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2013/04/06

「だろう運転」はやめよう

5日に福島第一原発3号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止した件、原因は工事のミスだそうだ。

配電盤にネズミなどが入り込まないようにするための金網設置工事中、針金が接触したとのこと。

大山鳴動ネズミ一匹ならぬ、ネズミ一匹全国震撼の事態をもたらした、3月18日のトラブルへの対策工事が、また冷却装置を停止させちゃったのである。

通電したまま工事しても大丈夫だろう、と判断したのが誰(またはどの組織)なのかはわからないが、もちろん、この判断が間違っていたのだ。

ワシも通電したまま「大丈夫だろう」とサーバの電源装置をいじくって、ディスクをクラッシュさせたことがある。
幸い、RAID(多重バックアップの一種)を組んであったので、サーバ内のデータは消失せずに済んだ。

しかしまぁ、東電はいまだにバックアップなしで冷却装置を動かしているのだろうか。

それにしても、「だろう運転」は駄目だって、自動車教習所で習わなかったのかねぇ。
運転するときには、マズイことが起こる「かもしれない」と予測して運転しないと。

もちろん、自動車の運転と原発の稼働を一緒くたに扱って良いのか?と考える人もいるだろう。
もちろん、良いに決まっている。

「だろう運転」が見込みの甘い人間の行為をいさめる標語であり、事故を生む原因は常に人間の心理にあるのだから。

そもそも、原子力発電そのものが「だろう運転」だからなぁ。

地震や津波などの災害があっても、五重の壁があるから重大事故にはならない「だろう」。

核廃棄物がたまるころには、核燃料リサイクルや地層処分が実現している「だろう」。

全部裏目に出ているのだから、もうやめようよ、原子力発電所の「だろう運転」は。

事故後の、収束への道のりは遠い。
防水シートを敷いておけば汚染水は漏れない「だろう」……と思っていたら、120t、7100億ベクレル(数字が大き過ぎてよくわからない)もの汚染水が漏れちゃった……。
「海への流出の可能性はない(福島第一原子力発電所地下貯水槽No.2からの水漏れについて【報道関係各位一斉メール】)」というが、それも、海へは流出していない「だろう」ではあるまいね。

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