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2020/12/27

ウイルスは変異して弱毒化するか

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COVID-19病原ウイルス(SARS-CoV2: いわゆる新型コロナウイルス)の変異株が国内で確認された。

RNAウイルスは変異しやすい。
イギリスから来たらしいこの変異株は、これまでのウイルスと比べ、感染力が1.7倍との報道もある。
その毒性は変わったのだろうか?
変わったとすれば、強くなったのか、弱くなったのか?

ウイルスはやがて弱毒化する。
そうでないと生き残れないから。
強い毒性をもつとウイルスが増殖する前に宿主が死んでしまうので。
……という考え方がある。

しかし、この考え方は間違っている。
ウイルスが強毒化しないように進化するわけではない。
弱毒化したものだけが「結果的に」生き残るのだ。
生物の進化は結果論的であり、目的論的でない。

だから一時的に強毒化することも有り得る。
長い目で見れば弱毒化するかもしれないが、短期的には、弱毒化する「だろう」と楽観的になってはいけない。
強毒化する「かもしれない」と警戒するほうがよい。

さて、ウイルスの変異は速いだろうが、生き残って進化する速度は、細菌よりも遅いのではないだろうか?
ウイルスは、単独では進化することができないからだ。

「ウイルス―ヒト共生体」の進化速度は、ひょっとすると年単位なのではないか?
「スペイン風邪」の死者が2年目のほうが多かったことから、そんなことを考えた。
そうすると、弱毒化するにせよ、強毒化するにせよ、変異株がその本性を見せるのは、まだまだ先のことになるのだろうか。

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