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2013/01/09

ブルー・ブルーシート

昨年末のこと。
カミさんの叔母が義父母宅を訪れていたとき、近所の学校の校庭にブルーシートで覆われたところがあるのを見てドキっとしたという話を聞いた。

「まさか静岡の、こんなところまで」と思ったのだそうだ。

叔母は福島市に住んでいる。
叔母の家のあたりでは、住宅の庭や空き地など、あちこちにブルーシートに覆われた塊があるのだそうだ。

除染作業によって集められた汚染土や植栽である。
各戸で保管することが求められているので、それこそ、あちこちにあるのだ。

そこで、遠く離れた静岡まで来て、ブルーシートを目にして「まさか、ここまで放射性物質が飛散してきたのか」と思ってしまったのだ。
その校庭のブルーシートは、工事機材か何かを覆っていたものであったようだが。

福島第一原子力発電所の事故から、あと2ヶ月で2年経つ。

もう2年と思うか、まだ2年と思うか。
被災地では、復興という言葉は虚しく響いているのか。

……であるにもかかわらず、TVなどでもう過去のことであるかのような言動を見るとウンザリする。

まさか、大地震はしばらく来ない、などと思っていないだろうね?
むしろ歴史的には、大地震は連鎖したり、大噴火を誘発したりする可能性が高いのに?

津波さえ防げれば、福島第一原子力発電所のような事故は起きないと、本当に思っているのか?
最初の地震で、すでに原子炉が損傷していた疑いがある。
……だが、それを確認できるまで、ワシは生きていないかも知れない。
メルトダウンした原子炉の中に、人が調査に入れるようになるまで何十年かかるのだろう?

昨年3月に「腹が立って、タイトルが思いつかないや」に書いたが、4号機の使用済み燃料プールの水がなくならなかったのは幸運な「偶然」であった。
たくさんの人々を不幸な状況に陥れた事故に幸運という言葉を用いるのは不適切かも知れないが、その幸運がなければ、首都圏はノーマンズ・ランドになっていたということを忘れてしまったように見える人を見ると、ガッカリする。
「次」の地震でも、同じ偶然が助けてくれるとは、ワシにはとうてい思えないのだが。

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