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2024/04/12

沼津アルプス完全踏破!

先月、鷲頭山から大平山を歩き、沼津アルプスを「ほぼ」踏破したと書いた。
「ほぼ」というのは、香貫山と徳倉山の間の横山に登っていないからだ(詳細については「追記」参照)。

「ほぼ」のままでは気分がよくないので、暑くなり藪が繁り虫が出る前に、香貫山から横山を経由して徳倉山まで歩こうと考えた。
うまくすれば、桜の花を見ながら歩けるかな、と思い、昨日4月11日に実行した。

10時15分、香貫山の麓の中瀬駐車場から登山開始。
10時半頃、稜線の新桜台に着いたが、桜は満開を過ぎて散りかけていた。

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八重坂峠へと下り、横山へと登り返す。
急坂が続き、ロープ場もある。
高齢者が沼津アルプスを歩くには、トレッキングポールと作業手袋は必須である。

11時25分、横山の山頂着。

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横山からまたロープを伝って下る。
登ったり降りたり、この繰り返しはけっこう足に来るが、自分を追い込むにはよいかもしれない。

次の写真は横山峠の手前の尾根上の道で見つけた立浪草(タツナミソウ)。

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正午前に横山峠を通過して、徳倉山へと至る鎖場に取り掛かる。

徳倉山の山頂に着いたのは12時20分。
山頂の芝生の広場の周囲は木々に囲まれていて、わずかな隙間から愛鷹山が見えた。
残念ながら富士山は雲の中。

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例によってガスストーブで湯を沸かしてカップラーメンを食べる。
食べながらこの先のルートを考えた。

徳倉山から香貫台(海側)へ下って終了、という手もあったが、どうせなら志下坂峠か志下峠まで行ってみようと思った。
24年前の家族登山の際、志下坂峠と志下峠のどちらから下山したのか忘れてしまったので、志下坂峠〜志下山〜志下峠の間が未踏だったら嫌だなぁ、とも思ったからだ(今日確認したら、志下峠から下山していた)。

徳倉山から(またまた)ロープ場を下り、香貫台分岐を過ぎた尾根道に、機関銃台座跡があった。
太平洋戦争末期に、駿河湾上空から北上する米軍機に対抗するためのものだそうだ。

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東京をはじめ本土各地を空爆するためにやってきたアメリカの爆撃機は、富士山を目標にしていたというから、ちょうどこの上空を飛んでいたのだろう。
「跡」といっても直径3メートルから5メートルくらいの穴が空いているだけだった。
ここに、戦艦などに積んでいたのと同様の旋回式の対空砲火を設置したのだろうか。

徳倉山と南隣の山は、合わせて「象山」と呼ばれている。
沼津アルプスの東側の清水町のほうから見たとき、徳倉山が象の頭、南隣の山が象の背中のように見えるからだそうだ。

象の背中のあたりの尾根道は歩きやすく快適である。
椎(シイ)・樫(カシ)の林に桜(サクラ)が混じり、道の上には樟(クス)の葉や桜の花びらが散り敷かれていている。

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志下坂峠へと下る急な斜面に、蛍葛(ホタルカズラ)が咲いていた。

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千金岩とペンキで書かれた岩のあたりでは、目の前に鷲巣山が聳え立つ。

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この先しばらく、稜線の道からは鷲頭山と奥駿河湾がよく見えた。

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14時、志下山着。
山頂の桜は葉桜になりかかっていた。
対岸は静岡市〜富士市のあたり。

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稜線の薄(ススキ)の間に咲いていた姫萩(ヒメハギ)。

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稜線は凝灰角礫岩(見た目はコンクリートに似ている)やそれが風化した赤土だが、ところどころ安山岩の板状節理が見られる。
次の写真は志下峠手前のピークのあたりの板状節理。

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14時20分、志下峠に到着。
ここ2年のうちに、ここに立つのは4回目である(プラス、24年前に1回立っている)。

志下峠からは沢沿いに下ったが、苔が生えていて滑りやすく、1回尻もちをついた。

14時45分、登山口着。
登山靴の紐を緩め、トレッキングポールをザックに括り付けて、アスファルトの道を歩き出す。
香貫山の駐車場は遠いなぁ、バスに乗って市役所の辺まで行こうかと思ったが、国道の横断歩道で信号待ちしていたら、目の前をバスが通過していった。

諦めて、海岸に出たのは15時。
島郷海水浴場からは、愛鷹山越しに富士山が見えた。

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御用邸記念公園と学習院遊泳場の間で海岸から離れて国道を渡り、沼津アルプストンネル入口、沼津工業高校、八重坂峠、清掃プラントの横を通って香貫山の麓の中瀬駐車場に着いたのは16時20分。

【教訓1】
やはりアスファルトやコンクリートの上を1時間半歩くのはキツイ。
駐車場所をよく考えてループになるようなルートを考えるか、バスなどの公共交通を利用することを考えたほうがよい。

【教訓2】
健脚の若者なら、沼津アルプスを(奥沼津アルプスを含めて)1日で踏破することも可能だろう。
しかし、中高年は無理せず、二分割ないし三分割するほうがよいだろう。

(追記)

今年4月より前(2024年3月以前)に歩いた沼津アルプスの尾根筋は次の通り。
横山がすっぽり抜けている(以下の図版はいずれも地理院地図を用いて作成)。

20243

今回(2024年4月11日)歩いたルートは次の通り。
舗装路を長く歩くことになったのは失敗。

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ということで、大平山以西の奥沼津アルプスを含めた沼津アルプス完全踏破!

Photo_20240412225101

足掛け24年、のべ3日プラスアルファかかった。
プラスアルファのほうは、こんと散歩したり、重複するルートがあったりしたので十日かそれ以上である。

今後も歩くんだろうなぁ、キツイけど。

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