パンデミック終息への途上
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック2年目も半ばとなった。
ワクチン接種は進行中だが、パンデミック終息の気配は見えない。
たぶん、インフルエンザ並みにかんたんに服用できて有効な治療薬が普及するまでは難しいだろうと思う。
そうこうしているうちに、ワクチンによって生成された抗体も効果を失うのでブースター接種が必要となるだろうし。
パンデミックがいずれ終息することは確実である。
ひょっとすると「人類の負け」ということになって人口の減少や文明の衰退を伴うような大惨事になるかもしれないが、いずれ終息する。
問題は、いつ終息するか、それまで日常生活を維持できるか、ということだ。
このまま緊急事態宣言を常態化させれば、飲食店や旅行業界のみならず、多数の失業者や生活困難世帯が生じて、自殺者数や犯罪が増え、経済は(さらに)混乱するだろう。
厚生労働省の「国内の発生状況」のページで「新規陽性者数の推移」を見る。
グラフの表示期間が最大で1年なので、これまでの推移を一目で見ることができない(そういうところがイマイチ……)。
そこで、スクリーンショットを2枚撮って、つなぎ合わせてみた。
これで、第1波から第5波まで一目で見られるようになった。
さて、現在、感染第5波の只中だが、もちろん「これが最後の波」ではない。
「これが最大の波」だったとしても、終息までには小さな波がいくつかあって、やがて終息する、というのが過去のパンデミックの推移から想像できる。
グラフにすれば次のような具合だ。
第5波が「最大の波」で、あと数回の小さな波を経て終息、となることが理想ではあるが、そうであるという確証はない。
ここで気を緩めれば、さらに大きな波がやってくるかもしれない。
だから、「コロナ終息を見据えた景気対策」とか「行動制限緩和策」みたいな話が出てくると、こんなふうに思ってしまうのだ。
「GoToトラブルキャンペーン、じゃない、トラベルキャンペーンの後、感染拡大があったじゃないか。学習機能がないのかな?」
「想像力が欠如してるんだろうなぁ。『だろう運転』の日常で、『かもしれない運転』なんてやったことなんだろうなぁ。『あおり運転』とかもしてそうだなぁ……」
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