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2023/10/30

尾状突起をどうやって動かしているのか?

金木犀(キンモクセイ)の花も終わり、桂(カツラ)の黄葉が始まった。

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庭で咲いている花はローズマリーと抱葉荒地花笠(ダキバアレチハナガサ)くらいになった。

そのダキバアレチハナガサにウラナミシジミが蜜を吸いにやってくる。

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翅の色は茶色っぽいが、構造色で青く光る。

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角度によってはミドリシジミ類のような緑色にも見える。

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動画を撮ってみた。手ブレ補正機構が効いているので、花がゆらゆら揺れているのは手ブレではなく風のせいである。

 

さて、ウラナミシジミの後翅には触角のような尾状突起がある。よく見ると、この尾状突起をうにょうにょと動かしている。

 

昆虫は触角や付属肢(あし)、翅(はね)を筋肉で動かす。昆虫の成虫を解剖すると、胸の中は付属肢を動かす筋肉と翅を動かす筋肉でぎっしりである。

だが、尾状突起の部分には、筋肉はないはずである。そこで、うにょうにょと動かすには、体液(血液)の圧力変化を使っているのだろう。

チョウの口はストロー状で蜜などの液体を吸うことに適した構造になっている。この口も普段はゼンマイのように巻いているが、体液の圧力を使って伸ばして蜜を吸う。

尾状突起も同様に体液を移動させて動かしているのだと思うが、いまのところ未確認である。どういう気分のときにうにょうにょさせるのかも、わからない。

秋の庭先で発見した、ちょっとした疑問である。

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2023/10/26

箱根山伏峠付近散策

11月24日(火)の午後、洗濯物と布団を取り込んでカミさんと出かけた。本格的な山歩きではなく、自動車道沿いの散策路をちょっと歩いた程度であるが。

伊豆縦貫道から国道1号を登って箱根峠から芦ノ湖スカイラインで山伏峠へ。ウチから40分ほどで無料駐車場へ到着。芦ノ湖スカイライン通行料片道800円也。

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山伏峠のレストハウス(というか峠の茶屋?)の裏手の道標に従い、芦ノ湖側の林の中に入っていく。

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山道はブナやヒメシャラの林の中をトラバースするように続いていて、途中で「山伏峠」と書かれた標識の横を通る。

落石注意の看板があり、多少のアップダウンもあるが、登山靴を履いていれば問題なく歩ける道である。林の木々の間から芦ノ湖が望める。

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大きなキノコがいっぱいあったが、もちろん採らない。まず国立公園内だから採取禁止だし、毒キノコかもしれない(どうもツキヨタケくさい)。それに、静岡県では野生のキノコは採取禁止である。

静岡県で採取禁止の理由は放射性セシウムが検出されるからである。この地点は神奈川県かもしれないが、放射性降下物に県境はない。

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散策路はスカイラインに近づいたり離れたりするが、稜線近くではちょっとした展望がある。

杓子峠付近を通り、山伏峠から三国山へ至るルートの半分ほどのところで引き返すことにした。暗くなる前に帰宅したかったし、途中から両脇のススキやササのために山道が狭くなり、ダニにたかられるおそれもあったからだ。

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散策路の脇にはシカの踊り場があった。糞や足跡もあちこちにあり、三国山の芦ノ湖側の斜面でオスジカのラブコールも聞いた。

山伏峠のドライブインまで戻り、展望台に登った。

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奥は伊豆半島、その手前は沼津アルプス。

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愛鷹山と富士山。

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沼津市街越しの駿河湾。夕陽の反射で輝いているあたりは三保と清水港。

ちなみにその奥の水平線近くには、80km先の御前崎が見えている。計算によれば、標高1035mの山伏峠からなら、100kmくらいまで見えるはずだ。山へ登ると地球が丸いことがよくわかるなぁ。

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2023/10/23

哀しいほどの青空の日に

このところ空が青く晴れて布団を干したりするのだが、どうも気分が晴れない。人道危機やら戦争やら、世界は危機的状況だし(こんな21世紀になるとは思ってなかったよ)、体調はイマイチで目眩がしたりするし。

気晴らししようと散歩に出れば、調子に乗って歩き過ぎて膝が痛くなるし、他所の犬と遊んだら後で哀しくなるし。

……ということで庭に出てみる。

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庭の芝生をもう一回刈ったほうがよいだろうかと考えて、よく見ると具合の良い「すげふ」になっているところがある。上の写真で、手前のイヌタデ(あかまんま)の花のあたりから奥のカツラの影のあたりまで、茶色い「ぽんぽん」のような花穂が見えるところが、背丈の低いヒメクグの群落である。

裸足になって踏んでみると、高麗芝のようにツンツンせず、柔らかく湿っぽいので気持ちが良い。座り込んでぼーっと庭の奥を見ていると、こんが茂みの中から出てきそうな気がする。こんが生きていたら、喜んで「すげふ」に寝転んだだろうかなどと考えると涙が出てくる。

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さて、先日ウラナミシジミのメスが来たと書いたが、今度はオスが来た。先日はこの写真の植物をヤナギハナガサと書いたが、どうもダキバアレチハナガサ(抱葉荒地花笠)のようだ。花穂が長く、花が小さく、対生する葉の付け根が茎を抱いているように見える。

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このオスの個体は30分ほどかけてダキバアレチハナガサの小さな花から花へと移動して吸蜜し、どこかへ飛び立っていった。蜜で腹を一杯にして、メスを探しに行ったのだろうか。ウラナミシジミの食草はマメ科植物なので、ウチにはない。隣家にフジがあるので、そこへ行くのかなぁ。

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2023/10/16

こんの夢を見る

今朝、プラスチック包装容器のゴミ出しに行ったところ、富士山の積雪の陰影が綺麗だった。そこで、ゴミ置き場からの帰り道は遠回りして近所の公園まで行き、富士山と愛鷹山を眺め、写真を撮ってきた。

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愛鷹山の稜線のブナも色付いてきただろうか。気になるが、今週は7回目の新型コロナウイルスワクチン接種があるので、山へ行くのは来週かな。

……ということで、晴れた空の下、ウッドデッキにペンキを塗った。陽なたは暑くて汗をかいた。しかし木陰は涼しいので汗が冷える。気を付けないと風邪を引きそうな、やっかいな気候だ。

さて、今朝方、こんが久しぶりに夢に出てきた。

どういうわけか、布団の上にこんがいる。布団の上にいるときにはたいてい丸まって寝ていたものだが、その夢の中ではちょこんと座っていて、こちらを見ている。

どうしてこんが、死んでしまったはずなのに、と言うと、こんは消えてしまった。

こんが消えてしまったことが悲しくて、布団の上に体を折って、子供のように声を上げて泣いた。

泣いたところで目が醒めた。夜明け前の暗い寝室で、仰向けに寝ていた。夢の中と頭の向きが180度違うので、少しばかり失見当識があった。現実には、泣いていなかったようだ。

トイレに行って寝たら、またこんの夢を見た。

今度は陽の当たるベランダに立っていて、こっちを見ている。(実際にはベランダと寝室は隣接していないのだが)こんにこっちへ来いと声を掛けて布団をめくって待つ。

もちろん、こんが来るはずもない。

布団をめくった状態で目が醒めた。そろそろ空が明るくなり始めるだろうか、という頃だった。

こんがこの世を去ってから、もうじき1年半になる。

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2023/10/06

秋の訪れ

つい先日まで連日の真夏日だったのに、急に秋らしくなった。

富士山も昨日(10月5日)に初冠雪。

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午前中は雲に隠れて見えなかったので、夕方の散歩の折に確認した。剣ヶ峰の下あたりがうっすらと白かった。

庭のコブナグサが出穂し、コムラサキの果実が色づくなど、草木も秋の様相になってきた。

そんな中、ウラナミシジミがヤナギハナガサ(バーベナの一種)で吸蜜していた。

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翅(はね)の裏に波状の模様がある。後翅の後端に目のような黒い点があり、触角のような尾状突起がある。これらの模様には、体の前後を解りにくくする効果があるのだろう。鳥などの天敵が、頭と間違えて翅の後端を攻撃してくれれば、逃げおおせる確率が高くなるからね。

このウラナミシジミはメスなので、翅の表側は茶色っぽい。オスならば紫色に輝く。

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メスの体の毛も構造色で青っぽく見える。

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このウラナミシジミは成虫で越冬するのだろうか。この後食草のマメ科植物を探しに行き、産卵するのだろうか。

ちなみに、この写真のヤナギハナガサは7月の記事に書いたものと同じ株で、ずっと咲き続けている。今年初めてウチの庭に登場した植物なので、いつまで咲き続けるのか、いつ枯れるのか、全くわからない。7月には近所の公園でも見かけたが、刈られてしまって今はない。

ウチの株は、しばらくそのままにして様子を見ようと思う。

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