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2013/12/07

ややこしいコトからの開放

Pb300042s


山ヘ行き、獣を探す。
夜になれば、枯れ枝を拾って火を起こす。


焚き火の炎を見るうちに、
Macで便利に使っていたフォントがWindowsでは使えないとか、
ファイルサーバの空き容量が足りないとか、
InDesign CS6 で作っちゃうと CS4 で開けないとか、
動画ファイルのキーフレームがうまく拾えないとか、
PCでは正常に表示できる Web ページがタブレットでは妙な具合になるとか、
そういううじゃうじゃした問題から開放される。


ヒトは文字を読み、コンピュータを使うように進化したわけじゃない。


山の斜面や岩場にいる獣を、周囲の草や岩のテクスチャの中からパターンを認識して見つける。


葉のへりが滑らかか、ぎざぎざ(鋸歯)があるかなどの特徴で植物を見分ける。


そのままでは消化できない、あるいは毒を持つ植物を、すりつぶしたり水にさらしたり煮たりして食料とする方法、およびその手順を考え、伝える。


そうして生き延びることにより、知能の発達した個体だけが生き残ってきたのだ。


そのパターン認識能力、情報伝達能力があるから、文字を読み、コンピュータを使うことができる。
だが、文字を読み、コンピュータを使うややこしい生活がときおり辛くなる。


よく燃える枝を見分け、それに火をつけ、ゆらぐ炎を見つめるとき、なんだかホッとするのだ。
炎を見つめながら他愛のない話をして笑い、いろんなことを考える。


ヒトは知能を発達させた結果、犬歯などの武器を失ったのかもしれない。
争いを嫌い、問題を知的に解決することができるように進化してきたのではないか、なんてことも考えた。

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