狂気の海の中の正気の島
狂気の海の中の正気の島、という言葉をどこで読んだか忘れた。
ジャーナリズムは狂気の海の中にあって正気の島でなくてはならないとか、そんな文脈ではなかったか。
昨今の新聞にしろTVにしろネットにしろ、どこまでが正気かよくわからない。
というか、狂気と正気の線はどこに引くのか。
線を引くのは誰なのか。
科学的には、狂気と正気の境界はない。
科学的には、(量子的跳躍を除き)あらゆるものは連続したスペクトルであり、線引きは恣意的なものだ。
例えば、「青」と「緑」の境界はどこか?
自分の「正気」も疑ってみなくてはいけないのである。
それはさておき、犬の「換毛期」というヤツも疑ってみる必要がある。
こんの冬毛は梅雨入り前から抜け始めたのだが、いまだに抜けている。
確かに梅雨明けのころ一度抜けたはずの尻尾の付け根のアンダーコートが、またゴッソリ抜けている。
夏の間に、また冬毛を生産しやがったのか?
ひょっとすると、「換毛期」があるのではなく、ごく短い「毛が抜けない時期」があるだけではないのか。
毛が抜けるだけならまだしも、フケもけっこう出ていて、オーバーコートもべたつくようだということで、週末にシャンプーした。
ごっそり毛が抜けて、こんは少しほっそりした。
それでもまだ、部屋のアチコチに毛が散っている。
少し涼しくなってきたのに、こんの腹は毛がすかすかになってピンク色の地肌が見える。
きっとまた今年も例年のように、年末に最小毛量となるのではなかろうか。
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