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2013/04/11

核の現地調達?

北朝鮮が長距離ミサイルを発射するのではないか、と日米韓が警戒を続けている。

Life goes on.
それでも生活は続く。

今日は野暮用のため会社を休んだ。
明日会社へ行ってメールボックスを開けるのが怖い。
いったい未読が何件たまっているだろうか。

それはさておき、今日休んだので、朝のニュースワイドショーを見ていたら、長距離ミサイル防衛に関して、森本元防衛大臣がアナウンサーやコメンテーターの質問に答えていた。
ワシが抱いていた疑問と同じことが質問項目に挙がっていた。

Q1.攻撃対象として大都市や米軍基地が名指しされているが、原子力発電所が狙われた場合、大丈夫なのだろうか?

森本元大臣は問題ないと認識している、と答えていたが、どうなのだろう?
少なくとも、使用済み燃料プールむき出しの福島第一原子力発電所4号機は、空からの攻撃には無防備だよね。
他の原発も、本当に航空機の墜落などに耐えられるのだろうか?

仮に原子炉建屋が「乗っ取られた航空機の衝突」に耐えられる程度の強度であったとしよう(欧米はそういう基準らしい)。
それでも、バンカーバスター(地中貫通爆弾)には耐えられるのだろうか?

北朝鮮としては、長距離ミサイルに積み込む核爆弾を開発することができなくても、弾頭をバンカーバスターにしておけば、核の現地調達が可能となるわけだ。
日本は、各地に「核兵器の元」を地上配備しているのである。

だから「自衛のため」にも、これ以上原発を稼働させるなんてこと、やめようよ。

Q2.北朝鮮が発射するミサイルが10発とか100発とか多数で、しかもそれぞれが別々の目標に向かっても、すべて迎撃できるのか?

10発程度なら、日米韓が協力してそれぞれの標的(ミサイル)を破壊すれば、問題ない。
だが、100発となると、対応しきれるかどうかわからない……という答えだった。

やっぱりなぁ。
国民の生活を犠牲にして兵器開発や軍備拡張に専念できる狂信的な国家が相手の場合、それに対抗するのは厄介だよなぁ。

かといって、むきになって対向して、軍事国家化することは、国民に負担を強いることだ。
いったい歴史上、国民を幸せにした軍事国家があっただろうか?
だいたいにおいて、好戦的な政治家と言うヤツは極端な歴史音痴であるような気がする。
自分に都合の良い史実だけを覚えているなど、非科学的な頭の持ち主だしね。
「妄想老人」ってのは言い得て妙だなぁ。
別の言い方をすると、「耄碌爺」だよね。

軍事国家ばかりになったら皆が不幸になるから、平和的外交、対話による解決が重要であると、世界の多くの国(国民と指導者)が考えているのに、一部、それが理解できない輩がいるから厄介だよなぁ。

さて、北朝鮮のような「かまってちゃん国家」には(平和的外交以外に)どう対処すれば良いのだろう?

最近読んだクラーク&ポールの『最終定理』では、国連が「サイレント・サンダー」という核兵器の一種を使って北朝鮮を大人しくさせていた。

「兵器発射」彼が爆撃手に命令を下すと、世界史上初めて、ひとつの国家がだれひとり傷つくことなく敗戦を迎え、完全に再起不能となったのだ。

 じつをいうと、それは正確とはいえない。
 崇敬すべき指導者さまの領土内では心臓病患者が数人、命を落とした。一条の稲妻よりも強力な電磁波爆発に襲われたときに、不運にもペースメーカーをつけていた人たちだ(しかし、その手の高価な――つまり西側の――医療技術の恩恵をこうむっていた北朝鮮人といったら、高級官僚にかぎられる。彼らの死を悼む者はいない)。ああ、それから、少数だが、軽飛行機が墜落して命を落とした不運な人たちもいた(こちらもまた高級官僚組で、その死を惜しむものはいない)。けっきょくのところ、北朝鮮の政権交代実現にともなう犠牲者数は、西側世界の週末の高速道路での死者数よりもずっと少なくてすんだのである。
(アーサー・C・クラーク&フレデリック・ポール著、小野田和子訳『最終定理』p.307-p.308、ハヤカワ文庫)

サイレント・サンダーの実態は、EMP兵器を搭載した無人航空機である。
そんなもの1発で北朝鮮を大人しくさせられるものかなぁ。
ましてや、このSFのなかでは、サイレント・サンダーを開発したことによって人類が戦争を放棄し、銀河文明に受け入れられることになるのだが、まぁ、現実的には、そう都合よく物事が運んでくれることはありそうもない。

せめて、原発がバンカーバスターで破壊されるという、現実味のある出来事が起こらないように望む。

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