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2012/07/02

どきどき再起動

しばらく止めていたシステムを再起動するとき、多少なりともドキドキする。

再起動の準備はすべて時間までに完了するか、チェックリストは準備したけどそもそもチェックリストにモレはないか、起動ボタンを押した瞬間にイヤな音やニオイがしたりしないか……。

モニタに表示される起動シーケンスを目で追い、コマンドを飛ばして反応を見る。
数時間慣らし運転をして、安定稼動を確認した後も、ちゃんと以前と同じように動いてくれるのか、毎朝チェックしたりする。

……なんてことを、何度か経験した。
もちろん、原子炉ではなくて、Web サーバだけどね。

ワシは専門職(スペシャリスト)ではなく総合職(ゼネラリスト)なので、資格も肩書きもなかったが、いちおう担当者だったので半分エンジニアのようなものである。

……である、じゃなくて、であった、と言うべきか。

現在は半分 DTP スペシャリストみたいなもんで(常に半分だね。資格ないし)、やっぱりコンピュータに苦しめられている。
ここ数週間、普段使わない Macintosh で仕事しているので、ストレスがたまる。
フォント管理や USB の電圧や GUI の扱いが Windows と違うのである。

今日は8時間ほど連続で、InDesign ドキュメントのパッケージと PDF/X-1a 出力を 200ファイルくらいやった。
パッケージというのは、文書内に使われている図版のリンクファイルやフォントを同一フォルダにまとめる作業である。
まとめる前に、図版ファイルの破損やフォントの異常をチェックする。
そのチェック作業を「プリフライト」という。
プリフライトとは、旅客機の機長が管制塔と交信しながら行なう「飛行前点検」のことだ。

まぁ、原発のストレステストのようなものだ。
実際に動かすのではないからね(ちなみに、サーバのストレステストは実際に稼動させながら尋常ではないアクセスを行なったりする過酷なものだ。準備するのも解析するのも疲れる)。

ところが、プリフライトでは何の異常もないのに、印刷用のデータ(PDF/X-1a)を出力しようとすると、グラフィックファイルが破損しているという警告が出た。
ストレステストでは問題なくても、実際に稼働したら不具合続出、みたいなもんか。

よくよく調べてみると、文書中の図版に使われているフォントが悪さをしているようだ。

……ということで、プリフライトもあてにならないなぁ、なんで印刷用データを作成する段階でこんな作業を、とボヤキながら修正した。

そんな異常も3件目になって、ハタと思い当たることがあった。
こんな異常が発生することそのものが変だ、ということに。

プリフライトを通ったということは、データとして異常がないということである。
にもかかわらず、データ変換しようとすると、異常があると見なされる。

ひょっとすると、データ変換に失敗しているのではないか?

Windows に比べればメモリリークしにくいとは言え、Macintosh も Intel ベースのコンピュータである。
長時間稼動しっぱなしだから、メモリの内容に異常が生じたに違いない。
フォントがらみのエラーはメモリの異常によることが多いのだ。

……ということで、再起動。
メモリの内容をクリアして、フォントのデータを読み込み直させる。

バックアップとして置いてあった修正前のファイルを引っ張り出して、印刷用データを出力すると……異常なし。
異常の原因を調べたり、修正したりした1時間弱はまったく無駄な時間だった。

やはり購入して 7年目を迎えるコンピュータは、あれこれ不安材料を抱える。
電源を入れるときにも再起動するときにも、もし、ここで起動しなかったらどうしよう、と考える。
だから、バックアップを二重にとっておいたりする。

古くなったシステムを再起動するのはドキドキものだが、40年を過ぎた原子炉を再起動(再稼働)するときのドキドキはいかほどのものであろうか。
もちろん、日本の国土にバックアップはないことは、皆さん承知しているよね?

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