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2014/08/24

冷水を浴びる夏

朝晩涼しくて結構なことだが、雨もよく降る。
列島各地で大雨に伴う被害が出ている。


広島で大きな土砂災害が起こった原因の一つは、「まさ土」と呼ばれる土砂の質にある。
まさ土は、花崗岩が風化してできた砂粒で、その地層は水を含むともろく崩れやすい。


小学校でも中学校でも理科で習うことだが、花崗岩は火山のマグマが地下で冷えて固まってできた岩石である。
したがって、火山列島である日本の各地にある(貫入岩体なんてものもある)。


そして、火山列島である日本には、火山灰が降り積もっている。
火山灰の斜面もまた、大雨が降れば崩れやすい。


さらに、日本列島の大部分は「付加体」つまりプレート運動に伴って陸地にくっついた海底の堆積物である。
要するに火山灰や砂や泥である。
これまた、もろく崩れやすい。


……ということで、日本列島のどこも、土砂災害から逃れようがないのである。
多少ましなところを選んで住むか、治山治水に力を入れるしかない。
治山治水は国家の仕事である。
これこそ「国防」だろう。


さて、水といえば福島第一原子力発電所の汚水対策が難題にぶつかっている。
メルトダウンした原子力建屋とつながる地下トンネルにたまった高濃度汚染水をくみ出すため、トンネル内を凍結させて止水しようとしたが、凍らないのだ。
水の流れやその温度、配管が邪魔をしている……というのだが、それは事前にわからなかったのだろうか。
こうなると、原子炉建屋全体を囲み地下水流入を防ぐ予定の凍土壁の構築そのものも危ういことにならないか。


そもそも、地下水が流れ出る土地に原子力発電所を作ってしまったこと自体が誤りだったのでは?
そもそも、(ときに大災害をもたらすほど)水に恵まれた、そして地震や火山活動の絶えないこの国土に、原子力発電などという制御しにくい技術で商用発電しようと考えたこと自体が誤りだったのではないのか?


そういう、国土を甘く見る(手前勝手な)施策を、今後も続けていくつもりなのだろうか?


起こってしまったことは仕方がない。
次が起きないようにするしかない。


そして、なんとか生きていくしかないのである。


今年も、福島の桃を食べた。
こんなチラシが添えられていた(拡大してPDFで見る)。


Fukushima_radiation_monitoring


12月にはりんごも食べた。


Dsc_0164ss


トマトもたべた。


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まぁこんなことで、普通に生きていきながら、多少なりとも支援ができれば、と思っているのである。

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