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2016/03/06

沼津市の緊急速報メール

沼津市の緊急速報メール
09時00分に巨大地震発生、という想定で、沼津市の津波避難訓練が行われた。
ワシのウチのあたりの自治会は海岸から離れているので、避難訓練は実施しない。
けれども、地震と津波の発生を伝える訓練放送が町内のスピーカーから流れ、緊急速報メールも配信された。

その緊急速報メール(ドコモのエリアメール)は、09時07分に着信。

想定東海地震の第1波予想到達時間は5分以内(震源の位置によっては「直後」)、南海トラフ巨大地震で4分である。
ということは、沼津市の海岸部にいるとき巨大地震が起きたら、緊急速報メールとか防災放送とかの情報を待つより早く、とにかく高台へ逃げる必要があるのだ。

今回の訓練では、「(津波に関しては)情報を待っていてはいかん」ということがわかったことになる。

そういえば、放送で「身の安全を確保」とか「火の始末」とか「安全な場所へ避難」とか長々と言っていたが、これもどうだろう。
手順がよくわからないのだ。

地震発生時に、まず机の下などにもぐって身の安全を確保するのは、放送以前の問題だろう。
放送が流れた時には、身の安全を確保できていなければ、死んでいるか、放送を聞ける状態になっていないのではないか。

だから、放送で「身の安全を確保」は言う必要はない。
その時間を使って、より重要な情報である「避難指示」を伝えたほうが良い。

次の「火の始末」だが、地震発生後4分以内に津波が来るとしたら、火の始末をしている時間があるかどうか。
地震が1分続き、収まったことを確認してから「身の安全を確保」した場所から這い出ると、すでに2〜3分が経過している。
「火の始末」をする前に、まず避難すべきではないか?

しかも、阪神大震災や東日本大震災で明らかになったのは、震災時の火事の原因が「火の消し忘れ」ではなく、「通電火災」であったことだ。
スイッチが入ったままの暖房器具などが、地震の際の停電から復旧した時に通電し、転倒した家具などを燃やすのである。
ガス器具などには地震発生時に自動で供給停止する仕組みがあるので、「火の始末」をする必要がないはずだし。

ということで、地震直後の放送は、とにかく「避難」を呼びかけることに徹するべきだと考える。
それに「安全な場所に避難」という言い方も、よく考えると冗長だ。
「危険な場所に避難」ということはあり得ないのだから。

自治体は、「とにかくすぐに避難してください」と呼びかける。
市民は「防災訓練で熟知している避難場所」へ急ぐ。
そうなるのが理想的ではないだろうか。

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