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2018/10/30

『核攻撃から身を守ろう!』を読んだ

やはり原子力関係の人は、核兵器と「原子力の平和利用」は違うことを強調したいのかなぁ。
ホルミシス効果を持ち出して飯舘村がいちばん健康に良い村かも、とか書いてるし。
だったら、原発推進派の人達はこぞって福島へ移住すればいいのに。

ホルミシス効果については、『放射能と人体』(落合栄一郎著、講談社ブルーバックス)では、否定的だ。広島・長崎の被爆者の調査報告書をもとに、極低線量被曝でもガンによる死亡率が増える傾向にあると推定される。
何しろ内部被曝については、まだわからないことが多いのだ。

さて、この本を買ったのは、本当に核攻撃から身を守ることができるのか、直撃を食らわず生き延びたとして、どうすれば文明を再建できるのか、知りたかったからだ。
しかし、残念ながら満足のいく解答は得られなかった。

直撃を受けず生き延びた場合、約2週間シェルターにこもれば、環境中の放射線量は1000分の1になり、外へ出て活動できるようになるそうだ。
核の冬とか、内部被曝による長期的な影響がなければ、の話である。
非環境科学系、非生物科学系の人は、「一時的な外部被曝」以外の影響を軽視しているように思える。

それはさておき、やっぱり核攻撃から身を守る方法はシェルターかぁ。
確かに、日本では原発事故も火山噴火もあるから、シェルターの必要性も理解できる。
世界中の指導者が正気になれば核攻撃に対するシェルターは必要なくなるが、火山はなくならないからね。
それに、原発をすべて廃炉にしても、放射性廃棄物は残り続けるわけだし。

まぁ、シェルターにこもって生き延びるという選択肢のほかに、世界がしくじったら死んじゃうほうがいい、という考えかたもあるかなぁ。
それも無責任だから、核廃絶のために運動するとか、核軍縮に積極的な候補者に投票するとか、そのほうが建設的だよね。

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