支度
今日は午後、あれこれ片付けをした。
リュウキュウアサガオの緑のカーテンを取り払った。
まぁ、秋へ向かっての支度である。
今年のリュウキュウアサガオはすごい勢いで茂ったので、45リットルのゴミ袋三つになった(コンポストに入れて堆肥化するには多過ぎたのだ)。
ダイニングが明るくなった。
先週、会社の机の引き出しにMO(光磁気)ディスクやFD(フロッピーディスク)が眠っているのを見付けた。
もはやMOやFDを読み取れるPCは、会社にも自宅にもない。
そこでウチに持ち帰って火曜日の埋め立てゴミの日に出すことにした(埋め立てゴミという分類だが、実際にはプラスチックは燃やして温水プールなどの熱源にする)。
MOは大容量のデータのやり取りやバックアップに適していたので、DTP(デスクトップパブリッシング)用のPCには、MOドライブが必須だった。
大容量といっても230MBだったりするので、悲しくなるのだが(ムスメに写真1枚分じゃん、と言われてしまった)。
しかし今は、どこにもMOドライブがないので、データの消去ができない。
そこで、物理的に破壊することにした。
緑のカーテン除去の一仕事を終えてから、作業開始。
まず、金属部品を外す(金属は埋め立てゴミではなく、資源ごみに出す)。
金属製のシャッターと、それを留めるネジ、カートリッジを留めるネジを外すと、シャッターを閉じるバネとディスク本体が取り出せる。
ディスクを傷付けたり穴を開けたりすれば、それで読み取り不能となる。
ドリルで穴を開けて処理したこともある(「MOのデータを完全に消去するには」)。
今回は、義父からもらったシュレッダーを使った。
このシュレッダーは、紙だけでなくCDやクレジットカードも断裁できるのだ。
ということで、CDを入れるスロットにMOディスクを入れて、ハンドルを回す。
このように、中央と左右の三つに切り分けられる。
上の写真では、MO数枚のほかにCD-R1枚もバラバラになっている。
MOのラベルに書かれた日付を見ると、1998年などとある。
もう20年も前になるのか、そりゃあワシも年取るわけだ、とちょっと感傷的になった。
これも新たな「季節」を迎えるための一つの支度、老い支度ということになるのだろうか。
などと感傷的になっている暇はなかった。
バラバラにしたMOなどを分別用のポリバケツに入れた後、居間で寛ごうと思ったら、こんが目を見開いてこっちを見ていた。
こんのご希望に応えて夕方の散歩に出かけ、1万歩ほど歩くことになったのだった。
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