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2021/08/11

ワクチン接種で安心できないわけ

徐々にではあるが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチン接種が進んでいる。それにつれて巷では「2回接種が終われば友達と食事や旅行に行ける」といった話も聞くようになったが、これは危険だ。

もう2年近く顔を見ていない田舎の祖父母に会うため、PCR検査で陰性であることを確認して帰省……というのも危険である。

以下、なるべく正確を期して記すが、誤っていたり古くなっている場合もあるので、確実な情報と照らし合わせて判断してほしい。

Fig20210811_1

COVID-19病原ウイルス(SARS-CoV-2)は極めて厄介な病原体である。とくに厄介なのは感染後、発症前にすでにウイルスを排出していること、および感染しても無症状だったりごく軽い症状だったりすることがある、というところだ(その一方、重症化すれば長期間の治療が必要となり、医療崩壊を招く)。

つまり、「動き回る人によって広く撒き散らかされる能力」に長けたウイルスなのである。突然変異株であるデルタ株は、排出量が従来株の1000倍に達するなど、ますます厄介になっている。

さて、ワクチンの効果として期待されることは次の三つである。
  1. 感染予防
  2. 重症化予防
  3. ウイルス排出抑制(感染拡大予防)

ファイザーやモデルナの m-RNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは、従来株に対しても、デルタ株に対しても、重症化予防効果は高いそうだ。ただし、感染予防の効果や、ウイルス排出を抑制する効果は、デルタ株の場合従来株に対してより劣るという報告もある。

もちろん、重症化を予防することにより医療崩壊を防ぐことが期待できるから、ワクチン接種が COVID-19 対策の有効な一手であることに変わりはない(今のところは……)。

ワクチンを接種しても、感染し、ウイルスを排出する可能性がある……ということから、「友達と食事や旅行に行く」ことや帰省が危険なのだ。

Fig20210811_3

ワクチン未接種の人が帰省するとき、もちろん移動中に感染する恐れもあるが、そのときはマスクをするなど気をつけているだろう。危険なのは、実家でマスクを外して飲食するときだ。

両親や祖父母はワクチン接種が終わっているだろうが、ワクチン接種完了で気が緩み、マスクを外して会話するなどして感染しているかもしれない。ワクチン接種者が感染してしまう「ブレイクスルー感染」の可能性がある、ということだ。そして症状が出なかったり、ごく軽ければ、普通に食卓を囲んでしまうだろう。

「久々に会う人との飲食」は、この感染の波が収まるまで……あと半年か1年かわからないが……避けるべきなのである。

そして、ワクチン接種を終えても、外出時のマスク着用、ソーシャルディスタンシング(フィジカルディスタンスの確保)など、気を緩めずに続けましょう。

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