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2024/03/15

早春の戦慄

早春である。
辛夷(コブシ)の花が盛りを過ぎようとしている。

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土筆(ツクシ:スギナの胞子葉)も出てきた。

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ちょっと珍しい、というか見たことがある人が少ないであろう浦島草(ウラシマソウ)の芽。

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1枚しかない大きな葉(緑色)と花の包葉(紫色)が同時に出てくるのだね。

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菜の花も咲いていた。

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アブラナだと思うが、特定できなかった。

野生化してこんもり茂っているもんだから……。

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さて、ここで今回の表題の話。
こんな長閑(のどか)な早春の風景のどこが「戦慄」なのか?

今日、沼津市の広報と同時に戸別に配布された「沼津市富士山火山防災マップ」を見て、戦慄したのである。

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この記事の写真を撮った範囲はすべて、第5次避難対策エリアと第6次避難対策エリアに含まれる。
富士山が噴火し、最大級の溶岩流が流れ来るとしたら、24時間から57日のうちに到達する可能性があるのだ。

富士山からの溶岩は、黄瀬川沿いに流れ下り、かつての三島溶岩流の末端、鮎壺の滝へは18時間から24時間で到達するようだ。
そして黄瀬川から周囲へと流れる範囲を広げていく。
家も畑も林も、高温の溶岩流に呑み込まれ、焼き尽くされる。
まさに戦慄の事態である。

ウチのあたりは第5次避難対策エリアなので、24時間から7日以内に溶岩流が到達する。
火山灰も降り積もるだろうから、車での避難はできない。
噴火後24時間のうちに、情報収集してどうやってどこへ逃げるか、考えなくてはならない。

菜の花の写真を撮ったあたりは国道246号バイパスに近く、ちょっと小高いところだが、第6次避難対策エリアなので、7日から57日のうちに溶岩流が到達する。
富士山が噴火したら、より高いところへ、より高いところへと避難(移動)を強いられることになるのだろうか。

しかし、移動することのできない植物は、溶岩流に呑まれてすべて死滅する。
それでも数十年後には、溶岩流に呑まれなかった地域から飛来した胞子や種子によって、植生が復活するだろう。

そう考えると、核攻撃や原発事故に較べれば、復活への道筋が見えるだけ、富士山の噴火のほうがはるかにマシな災害のように思えてくるなぁ。

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