コロナウイルスの構造を調べてみた
幸いにして、まだワシや家族は COVID-19 には感染していないが、この「新型コロナウイルス」はいつまで猛威を振るうのだろう。
はやいうちにほかの、風邪の原因となるウイルスのように、弱くなってくれるとよいのだが。
コロナウイルスは脂質の膜に覆われていて、この膜をアルコールや洗剤で破壊すれば感染力を失う。その点では、脂質の膜を持たないノロウイルスやロタウイルスよりは予防しやすいそうだ。
よく「アルコールでウイルスが死ぬ」といった記事を見かけるが、よく考えると正しくないように思う。ウイルスはそもそも単独では「生きていない」のだから。
ウイルスは宿主の細胞に侵入し、細胞の栄養と物質生産機能を利用して増殖する。ウイルスが生物学的に「生きている」状態になるのは、宿主の細胞と共にあるときだけだ。
つまりウイルスが生き延びるためには、宿主を殺さず、細く長く増殖できるほうが都合がよい。ということで、ウイルスは毒性が弱くなるように進化し、宿主と共存できるようになって行くのだという。
COVID-19 が人類と共存できるようになるまでどれくらいかかるのだろう。
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