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2014/02/23

『ヴィンランド・サガ』14巻を読んだ

『ヴィンランド・サガ』14巻を読んで、「本当の戦士」について考えた。

14巻で奴隷編完結。 ようやくこれからヴィンランドを目指すことになるのかな?

主人公であるトルフィン・トールズソンはデンマーク王クヌートに刃を向けた罪により奴隷の身分に落とされた。 農奴として働く中で本当の戦士とは何かを考えるトルフィン。

14巻では、トルフィンの働く農場を接収すべく侵攻してきたクヌートに対し、徒手空拳で停戦交渉に挑む。 死ぬほど殴られても抵抗せず、話し合いで解決しようとする。

まさしく非暴力不服従である。 争いを避け、平和裡に問題を解決する。

なぜ現実の世界では、このようにものごとが解決しないのだろう? 考えてみると、クヌートが聞く耳を持った知的な人間であったからだ。 非暴力不服従という手法は、知的な相手に対してしか通用しないのだろうか。

クヌートへの謁見を阻止すべくトルフィンの前に立ちはだかり、殴り倒そうとした従士が、最後にトルフィンを戦士と認めたのはなぜか。 トルフィンが強い人間だったから、というだけではあるまい。 自身の戦士としての誇りが、恥ずかしい真似をしたくない、と思わせたのだろう。 もちろんここでの戦士とは、職業軍人という意味ではない。

恥を知らない人間に対しても、非暴力不服従は通用しないのだろうか。

作者がそうあってほしいと望むように、この世界の人々が互いに敬意を持って暮らしていけることを願うよ。ホントに。

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