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2013/05/23

ユスラウメを食べた

庭のユスラウメ

ぱっと見には、葉が茂っているだけだが、ちょっと寄ってみよう。

ちらり、と赤いものが見える。
ユスラウメの果実である。

手前の葉を除けると、たわわに実っていることがわかる。

今年は豊作である。
早速昨日、夕食後に家族で食べた。

じつは、昨年はほとんど食べることができなかった。
果樹栽培では、1年ごとによく実ったり実らなかったりする「隔年結果」という現象が知られている。
栄養を果実に振り向けたら、その翌年は休む、というわけだ。

だが、ウチのユスラウメが昨年不作だった原因は、隔年結果だけではない。
昨年は剪定する時期を間違えた上、ほとんどの実をヒヨドリに掻っ攫われたのである。

そこで今年は、というよりは昨年から、対策を施した。
まず、秋に葉が落ちるころ、枝を刈り込み過ぎないようにした。
次の写真の矢印の先が、昨年切った部分である。

そして花が咲いたあと、もう一度刈り込む。
ただし、刈るのは花や若い果実の「ない」枝だ。
「徒長枝」と呼ばれる、春から伸びた長い枝を切る。
だいたい、細くて色の薄い枝で、徒に上へと長く伸びているので(だから徒長枝と呼ぶのだが)、それを刈る。

徒長枝に行く栄養分を果実に回すように、ユスラウメに促すのである。
植物は経済的な原理に従って「投資」する。
栄養状態が恵まれているときには、植物はとにかく枝を広げて勢力を拡大しようとする。
そこで新しい枝への投資(栄養成長)を、果実への投資(生殖成長)に振り向けさせるのである。

徒長枝を刈ることには、もう一つ効果がある。
上へと伸びる枝の頂点を取り除くと、頂点の植物ホルモンにより成長が抑制されていた側方の芽が活動を開始する。
細かい枝が茂り、色づいた果実をカバーする。
鳥が発見しにくくなるので、その分、ワシらの口に入る果実が増えるのである。

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