« 地球のエイリアン | トップページ | 支持政党、なし。不支持政党、あり。 »

2013/07/03

太陽光発電とバイオミミクリー

柏崎刈羽原発の再稼働申請に関して、東電社長は「安定した安価な電力を提供するのが使命」と言っていたが、すでに矛盾していないか?
原子力発電は地震で止まってしまい再稼働もままならず、決して安定しているとは言えない。
というか、日本列島はどこにも安定した地盤なんてないから、その上にどうやって「安定」を築くのか。
変動に柔軟に対応できることのほうが重要ではないか。
それに、廃炉費用や災害対策、事故対策費用を含めれば決して安価ではない。
廃炉費用を折り込んで電気料金を上げるとか言ってるくせに……。

さて、では原子力発電の替わりにどうやって発電するか……。

有力な発電方法の一つである太陽光発電は、太陽を受ける面積が勝負となる。
そこで、富士山の麓にメガソーラーを作ろうという話に対し、それは景観破壊であるという声が挙がっている。

たしかに、自然景観が売り物の観光地に、巨大人工物が作られてしまっては興ざめである。

では、発電施設を森にしたらどうだろう?

陸上の植物は、葉という太陽光発電装置を持っている。
光合成の前段階(明反応)は、太陽光を受けて水を分解して電子を得る……つまり発電する……過程である。

そこで、植物の葉を模して、小さな太陽電池パネルをフラクタル分割させた支持装置の先に配すれば、見た目は樹木のように見えないだろうか。
これをバイオミミクリー(生物模倣技術)と言って良いのかどうかわからないが、薄暗くても効率的に光を受けるような葉の配置など、実際の植物の形状が参考になるのでは。

そういう「発電する木」を、本物の木10本に1本の割合くらいで、本当の森にまぜちゃう。

……メンテナンスが大変そうだなぁ。

森に発電所を混ぜる、のではなくて、森そのものに発電させることはできないだろうか。
光合成の前段階で電子を得ているのだから、その電子をすべて炭酸同化に使わず、外部に取り出せるような「木」を作れば良いのでは。

遺伝子操作で作るにせよ、工学的な手段で植物を「サイボーグ化」するにせよ、SF的で現実味は薄いかもなぁ。

結局、大規模に発電することに無理があるのかも、と考えた。
「メガソーラー」という発想そのものが、従来型の大規模発電・長距離送電・大規模消費の枠から脱していない。

省エネルギー技術と併せて、「電気は使う場所で作る」社会にしなくてはならないのだろう。

|

« 地球のエイリアン | トップページ | 支持政党、なし。不支持政党、あり。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 太陽光発電とバイオミミクリー:

« 地球のエイリアン | トップページ | 支持政党、なし。不支持政党、あり。 »