« フクロウ? | トップページ | 仕事中に閃輝暗点 »

2013/05/31

福島第一原子力発電所事故の生態系への影響

昨日の「モーニングバード」で福島第一原子力発電所の事故後、周辺地域の生物にどのような影響が出ているか、という話が放送された。
ワシはちょうど出勤の時間だったので見られなかったため、カミさんに見てもらい、後で聞いたら、ヤマトシジミの奇形などの話だった。

琉球大学大瀧研究室「フクシマプロジェクト
http://w3.u-ryukyu.ac.jp/bcphunit/fukushimaproj.html

ヤマトシジミは平地で普通に見られる小さなチョウである。
シジミ汁にする貝のヤマトシジミではない。
ウチの庭にもいるから、写真を載せておこう。

P6182391s

ヤマトシジミの翅の裏には、はっきりとした斑紋がある。

Dsc_0258s

福島第一原子力発電所周辺では、斑紋の異常が生じるなど、放射線の影響が見られるという。
この研究については、ネット上では反論、というか批判も多く目にする。
例えば、ヤマトシジミは暖地のチョウなので、東北地方では以前からコールドショックによる斑紋の異常が報告されている、といったものだ。
それに対する回答も掲載されている。
http://w3.u-ryukyu.ac.jp/bcphunit/QandA.html

研究結果が発表され、それに対する反論が提示され、その反論を検証すべく研究する……というプロセスこそ、科学的だと言えるだろう。
反証可能であることが科学的であることの証明であるから、反論を許さないとか封殺するとかいったことがあってはならない。
「放射線によって生態系に大きな影響があったに決まっている」と言って譲らないのも、「この程度の放射線量で生物に影響が出るわけがない」と決め付けるのも、非科学的である。
「影響がないことをご理解いただきたい」なんてのは言語道断だ。

どのような影響があるのか/ないのか、調査し、実験して検証すれば良いだけだ。
少しずつでも、研究結果が蓄積されていくことを望む。

(参考)こんな記事もあった。

東洋経済オンライン「福島原発周辺で「動植物異常」相次ぐ チョウやニホンザルなどに異常、研究者が被曝影響と指摘

|

« フクロウ? | トップページ | 仕事中に閃輝暗点 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 福島第一原子力発電所事故の生態系への影響:

« フクロウ? | トップページ | 仕事中に閃輝暗点 »