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2023/07/22

水辺の蜻蛉、蝉の恩知らず

昨日の夕方、他所の犬と戯れながら散歩していたとき、大型の蜻蛉(トンボ)がギシギシの花穂の先に留まっているのを見た。

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写真には、一匹の大型のウチワヤンマと、二匹の小型のコシアキトンボが写っている。コシアキトンボは縄張り争いの最中のため、止まらないのでブレている。

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ウチワヤンマはギンヤンマと同じくらいの大きさだが、腹部第8節に団扇状の付属物がある。この個体はとにかくじっと留まっている時間が長くて、他の個体が近づくと追い回していたから、オスだろう。

ちなみに、ウチワヤンマはトンボ目ヤンマ科ではなく、トンボ目サナエトンボ科に属している。左右の複眼が接していることがヤンマ科の特徴なのだそうだが、ウチワヤンマの複眼は接しておらず、離れている。オニヤンマもヤンマ科ではなくオニヤンマ科で、複眼は一点だけで接する。

という具合で、蜻蛉の名前と分類は一致せず、ちょっとややこしい。まぁ生物学を学んだ者にとっては常識だが、生物の名前は単なる記号であって、分類上の関係を表すものではない。名前が似ているから近縁(同じ仲間)とは限らないのだ。生物名に関しては、言霊なんぞクソ喰らえ、なのである。

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さて、先日来クマゼミが恩返しとしてウチの庭では鳴かないでくれるのではという、ファンタジックな淡い期待をしていたが……当然のことながら裏切られた。今朝も庭のカツラで元気に鳴いていた。

その鳴き声は耳が痛くなるほど暴力的で、蝉時雨(せみしぐれ)なんてものではなく蝉暴風雨である。

ウチは高齢者世帯だから、気温が上昇するときには無理に我慢せず、冷房を使うことにしている。そのため、窓を閉め切るのでクマゼミの暴風雨攻撃もしのぐことができる。

だがね、午後になって洗濯物を取り込むために庭へ出ると……なんだこの有様は。

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この写真には四匹のクマゼミが写っているが、写角の外にいたやつや枝の先の方にいたやつを含めて、なんと合計八匹のクマゼミが一本のカツラにいた。

まったくもう、この恩知らずの蝉共が!

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