実験結果が出たら、次の実験の準備にかかろう
カール・セーガンは「民主主義と科学は相性が良い」と言った。
どちらも実験と検証によって、より良い方向に向かえるからだ。
では、この国の民主主義は科学的なのだろうか?
国民の半数しか投票せず、その四分の一しか支持していない政党の議員が、議会の過半数を占めるって、変だろう。
国民の総意の八分の一の意見が、国の意志となってしまうのだ。
自分の周囲を見ても、軍備強化や核武装、原発再稼働に賛成、なんて人は全然見あたらないのだが……。
実験をやって変な結果が出てきたら、方法を変えて試してみるべきだ。
まず、小選挙区比例代表並立制を何とかしよう。
だって、ワシの三倍の価値を持つ「一票」を持つ人がいるんだよ?
それに、寄せ集め政党ばかりでは、選ぶほうも困っちゃうではないか。
今回の実験結果は破棄しちゃったほうが良いような気がするが、とりあえず悪い運用にならないうちに次の実験にとりかかったほうが良いだろう。
……というように、主権者の一人は考えるのである。
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