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2014/06/04

おバ科学技術

玄関先で咲き始めたラベンダーの花に、小さなハナアブがやってきた。
体長1cmに満たない小さな体で、穏やかな風に逆らってラベンダーの花穂に辿りつく。
後ろ4本の肢でとまり、前肢で複眼の掃除を始めた。

この小さな体を駆動し、飛行し、情報処理するためのエネルギー源は、わずかな量の炭水化物である。

生物のエネルギー変換効率は30%程度。
残りの70%は熱として体を暖めるのに使われる。
昆虫は寒い朝には筋肉を震わせて「暖機運転」したりする。
体温が上がり過ぎたら翅に日光が当たらないようにして、翅脈をラジエーターとして放熱する。

生物の体は進化によって形作られた「天然」の技術的産物である。

さて、原子力発電は炭水化物よりもエネルギー密度がケタ違いに大きな核物質を燃料とするが、エネルギー効率は30%程度。

残りの70%の熱を取り除かないと、核燃料が融けてしまう。
熱を取り除くために大量の海水を使い、海を温める。

すごいエネルギーだけど効率悪くて周囲を汚染する。

そういう「おバ科学技術」を捨てて、コンパクトな地産地消エネルギー技術に移行できないもんかね。

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