« 火星と満月の夜 | トップページ | NHKスペシャル「シリーズ 廃炉への道」を見た »

2014/04/17

プレゼンテーションとスライド

Fh000006_20210910215301


STAP細胞関連の報道の際、ニュースキャスターが PowerPoint とはどんなソフトなのか知らないことを白状し、ネットで話題となったそうだ。


PowerPoint はマイクロソフト社のプレゼンテーションソフトウェアで、Word(ワードプロセッサ)や Excel(表計算ソフト)とともに、Microsoft Office に含まれている。


だから、研究者だけでなくビジネスマンにもお馴染みのソフトである。


もっとも、プレゼンテーションやセミナーの資料を自分で作らない人にすれば、まったく無関係に生きていられるソフトでもある。


もちろん、プレゼンテーションソフトは、PowerPoint だけではない。


無償のオフィスツールである OpenOffice.org や LibreOffice には、Impress という名前のプレゼンテーションソフトが含まれている。


アップル社は Keynote というプレゼンテーションソフトを提供している。
スティーブ・ジョブスがプレゼンテーションに用いていたのは、Keynote だろう。


それに、プレゼンテーションソフトを使わなければプレゼンテーションができない、というわけではない。


Adobe Acrobat を用いて、PDF ドキュメントを紙芝居のように、あるいはスライドを入れ替えるように表示することもできる。


大きな文字のHTMLファイルを次々と表示する、高橋メソッドというプレゼンテーションの技法もある。


そうそう、プレゼンテーションソフトでは、一度に表示する画面を「スライド」と呼ぶ。
もちろん、研究発表の際、図表や写真のスライドを次々と表示しながら説明したことに由来する。


上の写真はもう30年以上前、ワシが卒業論文発表の際に作ったスライドである。
紙にロットリング(製図ペン)で手書きしたグラフを、専用のフィルムをセットしたカメラで接写し、そのフィルムをアンモニアで現像したものだ。


当時、壇上の発表者はスライドプロジェクターを自ら操作することはできないので、1枚のスライドの説明が終わると「次のスライド、お願いします」と言って、スライドプロジェクターの係に「スライド」してもらったものである。


現在、スライドの操作は壇上の PC のスペースバーや矢印キーを用いて行うので、「次、お願いします」と言うことはなくなった。
文字やグラフを少しずつ表示したり、横から流れてくるようにしたり、といったアニメーションもできるので、話のタイミングにあわせて操作する。


アニメーション効果などに懲りすぎて、見易さや話のわかりやすさを二の次にしてはいけない。
1枚のスライドに情報を……文字や図を……盛り込み過ぎて、見づらくなってもいけない。


プレゼンテーションソフトが進化して、凝ったスライドを簡単に作れるようになっても、大切なことは「伝える」ことなのだから。

|

« 火星と満月の夜 | トップページ | NHKスペシャル「シリーズ 廃炉への道」を見た »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: プレゼンテーションとスライド:

« 火星と満月の夜 | トップページ | NHKスペシャル「シリーズ 廃炉への道」を見た »