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2014/01/21

ウサギは冬眠しない

トリンドルが「冬眠準備できた?」と訊くと、クマとウサギとシマリスが「できた」と答えるTVCMがある。


ん?
ウサギは冬眠しないよ。
日本に棲むトウホクノウサギもエゾユキウサギも、冬毛はまっ白である。
つまりこれは保護色で、冬も雪の中で活動するということである。
カイウサギの原種のアナウサギは冬に白くならないが、たしか冬眠しないはずだ。


北海道然別白雲山のエゾナキウサギ


ちなみに、エゾナキウサギも冬に白くならないが、冬眠しない。
これは、エゾナキウサギが雪原を走り回るような動物ではなく、岩場の穴の中で冬を乗り切るからだろう。


北海道然別白雲山のシマリス


妙なことに、エゾシマリスは冬眠するのに、エゾリスは冬眠しない。


家を出る時間が数分遅れただけなのに、乗り継ぎが悪くて目的地への到着時刻が1時間も2時間も遅れてしまうことがある。
僅かな違いが大きな差違を産むのは、カオス現象の特徴である。


生物の進化もカオス的だ。
似たような形態のエゾリスとシマリスも、進化の歴史において異なる道筋を歩んできた結果、冬の過ごし方に大きな違いが生じたのだろう。

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