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2014/06/01

白い夢

怖い夢を見て目が覚めた。

夢の中で、どこかの公園にいた。
子供たちがボール遊びをしているが、その全身が白い。
タイベックスーツ(防護服)を着ているのだ( 子供用のタイベックスーツなんてあるのか?)。

その子供たちをベンチに座って見守る老人たち。
その老人たちもタイベックスーツを着ている。
タイベックスーツ着ているのに、なぜ老人とわかるかというと、胸や背に「しげ」とか「弥太郎」といった名前が書いてあるからだ。
タイベックスーツを着て、手押し車を押して歩いていたりするし。

公園の木々の下の地面が妙に白い。
近寄って見るとー面に穴が空いていて、中に白いものが詰まっている。
その白いものは、脱皮の途中で死んだセミなのだった。

そこでゾッとして目が覚めた。
死んだセミがなぜ恐怖なのか?

アブラゼミは、土の中で7年間過ごしてから、地上に現れて脱皮する。
樹皮の下の卵の状態で放射線を浴び、樹液を通して放射性物質を摂取している幼虫は、あと4年しないと羽化しない。
だから、福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質がセミに及ぼす影響を、まだ誰も知らないのではないか?

このところ、帰還が認められたけど山林の除染はまだなので子供を持つ人は躊躇しているとか、渡り鳥のオオジュリンの尾羽に異常が見付かったとか、そういう報道を目にしていたから、こんな夢を見たのだろうか。

セミとか鳥とかがどうした、という話ではない。
長期間にわたる放射線の内部被曝が生物にどういう影響を与えるか、人類はまだ知らないのだ、という話である。
それを無視して経済優先、なんてことを言う人が居ることこそが恐怖なのである。

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