リモートワーク環境の(微妙な)変遷(3)
「リモートワーク環境の(微妙な)変遷(2)」の続き。
PCデスクを普通に使うと、腰が痛い。
バランスチェア(子どもたちが使っていたもの)だと膝が痛くなるし、バランスボールだと落ち着かない。
そこでキャンピング用のチェア(ヘリノックス・サンセットチェア)を使うことにした。
持病の逆流性食道炎のため、食後は横になって寝ることができないので、「座るハンモック」という感じのチェアを休日の昼寝用に買ってあったのだ。
ヘリノックスのチェアは座面がフレームから吊られているような構造なので、体重が背中から腿まで分散する。
そのため長時間のデスクワークでも腰が痛まないのである。
しかし、キャンピングチェアだと視点が低いので、PCデスクに普通にLCDモニタを置くと、位置が高くて遠いので見づらい。
仕方がないのでPCデスクのキーボードを置く位置にLCDモニタを置き、キーボードとトラックボールは膝に板を載せて、その上で使った。
立ち上がるたびにキーボードを片付けるのが面倒なので、何とかしたいなぁと思いながら、1年以上、この状態で仕事をした。
ちなみに、PCデスクの最下段の「キーボードを片付けるための台」は、段ボールで適当に作ったものだった。
キーボードを置くと重さで揺れて、不安定だった。
テレワークを1年以上続けるうちに、どうも画面が見づらいと思うようになった。老眼が進んだのかもしれない。
対策としてモニタアーム(4軸式クリップモニタアーム)を買ってPCデスクのポール(径28mm)に取り付けた。
モニタの前後左右の位置を調整できるし、モニタの下が空いているのでタブレットや電卓を置くことができる。
モニタアームが便利なので、キーボードとトラックボールも、モニタアームに載せて使うことを考えた。
しかし、PCデスクのポールに取り付けると、上下方向の位置調整がしにくい。
そこでクランプでデスクに取り付ける径35mmのポールとモニタアームのセット(3軸式くねくねモニターアーム)を買った。
モニタアームのマウントの部分に両面テープでアクリル板を貼り付けてトラックボールの台にした。
さらにモニタアームのポールに取り付けるノートPC用のアーム(ノートパソコン用4軸式アーム)を買った。
ノートPCを置く台にキーボードを載せたが、載せただけだと台を傾けるとキーボードが滑り落ちてしまうので、耐震ゲルを使って半固定した。
これでリモートワーク環境は格段に快適になった。
目の疲れ具合や作業内容に合わせてLCDモニタの位置を変えられるし、キーボードをひょいと押し込んで立ち上がることもできる。
立ち上がるときに気を付ければ、腰が痛むこともない。
さて、この快適なリモートワーク環境をいつまで使うのだろうか。
COVID-19パンデミックが終息して原則出社となるのが先か、ワシが65歳になって仕事から離れるのが先か……。
【参考】商品名等(通販サイトは原則として複数併記する)