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2019/09/21

全力と主語の大きさ

全力という言葉を乱発する人が嫌いである。
常に全力を出すことなんて、できないからだ。

全力で当たらねば仕事が終わらないことがよくあるが、まぁ、へとへとになる。
ワシの仕事はデスクワークなので腰は痛くなるし、右手はしびれる(腱鞘炎になったことも幾度か)。
何でもかんでも全力を出していたら、体がもたない。

災害の度に「復旧復興に全力を尽くします」と言うような人は、どうせ「全力を尽くせ」と担当者に命じるだけで、自らは全力を尽くすわけではないので気楽に言うのだろう。

そこで気になるのは「主語」のことだ。
全力という言葉を乱発する人は、主語を曖昧にしているのだ。
決して「自分が」とは言わない。

主語について、高校生のころから(ということは40年以上前から)気になっていることがある。
「日本が」とか「アメリカが」とか「国が」とか(ニュースなどで)聞いたとき、「それって誰のことだ?」と思うのだ。
『西部戦線異状なし』のドイツ兵のつぶやきを思い出すかもしれない。

「フランスがドイツを侮辱したからこの戦争になったとか言うけど、俺はフランスの農民に恨みはないぜ」

最近どこかの記事で読んだのだが、大きな主語を使わないほうがよいそうだ。
ワシもそう思う。

「国」とか「正義」とか大きな主語を使うと、自分で責任を負えなくなる。
あくまで、「個人の感想」や「個人の意見」として語るべきなのだろう。

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