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2013/08/08

だから言ったじゃないか

東日本大震災の後、封印していた言葉がある。

「だから言ったじゃないか」

原子力発電所が事故を起こせば大変なことになる、なんてことはわかっていた。
そして、日本列島のどこかで大規模な地震災害が起こることはわかっていた。
だから、原子力発電は日本には(たぶん地球上のどこでも)不適切な発電方法であると考え、機会があれば発言してきた。

しかし、福島第一原子力発電所でメルトダウンが発生したとき、被災して避難している人たち、懸命に事態収束に当たっている人たちのことを思うと、言えなかった。

だが、これはもう、言ってもいいよね?

今年の4月6日に、「『だろう』運転はやめよう」という記事を書いた。
その中で、(汚染水の)「海への流出の可能性はない」というが、それも海へは流出していない「だろう」ではあるまいね」と書いた。

だのに、一日300トンの汚染水が海に流れ出していただと?

「だから言ったじゃないか」

もはや、測定数値を東電の発表に依っている場合ではないのではないか。

事故直後に提案されていたように、すべての観測機器のデータをインターネットで即時公開すべきではないか。

リアルタイムモニタリング、ユビキタスコンピューティングなどの高度情報化技術は、日本の得意技ではないのか?
その技術を使って、データを公にし、対策の提案と支援を世界中から募ってはどうか?

何しろ、海は世界中の国々とつながっているのだから、もはや、一企業はおろか、一国家の問題ではなかろう。

ここで適切な対応ができなかったら、それこそ(使いたくない言葉だが)国益を損ねることになる。

ここで適切な対応ができなかったら、いずれまた、真っ黒な気持ちで呟かなくてはならなくなってしまう。

「だから言ったじゃないか」と。

そんなことは言いたくないのだ。

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