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2014/02/05

再生された脳は自分の脳か?

昨年の夏に「左中大脳動脈狭窄症」と診断されて以来、脳の血管が詰まったら困るなぁ、と考えて(ときどき)暗くなってしまう。
薬を飲んでいるし散歩はしているし、食事も多少は気にしているから、これで詰まるようならもう、仕方がない。
脳の血管が詰まり、その先の血行が滞ると、酸素供給が絶たれた脳細胞は死んでしまう。
脳梗塞である。

年齢とともに脳細胞は死んで減少していくものだが、脳梗塞によって大量の細胞が一挙に死ぬと、運動・感覚・認知の機能に障害が発生する。

ひょっとして、iPS細胞やSTAP細胞などの万能細胞を使って、神経細胞の再生治療ができないものだろうか。

マウスの実験ではiPS細胞の移植によって脊髄損傷が直ることがわかっている。
それなら、脳細胞だって再生できそうなものだ。

だが、一つだけ気がかりなことがある。

記憶がどうやって維持・再生されるのかは不明だが、脳の神経細胞の電気的・化学的なネットワークが「記憶装置」となっているのだろう。
電気刺激によって記憶が再生されたり、神経伝達物質の減少によって記憶力が減退したりすることから、そう考えられる。

脳梗塞によって壊死した脳細胞を取り除き、そこに万能細胞から作り出した自分の脳細胞を移植する。
そうやってネットワークを復活させたとき、記憶はどうなるのだろう?
記憶はバックアップできないから、過去の記憶は失われてしまうのか?

そして、人格はどうなるのだろう?
人格は連続した記憶に基づくものだ。
再生された脳細胞と、新しい記憶に基づく人格は、はたしてそれまでの自分と同一人物なのだろうか。

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