物たちに失礼なので、妙な喩えは慎んだほうがよかろう。

そしてもう一つ、大変に失礼なのは不戦の誓いを立て、争いを避けようとする私たちを愚弄する態度だ。

「有事が起こらないだろう」などとは、誰も思っていない。
「有事が起こらないようにすべき」なのである。

もし、軍事的衝突――戦争――が起こってしまったとしたら、それは政府の外交が失敗したからであって、国家の舵取りを任せられた人たちが、その責任を果たせなかった、無能であったということである。

さて……五百年に一度の津波なんか起こらないだろうと、頭を書類の間に突っ込んで、危機がないふりをしたのは、どういう人たちだったかな?
またなんか、原子力発電所内の断層は活動しないだろうとか言ってるが、そういう人たちのアタマの働きは、ダチョウに劣るということになるわなぁ。

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2014/04/25

浜岡原発事故避難シミュレーション

中部電力浜岡原子力発電所が重大事故を起こし、半径31km圏内の住民が自家用車で避難するときのシミュレーションを、静岡県が発表した。

https://www.pref.shizuoka.jp/bousai/kakushitsu/antai/hinansimulation.html

原発と地震・津波との複合災害の場合、5km圏内(PAZ)と31km圏内(UPZ)の住民が一斉に避難すると、90%避難が完了するのに21時間55分かかる。
その際、避難車両の走行時間は、同じく21時間55分。

……ということは、なに? 平均時速1.4km?
もちろん、直線距離では31km以上になるわけだから、ずっと時速1.4kmで走るってことはないだろうが……。

PAZ優先で、UPZは1時間おきに台数を制限して避難させれば、90%避難完了に28時間15分かかるもの、避難車両の走行時間は5時間30分になる。
……それでも時速5.6km、ジョギングのほうが早い。
だいたい、「台数を制限して順次避難」なんてことが、現実に可能なのか?

……まったく、「有事」の場合には、避難するといっても容易なことではないのだ。
おまけに、半径31kmの円を描いて区域を区切っているが、現実には偏西風によって東側には100kmくらい放射性降下物が降るという予測がなかったか。

まったく、事故のことを考えると、「原子力発電所は余分なもの」である。
ワシは日本国民で納税者で東京電力の顧客だが、原子力で電気を作って欲しいなんて言ったことは一度もないぞ。

さて、浜岡原子力発電所が事故を起こしたとき、交通がどうなるかを調べていたら、2003年の中部電力のプレスリリースを見つけた。

国際学会における石橋教授の発言について

いやはや、ヒドイもんである。安全神話にどっぷり浸っている。

耐震基準を満たしているから安心。津波は6~7mだから大丈夫。10mの砂丘があるし。原子炉は地震で自動停止するし。

……という主張である。そして結論は次の通り。

したがって、浜岡原子力発電所の東海地震に対する耐震安全性は十分確保されており、石橋教授の指摘するような『原発震災』が発生することはないと考えております。

つまり、事故は起こらないから避難など考える必要がない、ということか?
実際には、31km圏から脱するだけで1日がかりなのに?

2011年の福島第一原子力発電所事故では、事前の住民避難計画も訓練もなかったことから、多くの老人や病人が亡くなったことを思い出すべきである。

(参考)石橋克彦教授は1997年から「原発震災」について警鐘を鳴らしていた。
2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html

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2014/04/17

プレゼンテーションとスライド

STAP細胞関連の報道の際、ニュースキャスターが PowerPoint とはどんなソフトなのか知らないことを白状し、ネットで話題となったそうだ。

PowerPoint はマイクロソフト社のプレゼンテーションソフトウェアで、Word(ワードプロセッサ)や Excel(表計算ソフト)とともに、Microsoft Office に含まれている。

だから、研究者だけでなくビジネスマンにもお馴染みのソフトである。

もっとも、プレゼンテーションやセミナーの資料を自分で作らない人にすれば、まったく無関係に生きていられるソフトでもある。

もちろん、プレゼンテーションソフトは、PowerPoint だけではない。

無償のオフィスツールである OpenOffice.org や LibreOffice には、Impress という名前のプレゼンテーションソフトが含まれている。

アップル社は Keynote というプレゼンテーションソフトを提供している。
スティーブ・ジョブスがプレゼンテーションに用いていたのは、Keynote だろう。

それに、プレゼンテーションソフトを使わなければプレゼンテーションができない、というわけではない。

Adobe Acrobat を用いて、PDF ドキュメントを紙芝居のように、あるいはスライドを入れ替えるように表示することもできる。

大きな文字のHTMLファイルを次々と表示する、高橋メソッドというプレゼンテーションの技法もある。

そうそう、プレゼンテーションソフトでは、一度に表示する画面を「スライド」と呼ぶ。
もちろん、研究発表の際、図表や写真のスライドを次々と表示しながら説明したことに由来する。

上の写真はもう30年以上前、ワシが卒業論文発表の際に作ったスライドである。
紙にロットリング(製図ペン)で手書きしたグラフを、専用のフィルムをセットしたカメラで接写し、そのフィルムをアンモニアで現像したものだ。

当時、壇上の発表者はスライドプロジェクターを自ら操作することはできないので、1枚のスライドの説明が終わると「次のスライド、お願いします」と言って、スライドプロジェクターの係に「スライド」してもらったものである。

現在、スライドの操作は壇上の PC のスペースバーや矢印キーを用いて行うので、「次、お願いします」と言うことはなくなった。
文字やグラフを少しずつ表示したり、横から流れてくるようにしたり、といったアニメーションもできるので、話のタイミングにあわせて操作する。

アニメーション効果などに懲りすぎて、見易さや話のわかりやすさを二の次にしてはいけない。
1枚のスライドに情報を……文字や図を……盛り込み過ぎて、見づらくなってもいけない。

プレゼンテーションソフトが進化して、凝ったスライドを簡単に作れるようになっても、大切なことは「伝える」ことなのだから。

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2014/02/26

ニュースを見ると腹が立つ

昨晩のニュース映像。
ソチから帰還したオリンピック選手団を乗せた旅客機が、成田空港に降り立つ。
すると、その旅客機に放水しているではないか。

なに? 除染か?
まずそう思った。
ソチから北極海を越えて帰還するとき、チェルノブイリの上を通ったっけ?
チェルノブイリの石棺が破れて放射性物質が漏れだしたとかいう報道はなかったと思ったが……。

……なんてことを考えていたら、「歓迎の放水です」というアナウンス。
なんだぁ。ホッとした。

なんで除染か、なんてことを考えてしまったかというと、昔見た核危機を扱った映画かドキュメンタリーで、航空機や艦船を放水で除染する、というシーンを見たことがあるからだ。
そのシーンと、福島第一原子力発電所の事故の後、放射性降下物の降り積もった建物を除染する映像とがカブった。

それに、福島第一原子力発電所はもちろん、チェルノブイリだって収束にはほど遠い状態だ。
再び爆発して放射性物質をまき散らす可能性はあるのだ。

それなのに、原子力発電を「重要なベースロード電源の一つと位置づける」とはどういうことか?

言葉は悪いが、「バカじゃないの?」と言いたくなる。
誰か、「バカじゃないこと」を証明して欲しいものである。

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