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2013/04/30

緑のカーテン2013

昨年の「緑のカーテン2012」が割とうまくできたので、今年も試すことにした。

ところが、昨年よく茂った「青いスイートピー」が園芸店の店頭になかったので、代わりにクレマチスとセイヨウアサガオを買った。
27日に植え、28日にはこんな具合。

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もちろん、ヒルザキツキミソウは緑のカーテンの構成員ではない。
9年前に庭の東側に種子を播いたら、勝手にアチコチ移動して、いまは庭の西側に群れているのだ。

クレマチスは花の観賞目的で栽培されることが多いようだが、要するにキンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)のつる草だから、高さ3メートルくらいまで伸びてくれれば、緑のカーテンになるはずだ。

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クレマチスが高く伸びなかった場合の対策として、セイヨウアサガオの苗も植えた。
ついでに、どこかでもらったゴーヤの種子があったので、クレマチスの背後のプランターに播いておいた。
このプランターには昨年フウセンカズラが茂ったので、種子が埋まっているかもしれない。

まぁともかく、いろいろな植物が生えてくれたほうが、不足を補ったり虫害対策になったりするはずだ。
環境の変化に強い「組織」を作るためには、多様性が必要なのだ。

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2013/04/28

休日はアホなことを考えてみる


大学を出てから、子供が中学生になるまで、毎年この季節には八ヶ岳方面へ出掛けていた。
子供が中学生になると、休日を部活に費やすようになるため、家族で出掛けることがなくなったのだ。

この時期の八ヶ岳山麓では、ヒメギフチョウを見ることができる。

八ヶ岳山麓のサクラが咲くころ、雑木林にカタクリが咲き、ヒメギフチョウが舞う。

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……なんてことを思い出していて、ふと、八ヶ岳が単独峰だったらどれくらいの高さだったのか、と考えてみた。

……ということで、富士山に張り飛ばされる前の八ヶ岳の本来の高さはどれくらいか、と考えた結果がコレだ!


八ヶ岳は、いくつもの火山が連なった山塊である。
だが、もともとは単独峰だったのに、富士山に張り飛ばされて山頂が分かれてしまったという神話がある。

ここでは、まったくの架空の話として、八ヶ岳が富士山より高い単独峰だった場合、どのくらいの高さだったのかを考えてみる。

無理矢理な仮定

まず、八ヶ岳と富士山の山頂に渡せるような長大な竹筒という発想がそもそも神話(つまりファンタジー)である。

だがまぁ、八ヶ岳の現在の最高峰赤岳と富士山頂の間、74kmの長さで、まったくしならない竹があったとしよう。
竹自体の重さでしならないだけでなく、数百トンもの水(もう一桁上かな?)を入れてもしならない、超絶的な竹であって、常にレーザービームのように真っ直ぐであるとする。

いや、レーザービームよりも凄い。
レーザービームは大気の濃淡により曲がってしまうからである。

それはさておき、もしも八ヶ岳と富士山の高さが多少違っていたとしても、竹筒の中央から流した水は、容易に一方の端から流れ出ることはない。

なぜなら、74kmもの距離があると、地表の曲率が影響してくるのだ。
地球の中心からの距離が、竹筒の両端よりも竹筒の中央のほうが近いことになる。
すると、水は竹筒の中央にたまることになるのだ。

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もちろん、竹筒がいっぱいになるまで水を加えれば、いずれはどちらかの端から流れ出るだろう。

しかし、ここでは水がたまることなく、一方に流れていくような状況を考えたい。

富士山から八ヶ岳を見上げる状況とは?

水がたまることなく一方に流れて行く、ということは、富士山から見て八ヶ岳を「見上げる」状態になることである。

以前、地表の曲率を考慮して、地平線までの距離を簡単に求める方法を考えた(元祖科学的逍遙「遥かなる地平線?」)。

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x を山頂間の距離、r を地球の半径+富士山の高さ、h を富士山と(張り飛ばされる前の)八ヶ岳の高さの差とする。

x を 74km、r を 6400km とすると、h は 428m となる。

富士山(3,776m)に張り飛ばされる前の八ヶ岳の高さは、次のように求められる。

3776+428=4204

なんと、4,204m だったことになる!

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日本をアノ連中から取り戻したいなぁ

まずは「肛門戦記」の続きから(「肛門戦記ふたたび」参照)。

昨日(27日土曜日)、肛門腺の腫れも収まり、なめようとしなくなったので、こんのエリザベスカラーを外した。
すると、頭を掻いたり、狭いところにもぐったりが自由にできるのが嬉しいらしく、こんは落ち着きを取り戻した。
エリザベスカラーをしていると、歩くたびにアチコチに引っかかるので、どうにも落ち着かない様子でウロウロしていたのだ。
不安でもあったのだろうが、家族のいる居間にいる時間が多く、座卓の下にもぐろうとしてはカラーが引っかかり、人の後ろを通り抜けようとしてはバランスボールに引っかかって跳ね戻され、その度に困ったような、ムッとしたような顔をしていた。
夜中に無理矢理ワシの布団に入ってこようとして、顔や腕にカラーの縁をゴリゴリと押し付けられるのは大変迷惑だった。

迷惑と言えば、閣僚や国会議員の安国人者参拝、おっと誤変換、靖国神社参拝で、中韓との仲が悪くなるのは大変迷惑である。
憲法違反の選挙制度で国会議員になった連中に、国民に都合の悪い改憲なんてやられるのは、もっと迷惑である。
あーあ、アノ連中から日本を取り戻したいなぁ。

靖国神社も、こんなふうに何かあるたびに、世界中から悪者のように思われては迷惑だろうに。
戦争の道具として使われてしまった歴史は変えようがないが、神道は本来、国家権力ではなく民衆を守るためのものではなかったのか。
いっそ、次のような平和宣言をしてはどうだろうか。

「英霊の皆様、安らかにお眠りください。あなたの子供たちを戦場に送り出すような過ちは、あなたの故郷を戦火にさらすような過ちは、決して繰り返さないよう、参拝者の魂を浄化します」

「いまだ悔い改めていないA級戦犯の霊については、決して悪さができないよう、結界に封じ込めています」

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2013/04/25

肛門戦記ふたたび

肛門戦記ふたたび
一昨日くらいから、また、こんが肛門を床などにこすりつけるので、また来たなと思ったら、案の定。

昨晩、肛門腺が腫れ、ついに出血。
舐め破ったのか、咬み破ったのか定かではないが、肛門腺の上の皮膚が破れ、血膿が出た。

タイミングが悪いことに、動物病院の診察時間が終わった後なので、電話したら留守電だった。

ただ、こんは膿が出たらスッキリしたらしく、普通に散歩に行った。
散歩中に病院から電話があり、木曜は休日だけど開けてくれるという。
ありがたいことである。

今日(木曜)はワシは仕事があって休めないため、たまたま仕事のないカミさんと、休日の上のムスメと、こんちゃんのー大事だから大学休んじゃおうかという下のムスメの3人かがりで病院へ。
ありがたいことである。

肛門腺をしぼって抗生剤を注射し、舐めないようにエリザベスカラーをつけて帰宅した・・・というメールが下のムスメから来た。

避妊手術したときにはつけなかったエリザベスカラー・・・散歩はどうする?

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2013/04/23

寒い!

先週金曜日、会社からの帰りにえらく寒いなぁと思った。
その夜、散歩に出るとき、うっかり綿の長袖シャツに綿のスウェットパーカ、トレパンという格好で歩き出して後悔した。
風がないから平気だろうと思っていたのに、公園の池を渡る風、北の山のほうから吹き降ろしてくる風の冷たいこと。

あまりに寒くて生命の危険を感じたので、体温を下げないように、こんを追い立てて小走りで「散歩」した。

土日は寒い上に雨降りだったので、家にこもって裁断した文庫本のスキャン。

やってもやっても終わらない。
80年代の文庫本は、古くてカビているせいか、それとも紙質がバブルなのか、ドキュメントスキャナによく詰まる。

スキャナにかがみこんだ無理な姿勢で1枚ずつフィーダーに手差ししたので、腰は痛くなるし気分は腐るしで、大いに疲れた。

自炊も楽ではないのだ。

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2013/04/21

エクスマキナ

映画『エクスマキナ―APPLESEED SAGA―』をDVDで見た感想……。


3DCGの人物を2Dアニメっぽく表示するトゥーンシェーダーの精度は全作『アップルシード』から格段に向上していた。


都市やランドメイト(乗用マスタースレイブ型パワーアシストスーツ)などのガジェットのデザインも洗練されていたが、物語はちょっと残念だった。


どのあたりが残念だったかというと……。




残念な物語


最初から悪役がものすごくわかりやすかったこととか。


原作では町の整備工だったヨシツネくんは映画ではESWATの専属メカニックだが、タイミング良く姿を現しすぎなこととか。
ん? ひょっとして、ヨシツネくんがデウス・エクス・マキナ(都合よく現れる機械仕掛けの神)なのかな?


いくらなんでも「出所不明なオープンソースハードウェア」はないだろ、とか。
それが物語の鍵となるウェアラブル端末だし。
それをヒトミからもらったデュナンは何で使ってないのとか、ヒトミは常用してないのとか。
まぁ、主人公たちが真っ先に人格を乗っ取られちゃったら、物語にならないのはわかるけど、回避できた理由が欲しいかなぁ。


しかし一番残念なのは、クライマックスで「どこかで見たような風景」がいっぱいあったこと。


『アイ,ロボット』


単なる機能設定変更なのかウイルスを仕込まれたのかよくわからなかったが、ブリアレオスが「治療」によって興奮すると暴走するようになってしまった。


その暴走を止めるために用意された鎮静剤だかナノマシンだか、とにかくその「液体」を注入するために、神経にシリンダー(注射器)を突き立てる。


なんだかどこかで見たようだなぁと思ったら、映画『アイ,ロボット』に、陽電子頭脳を破壊するために使うナノロボットを注入するシリンダーが出てきた。


『ザ・ロック』でVXガスにさらされたニコラス・ケイジがアトロピンを心臓に直接投与する際にも、同様のシリンダーを使っている。


……というか、人間(もしくはアンドロイド)が握りやすいサイズで、ガス圧によって液体を注入するような機構だと、同じような外見になっちゃうよね。


まぁ、生物学で言う平行進化(収斂進化)みたいなもので、同じ機能を果たす「道具」は似たような形態になってしまうものだから、仕方ないか。


以下、パクったとかパクらないとかの話ではなく、上記と同様に、同じような効果を得ようとすると似通ってしまう例とも言えるかもね。


『マトリックス・レボリューションズ』


「敵の秘密基地」に侵入すると、無数のロボット(ドロイド)が魚か鳥の群れのように、渦を巻いて、デュナンやブリアレオスのランドメイトに襲いかかる。


『マトリックス・レボリューションズ』で人類の避難所「ザイオン」に侵入してきたセンチネル(偵察・攻撃用のマシン)の群れが、守備隊のAPU(Armored Personnel Unit)に襲いかかる様子を思い出した。


何しろ多勢に無勢な感じの中、必死に弾幕を張って打ち落とすしかない。
『マトリックス・レボリューションズ』では、APUの弾丸が尽きると、人が弾薬箱を運んで行くという、とってもアナログな対応をしていた。
『エクスマキナ』のランドメイトは、余程多量の弾丸を抱えていたのだろうね(それでも弾丸を使い尽くして、ブリアレオスは大太刀を振るってたね……)。


そういえば、APUはランドメイドと同様のマスタースレイブ機構だなぁ。


『銀河鉄道999』


「女王」を倒したら「都市」が崩壊することとか。


バックアップシステムはなかったのかな? メインシステムが壊れたら連鎖的に崩壊するなんて、危なくて運用できないよね。3.11の教訓が生きてないシステムだなぁ。


『天空の城 ラピュタ』


構造物のつなぎ目がほぐれて崩壊し、「海」へとばらばらと落ちる壁やら床やらを縫って飛行するところとか。


『エイリアン2』


崩壊寸前のプラットフォームで、もはやこれまでかと諦めかけた主人公たち。


そのとき、プラットフォームの下から、さっさと逃げたと思われた味方が操縦するVTOL機(垂直離着陸機)が現れる。


……という具合で、ほかの映画で見たようなシーンがいっぱい出てくるところがとっても残念だった。


せっかく、すごい技術を使っているのだから、見たことのない光景が見たかった。

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2013/04/15

18年後の余震?

13日未明の淡路島の地震、朝起きてニュースを見てびっくり……という状況も、18年前の1.17を思い起こさせる。

ただし、今回の地震は逆断層によるもので、阪神淡路大震災のときは横ずれ断層だったため、直接の関連はない……らしい。

らしい、と書いたのは、関連性ありとみる研究者もいるからだ。
断層や地震に関する研究は、まだまだ発展途上であり、研究者によって見解がばらつくのは仕方がない。

ただ、一致しているのは、今回の地震(マグニチュード6.3)程度の規模の地震を引き起こす活断層は把握しきれない、もっとたくさんあるだろう、ということである。

そしてまた、こうした活断層を生み出すのは大陸プレートにフィリピン海プレートが潜り込んでいるからであり、その潜り込みの現場……南海トラフを震源とする巨大地震が遠からず起こるだろう、ということである。
「遠からず」が200年先なのか、数年以内なのかは、また研究者で意見が割れるところらしい。

なんといっても、18年後に余震がくるといったタイムスケールなのである。

神戸の六甲山地は、逆断層によって大阪湾の堆積物が持ち上げられてできた山だそうだ(藤岡換太郎『山はどうしてできるのか』)。
海底から山頂まで、高度差1000メートルを上昇するのに要した時間は、50万年と推定されている。
平均すれば、1メートル上昇するのに500年を要することになるが、「平均」というものは、実在しない。

地震の際に地表に現れた断層を見ればわかるとおり、数分間で数メートル上昇(あるいは下降または横ずれ)するのだ。
このことから考えると、山というものは比較的短い時間でできるものかも知れない。

めりめりと土地がずれ、もりもりと山が盛り上がる。
そういう国土に住んでいるのだということを、私たちは忘れてはならない。

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2013/04/11

核の現地調達?

北朝鮮が長距離ミサイルを発射するのではないか、と日米韓が警戒を続けている。

Life goes on.
それでも生活は続く。

今日は野暮用のため会社を休んだ。
明日会社へ行ってメールボックスを開けるのが怖い。
いったい未読が何件たまっているだろうか。

それはさておき、今日休んだので、朝のニュースワイドショーを見ていたら、長距離ミサイル防衛に関して、森本元防衛大臣がアナウンサーやコメンテーターの質問に答えていた。
ワシが抱いていた疑問と同じことが質問項目に挙がっていた。

Q1.攻撃対象として大都市や米軍基地が名指しされているが、原子力発電所が狙われた場合、大丈夫なのだろうか?

森本元大臣は問題ないと認識している、と答えていたが、どうなのだろう?
少なくとも、使用済み燃料プールむき出しの福島第一原子力発電所4号機は、空からの攻撃には無防備だよね。
他の原発も、本当に航空機の墜落などに耐えられるのだろうか?

仮に原子炉建屋が「乗っ取られた航空機の衝突」に耐えられる程度の強度であったとしよう(欧米はそういう基準らしい)。
それでも、バンカーバスター(地中貫通爆弾)には耐えられるのだろうか?

北朝鮮としては、長距離ミサイルに積み込む核爆弾を開発することができなくても、弾頭をバンカーバスターにしておけば、核の現地調達が可能となるわけだ。
日本は、各地に「核兵器の元」を地上配備しているのである。

だから「自衛のため」にも、これ以上原発を稼働させるなんてこと、やめようよ。

Q2.北朝鮮が発射するミサイルが10発とか100発とか多数で、しかもそれぞれが別々の目標に向かっても、すべて迎撃できるのか?

10発程度なら、日米韓が協力してそれぞれの標的(ミサイル)を破壊すれば、問題ない。
だが、100発となると、対応しきれるかどうかわからない……という答えだった。

やっぱりなぁ。
国民の生活を犠牲にして兵器開発や軍備拡張に専念できる狂信的な国家が相手の場合、それに対抗するのは厄介だよなぁ。

かといって、むきになって対向して、軍事国家化することは、国民に負担を強いることだ。
いったい歴史上、国民を幸せにした軍事国家があっただろうか?
だいたいにおいて、好戦的な政治家と言うヤツは極端な歴史音痴であるような気がする。
自分に都合の良い史実だけを覚えているなど、非科学的な頭の持ち主だしね。
「妄想老人」ってのは言い得て妙だなぁ。
別の言い方をすると、「耄碌爺」だよね。

軍事国家ばかりになったら皆が不幸になるから、平和的外交、対話による解決が重要であると、世界の多くの国(国民と指導者)が考えているのに、一部、それが理解できない輩がいるから厄介だよなぁ。

さて、北朝鮮のような「かまってちゃん国家」には(平和的外交以外に)どう対処すれば良いのだろう?

最近読んだクラーク&ポールの『最終定理』では、国連が「サイレント・サンダー」という核兵器の一種を使って北朝鮮を大人しくさせていた。

「兵器発射」彼が爆撃手に命令を下すと、世界史上初めて、ひとつの国家がだれひとり傷つくことなく敗戦を迎え、完全に再起不能となったのだ。

 じつをいうと、それは正確とはいえない。
 崇敬すべき指導者さまの領土内では心臓病患者が数人、命を落とした。一条の稲妻よりも強力な電磁波爆発に襲われたときに、不運にもペースメーカーをつけていた人たちだ(しかし、その手の高価な――つまり西側の――医療技術の恩恵をこうむっていた北朝鮮人といったら、高級官僚にかぎられる。彼らの死を悼む者はいない)。ああ、それから、少数だが、軽飛行機が墜落して命を落とした不運な人たちもいた(こちらもまた高級官僚組で、その死を惜しむものはいない)。けっきょくのところ、北朝鮮の政権交代実現にともなう犠牲者数は、西側世界の週末の高速道路での死者数よりもずっと少なくてすんだのである。
(アーサー・C・クラーク&フレデリック・ポール著、小野田和子訳『最終定理』p.307-p.308、ハヤカワ文庫)

サイレント・サンダーの実態は、EMP兵器を搭載した無人航空機である。
そんなもの1発で北朝鮮を大人しくさせられるものかなぁ。
ましてや、このSFのなかでは、サイレント・サンダーを開発したことによって人類が戦争を放棄し、銀河文明に受け入れられることになるのだが、まぁ、現実的には、そう都合よく物事が運んでくれることはありそうもない。

せめて、原発がバンカーバスターで破壊されるという、現実味のある出来事が起こらないように望む。

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2013/04/08

夜空のコチラ側

昨日のこと。
発達した温帯低気圧に伴う大雨と大風が過ぎ、大気中の汚れがすべて洗い流され、吹き飛ばされたのだろう。
夜の散歩に出ると、いくつもの星が明るく輝いていた(図は Stella Theater Pro のスナップショットを加工したもの)。

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……と思ったのは西の空を見ていたときで、東の空はちょっと寂しい。
春は、星座が寂しい季節なのだ。
西の空を彩っているのは、冬の名残の星座である。

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だがもっと寂しいのは南の空だ。

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春は1等星が少なく夜空は寂しいが、昨晩のように晴れ渡ることは少ない。
だから寂しさを味わう夜は少ない。
それに、いずれ梅雨に入って星空どころではなくなる。
梅雨が明ける頃には、夏の星座が夜空を彩るようになるだろう。

今は夜空のムコウ側にある星ぼしが、コチラ側にやってくるわけだ。

願わくは、夏まで文明が存続していて、夜空を楽しむ余裕がありますように。

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2013/04/06

「だろう運転」はやめよう

5日に福島第一原発3号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止した件、原因は工事のミスだそうだ。

配電盤にネズミなどが入り込まないようにするための金網設置工事中、針金が接触したとのこと。

大山鳴動ネズミ一匹ならぬ、ネズミ一匹全国震撼の事態をもたらした、3月18日のトラブルへの対策工事が、また冷却装置を停止させちゃったのである。

通電したまま工事しても大丈夫だろう、と判断したのが誰(またはどの組織)なのかはわからないが、もちろん、この判断が間違っていたのだ。

ワシも通電したまま「大丈夫だろう」とサーバの電源装置をいじくって、ディスクをクラッシュさせたことがある。
幸い、RAID(多重バックアップの一種)を組んであったので、サーバ内のデータは消失せずに済んだ。

しかしまぁ、東電はいまだにバックアップなしで冷却装置を動かしているのだろうか。

それにしても、「だろう運転」は駄目だって、自動車教習所で習わなかったのかねぇ。
運転するときには、マズイことが起こる「かもしれない」と予測して運転しないと。

もちろん、自動車の運転と原発の稼働を一緒くたに扱って良いのか?と考える人もいるだろう。
もちろん、良いに決まっている。

「だろう運転」が見込みの甘い人間の行為をいさめる標語であり、事故を生む原因は常に人間の心理にあるのだから。

そもそも、原子力発電そのものが「だろう運転」だからなぁ。

地震や津波などの災害があっても、五重の壁があるから重大事故にはならない「だろう」。

核廃棄物がたまるころには、核燃料リサイクルや地層処分が実現している「だろう」。

全部裏目に出ているのだから、もうやめようよ、原子力発電所の「だろう運転」は。

事故後の、収束への道のりは遠い。
防水シートを敷いておけば汚染水は漏れない「だろう」……と思っていたら、120t、7100億ベクレル(数字が大き過ぎてよくわからない)もの汚染水が漏れちゃった……。
「海への流出の可能性はない(福島第一原子力発電所地下貯水槽No.2からの水漏れについて【報道関係各位一斉メール】)」というが、それも、海へは流出していない「だろう」ではあるまいね。

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2013/04/04

地層処分に関するちょっとした疑問

オンカロみたいなところに核廃棄物を保管したとする。
このとき、放射能が充分に弱くなるまで、生態系と接触しないように隔絶する必要がある。
10万年くらい漏れないように厳重に閉じ込めるわけだ。

たが、運用開始後100年くらいたって、放射能を無力化する方法が見つかったとしたら……。
堀り出すことはできるのだろうか?

放射能を無効化するなんて、もちろん、現在の科学では夢のような、SF的な話である。

だが、文明の存続期間より長い期間を地下で保管しようだなんてこと自体、何度考えてもSFだよなあ。

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2013/04/03

安定した地層って何のこと?

日経サイエンス2013年4月号の特集が「首都直下地震」だった。
大正関東大震災や安政江戸地震のような、首都直下で発生し大きな被害をもたらす地震が、いつ・どのように起こるかという話。
……結論は、近いうちかもしれない・起こるしくみがわかってきた、という具合。

首都直下地震の周期が、100年なのか200年なのか400年なのか、史料と地層を比較しても、まだ確実なことは言えないようだ。
だいたい、周期といったってカオスだから、周期性があることは確かなようだが、次がいつかは断定できなくてアタリマエだ。
サクラの開花には周期性があり、春になれば咲くことはわかっている。
だが、「いつ満開になるか」を予測することは難しい。

複合的な要因がからむ自然界は、実験室とは違うのだ。

さて、今回の特集を読んでいて、日頃から疑問だったことがいくつかスッキリした。

伊豆半島がフィリピン海プレートに乗っていて、本州に衝突し、今も押し続けていることは、よく知られている。
では、そのフィリピン海プレートの端は、どのように沈み込んでいるのか?

理科の教科書などで日本付近のプレートの断面図を見ると、大陸側のプレートの下に、海洋プレートが沈み込んでいく様子が描かれている。
大陸プレートは花崗岩質、海洋プレートは玄武岩質なので、より重い海洋プレートのほうが沈んでいくのだ。
関東地方にあてはめると、陸側のプレートは北アメリカプレート、海洋プレートは太平洋プレートである。

ちょっと待て。
伊豆半島の東側、相模湾の海底では、太平洋プレートとフィリピン海プレートが接しているはずだ。
海洋プレート同士の場合、どちらが沈み込むのだろう?

答えは、太平洋の底を長く旅してきて冷えきった太平洋プレートが、まだ火山を生むほどホットなフィリピン海プレートの下に沈み込む、というものだ。

そしてさらに、二つの海洋プレートは、大陸プレートの下に沈み込む。
……したがって、関東地方の地下では、大陸プレートと太平洋プレートの間に、フィリピン海プレートが潜り込む形になっている。

大地震は、プレート境界にたまった歪みが解放されるときに起こる。
海洋プレートが沈み込んでいくとき、摩擦によって大陸プレートも引きずられるが、これが反発して動くとき、地震となるのだ。

関東地方の地下にはプレート境界が二つあり、フィリピン海プレートと大陸プレートの境界は浅い。
そこで、太平洋プレートと大陸プレートの境界で発生するM7クラスの地震よりも、フィリピン海プレートと大陸プレートの境界で発生するM7クラスの地震のほうが、地上の震度は大きくなる。

関東地方の直下型地震の被害想定が見直されたのは、この知見によるものだったのだ。
なるほど。

日頃の疑問のもう一つは、プレート境界と活断層がどのように関連しているのか、ということだ。

プレート境界で大陸プレートが反発せず、プレートにひびが入ることがある。
そのひびが、プレートの上の地層にも現れることがある。
例として挙げられていた神縄・国府津−松田断層帯が、相模トラフから延びる大断層の、「地上に現れた部分」に過ぎないことを示す図は衝撃的である。

地下の巨大な構造の、ほんの一部の小さな動きを見て、「ここは安全」「ここは危険」なんていう区分に意味があるのだろうか、と考えてしまった。

プレート境界に盛り上がり、海の上にちょこっと顔を出した海底堆積物+火山列にすぎない日本列島に住む以上、およそ「安全」と平和ボケしていられる場所などないのだなぁ、と思った。

自家製の防災マニュアルを作っておくかなぁ。

【追記】
2013年4月3日に「不動の大地って何のこと」というタイトルで公開したが、4月6日に「安定した地層って何のこと」に変更した。
「安定した地層」に放射性廃棄物を埋設処分する、なんていうファンタジーにひっかけたのだ。
1950年代の地質学では「安定した地層」という幻想も抱けたかも知れないが、1970年代のプレートテクトニクス、1990年代のプルームテクトニクス以後、「安定した地層」なんてものは存在しないと考えられている。

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