宇宙からの視点
11月19日、富士山が雪をかぶっていたので写真に撮った。
場所は例によって門池公園である。
快晴無風の池の水面にイチョウの黄葉が映えていた。
翌日の11月20日もよく晴れたので、夕方に散歩し、同じような景色を見た。写真は撮っていないが。
さて、NASA の Gateway to Astronaut Photography of Earth というサイトに、11月20日7時7分に ISS(国際宇宙ステーション)から撮影した写真が載っていた。
Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center
解像度の高い写真は下記でご覧いただきたい。
https://eol.jsc.nasa.gov/SearchPhotos/photo.pl?mission=ISS070&roll=E&frame=27849
GMT の7時7分は日本時間で16時7分だから、儂がちょうど門池公園を散歩していたときに、上空を ISS が通過し、宇宙飛行士が写真を撮っていたわけである。
雪を戴く富士山と、その周りの山々がよくわかる。
富士山の影が右上(東北東)方向に長く伸びている。
江戸時代に噴火した宝永火口や、有史以前に噴火した愛鷹山の火口がはっきり見える。
箱根のカルデラが驚くほど大きいこともわかる。なにしろ横浜まで到達するほどの火砕流を起こした巨大火山だからね……。
人類は宇宙からの視点を得て、広く見渡すことや、新たな観点で自然を理解することができるようになった。
なったはずなのだが、なぜいまだに領土を奪い合って戦争なんてことをやっているのか、とても不思議である。