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2013/01/10

腹の立つ理由の一つは自分の不甲斐なさだ

昨日「ブルーシート」の話を書いた。
このところ毎日、新聞記事で読むのは手抜き除染の話だ。

2002年に東北をキャンプして回った。
福島ではあいにくの悪天で、山や川で遊ぶことはできなかった。
その山や川も、放射性物質で汚染されてしまった。

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福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性物質について考えるとき、なぜこんなに腹が立つのだろうと考えた。

もちろん、以前から疑義を唱えていたとおり、ひとたび事故が起これば取り返しがつかないことが証明されてしまったことが第一である。

第二は、まだまだ終息はもちろん収束もしていないのに、「津波さえ防げば大丈夫」的な安全神話が復活しそうな風潮があることだ。
1号機から3号機まで、今も冷却を続けなければふたたび臨界を起こしかねない状態にあり、冷却に使った汚染水はたまり続けて捨て場所もない。
4号機の使用済み燃料プールはそのままだと再び大きな地震があれば水が抜けるおそれがあり、使用済み燃料棒を抜く方法を検討中だという。
抜いた燃料棒はどこに保管するのか?……等々、ぜんぜん収束していない。

第三は、手抜き除染の報道に接しても何もできないことだ。
道のない、足場の悪い山の斜面を歩くのは慣れているから、山の除染を手伝うボランティアができないだろうかと考えていた。
もちろん、ボランティアはゼネコンの下請けと違うから、手抜き除染なんてことはないだろう。

だが恐らく、山へ入りまわりの木々すべて、林床の落ち葉すべてから放射性物質を取り除くなんてことができるのか、と無力感にとらわれるだろうなぁ。
でも、その無力感と闘わなければ、この国の山河を、海を守ることはできない。

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もう一昨年になってしまったが、2011年11月に足尾の名もない山頂からあたりを眺めたときに感じた無力感を思い出す(「環境を蝕むもの」参照)。

そして、昨年は体調を崩して足尾にも行けず仕舞い。
体のあちこちが痺れ、痛み、お尻も不自由だ。

もはや山で作業することなどできないのではないか。
そんな自分の不甲斐なさもあり、役に立たない自分に腹を立てているのだ。

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