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2014/07/16

ギャンブル禁止!

川内原発が再稼働に向けて動いている。
世界最高水準の安全性審査、とか言っているが、そもそも全電源喪失時に補助電源を必要とするような原子力発電所が「世界最高水準」なのか?

いや、すごく違和感があったのは、「原発の稼働期間はせいぜい40年だから、その間に数万年に一度の巨大噴火が起こるとは考慮しなくていい」という考え方だ。

川内原発を飲み込むであろう巨大噴火を起こす可能性がある姶良カルデラは、2万8000年前に噴火している。
次の噴火がいつ起こるかわからないので、仮に5万年に一度としようか。

原発の稼働期間中に姶良カルデラが噴火する確率は、5万分の40だから 1250分の1、言い換えれば 0.08%
である。
これだけ低い確率なら、まず起こらないだろう。
起こらないように祈ろう。
起こらないほうに賭けよう。

……というわけである。
要するにギャンブルである。
国民の生命・財産をかけたギャンブル。

漫画家のしりあがり寿の 3.11 後の言葉を思い出す。
「大きな賭けに負けたボクたちは」

ちなみに、先ほどの計算で、5万年に一度の噴火と仮定した。
しかし、前の噴火から2万8000年経っている。
では、原発の稼働期間中に姶良カルデラが噴火する確率は、2万2000分の40だから 550分の1、言い換えれば 0.18% である。
宝くじに当たるよりも高い確率のような気がするが……。

じつは、「5万年に一度の噴火から2万8000年経っているから、残りの期間に噴火が起こる確率は2万2000年に一度」という考え方は間違っている。
もしも、火山噴火が本当に「5万年に一度」という確率事象であるなら、いつになっても5万年に一度である。
5万年経って、まだ噴火していなくても、その翌年の確率は5万年に一度である。

地震や火山のような超長期的な現象については、確率的な考え方が難しい。
地震や火山噴火がいつ起こるかは、現代の科学では予測ができないからだ。
「5万年に一度」の噴火が、前の噴火から2万8000年経った「明日」に起こる可能性は、つねにあるのだ。

さて、ネットで姶良カルデラや霧島火山(加久藤火山)の破局的噴火について調べていると、すごい記述に出会うことがある。
例えば、破局的噴火が起こってしまえば、鹿児島はもちろん、九州の多くの人が死に絶えるから、原発周辺の人たちは、原発のことは気にしなくていい、といった話である。
もちろん、生き残った他の地方の人たちにとっては、大問題である。

本州全土を覆うであろう火山灰だけなら、なんとか生き延びて生活を再建できるかもしれない。
しかし、その火山灰に、川内原発から放出された放射性物質が含まれていたら?

事故後3年を経た福島第一原子力発電所3号機のガレキ処理だけで、50km離れた地点まで放射性物質が飛び、農作物への被害が発生している現状。

こんな危険なギャンブルに巻き込まれて、平然としていられますか?

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