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2022/02/27

春一番

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昨日、庭にヒメアカタテハが飛んできた。
たぶん暖かくなってきたので、越冬中の個体が姿を見せたのだろう。

庭のハナニラやハコベが伸び、オオイヌノフグリやキュウリグサやホトケノザが咲き始めた。
庭の草が伸び、花が咲くのは喜ばしいことだが、こんが不調になったときには厄介のタネになる。

不調になったこんは庭を走り回り、芝生の縁あたりで排便する。
下痢のときには、便を回収するのが大変なのだ。
草が伸びているとスコップでうまく除去できず、残留して厄介なことになる。

そのため、不可逆的かつ恒久的な除去ができるように、戦略的に伸びた草を刈る必要があるのだ。

今日午前中、草を刈り、庭の隅に掃き集めた。
強い風が吹き、刈った草がウッドデッキに干していた布団の上に飛ぶという、思わぬ被害が発生した。

まだ公式の発表はないが、今日吹いた強い風は、おそらく春一番だろう。
平年よりも遅い。

こんに促されて、午後は近所の公園を散歩。
今日は写真を撮らなかったので、昨日撮ったものを載せておく。

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犬を連れた人たち、親子連れ、車椅子の夫婦……。

風は収まって穏やかに晴れて暖かかった。

ぶらぶら歩くのに気分の良い日であったが、ロシアのウクライナ侵攻が頭から離れず、今ひとつ気は晴れなかった。

(3月8日追記)
名古屋地方気象台の発表によれば、静岡県を含む東海地方の春一番は、この日(2月27日)ではなく、3月5日(土)だったそうだ。
2月27日は気温が低すぎて春一番認定されなかったようだ。

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2022/02/18

誕生日休暇

明日が誕生日なので、今日(18日金曜日)に誕生日休暇(特別有給休暇)を取った。

明日は土曜だし、天気が悪くなるという予報が出ているので、今日の午前中、軽く山歩きすることにした。
ただし、こんが先週からちょっと不調で、階段の上り下りが不自由そうだったので、山と言っても愛鷹運動公園のちょっとした山道だが。

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愛鷹運動公園の西側の広場に車を駐め、せせらぎの径(みち)を下って、野球場の横を登って自由広場へ。
平日の午前中だったので、家族連れは数組。
犬を連れた人たちは三組(こんとワシを入れれば四組)。

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自由広場から公園内の宿泊施設 Inn the park のテント(テレビ番組などで紹介されることもある球形テントなど)の横へ。
もう疲れて戻るのかと思ったら、裏の山へ登る気のようだ。

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ということで、海の見える稜線まで登った。
先週末から今週にかけての不調が嘘のように元気に歩いていた。
やはり、年取ったからと言って動かないのはよくないね。

さて、明日の誕生日でワシも64歳になり、定年退職後の再雇用の期限まで、あと1年となる。

再雇用の契約社員という身分だから、業務上重要な事項の決定には関わらないようにしている。
経験に基づく情報提供や意見は述べるが、決定したり、指示したりはしない。

だって、老い先短いのだから、決定事項に対して責任を負えないからね。

そう考えると、政治家も60歳とか65歳とかの定年制にしたほうが良いのではないか?

だって、国会中継を見ていると居眠りしているジジイばかりで、10年先、20年先まで影響しそうな決定の責任は、とうてい負えそうにないからね。

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2022/02/07

イマジン

まずはウチの近辺の様子から。

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ウメ開花。昨年より一週間くらい遅いかも。

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カワヅザクラも咲き始めた(ピントが合ってない)。

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北海道や日本海側の地方はたいへんな大雪だそうだが、静岡県東部は(寒いけれど)雪の気配はなく、富士山も地肌が見えている。

雪が少ないといえば北京五輪。
人口降雪で対応しているとか。
温暖化が進めば、冬季オリンピックはすべて人工雪になるのでは、なんて話もあるが、そう単純ではない。
地球の平均気温が上がっても、地球上の全地域が温暖になるわけではない。
気候は極端化するので、「経験したことのない大雪」に見舞われる地方も出てくるのだ。

それはさておき、近代オリンピックの精神はどこへやら、商業主義と国家の威信をかけた五輪の開会式で、なぜイマジン。
価値観の押し付けや国家主義とは相容れない歌詞なのに。

変なのは商業オリンピックに乗っかるマスコミも同様で、「メダル」とか「日の丸」とか絶叫するアナウンサーがウザい。
スキーのジャンプ競技で、前に飛んでいます(当たり前だろ)、とか、双曲線を描いて(もちろん正しくは放物線)、とか、どうにかならんか。

その点、スノーボード(スロープスタイル)やフリースタイルスキー(モーグル)の解説は面白かった。
というか、解説してもらわないと、その凄さがわからなかったりする。
なんでそんな格好で跳べるの、とか、何回回ってるの、とか、何気なくやってることが実は難しい、とか、斜面の先が見えないまま翔んでる、とか……。

そして、凄い技やスピードで高い得点が出れば、各国の選手が互いに健闘を称え合う。
そこには国境も宗教もない。
まさにイマジン。

でも、団子になって抱き合ったり叩きあったりするのはいいけれど、感染には気を付けて。
ウイルスにも国境はないからね。

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2022/02/05

進化に方向性はない(これ書くの何度目かな)

よくある誤解として、「より良くなる方向へ進化する」というものがある。

もちろん、これは生物学的には誤りで、進化に方向性はない。

たとえば、魚類→両生類→爬虫類→(下等な)哺乳類→霊長類→人類、という進化の方向性はない

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だって、魚類も爬虫類も、いま生きてるじゃん。

魚類や爬虫類と共通の祖先から、変化しつつ生き残ってきた生き物たちを、いま目にしているのだ。

生き残った理由も「より良く変化したから」ではなく、環境の変化に適応できたからだったり、たまたま生き残れたからだったりする。

一例を挙げると、1億年以上繁栄した恐竜が絶滅し、哺乳類の祖先が生き残った理由は、小惑星が衝突したことによる地球環境の激変だった。

なんでこの話をまた書いているかというと、「ウイルスは弱毒化する方向へ進化する」という俗説がまたぞろ巷で広まっているからだ(巷で広まるから俗説なのだから、同義反復か……)。

確かに、SARS-Cov-2(COVID-19病原ウイルス)のオミクロン株はデルタ株に比べて感染力は増したが、重症化はしにくいようである。

だがこれは、「ウイルスが弱毒化する方向へ進化した」わけではない。

マスクの着用や行動制限、ワクチン接種などの対策をしてきたからこそ、デルタ株が蔓延することができなくなり、代わってオミクロン株が広がったのだろう。

したがって「ウイルスは弱毒化するから何もせずに待っていれば、コロナはただの風邪になるだろう」などと思っていはいけない。

新型コロナウイルス感染症を風邪やインフルエンザ並みにするためには、マスク着用などの感染防止、ワクチン接種による重症化防止、そして治療薬の開発などにより、対策を続けなければならないだろう。

我々の身体や行動がウイルスにとっての環境そのものだから、我々の対策によって環境を変えることで、ウイルスを進化させることができる……だろうか?

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