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2018/11/25

タネツケバナはタネを飛ばす

種子を飛ばすタネツケバナのスロー動画。はっきり飛んで行くのが見えるのは、種子(タネ)ではなく果皮(さやの皮)だけど。

動画を再生できないときはダウンロードしてください(7.76MB)

種子が成熟したタネツケバナのさやに触れたときに果皮が巻き上がり、種子が飛ばされる。

果皮も丸まって飛んで行くことが多いのだが、次の写真のように残っている場合もある。

Sketch1543133525346_2

ところで、この写真は今日ウチの庭で撮ったもの。
タネツケバナの名の由来は、イネのタネを水に浸けて苗代を作る時期に咲くということなので、春の花だ。
まぁこのところ、温暖化のせいだかなんだか、春の花が冬に咲くのも珍しくないが。

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2018/11/24

クイズの漢字にゴシック体は不適切

テレビのクイズ番組で、書き順の問題にゴシック体が使われているとガックリくる。

次の図の書体は、テロップなどにもよく使われるモリサワの「新ゴ」だが、「北」や「ム」をこんなふうに書く人がいるだろうか?
「糸」の画数は6画なのだが、ゴシック体だと8画のように見えないか?

ゴシック体は「見るため」「読むため」の文字であって、「書き文字」ではないのだ。

K_shingo

次の図はAndroid スマートフォンなどで使われている Google の Noto というゴシック体(Adobe の「源ノ角ゴシック」も同じ字形)。
やっぱり、ゴシック体のデザインだと、見たり読んだりすることには適しているが、書く文字の形ではない。

K_noto

では、明朝体ならどうだろう。
iPad では次の図のヒラギノ明朝(大日本スクリーン製造)も表示できるが、明朝体もはやり「見る/読む文字」である。

K_hiragino_mincho

次の図は、書籍によく使われるモリサワの「リュウミン」。
大変読みやすい書体だが、やはり画数は正しくない。

K_ryumin

次の図は、楷書体(モリサワの「正楷書体CBSK1」)。
「書き文字」をもとに作られているので、画数などは正しいが、デザイン上「ため」が多いようだ。

K_cbsk1

そこで、小学校の教科書では、「書き文字」のお手本となる教科書体が使われる(次の図はモリサワの「教科書体ICA」)。
「北」や「ム」の形は手書き文字の通りだし、「糸」の画数も正しい。

Kyokasho_ica07

ただし、印刷物である教科書の文字は、デジタルデバイスの画面では読みづらい場合がある、ということで開発された新しい教科書体もある。

次の図は、タイプバンクの「UDデジタル教科書体」で、デジタル教科書でも読みやすく、ディスクレシアの人にも配慮された字形となっている。

K_uddlyo

UDデジタル教科書体は Windows 10 にも標準搭載されるようになったので、もっと使われても良いと思う(モリサワやタイプバンクの宣伝をしようと思っているわけではないけどね)。

少なくとも、クイズで教科書の漢字を出すときには、教科書体を使って欲しいもんである。


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